NHKのクローズアップ現代で報じられたことが発端で、「褒める」をこれで11回書かせていただいた。
何故、今褒めるが話題になるのだろう。いろいろなことが重なっていることは確かだと思う。
企業等で、何故「褒める」が話題を集めているのか。企業研修の中心はは昔のように単なる知識を与えるものから、欧米が先鞭をつけた心理学的に参加者の態度や意識を変容するものに変わってきているのだろう。その一つの表れと言えるかもしれない。
私も、企業にいるときは、ありがたいことに、本当に沢山の研修を受ける機会に恵まれた。今でも感謝している。ただ、よく考えると、態度変容を狙う研修の多くは、現代の心理学の一部をいろいろ形を変えて見せていただいたように思えてならない。「生き甲斐の心理学」を10年学んでの実感である。
「褒める」も、エンカウンターの智恵(「生き甲斐の心理学」の第7章)を意識して書かせていただいた。ほぼ項目だけはカバーしたが、最後の項目の「役割遂行」が残っている。今日はここを中心にしたい。
組織でも、家庭でも、趣味の集まりでも、人と関係あるところ、自ずと自分の役割がある。この役割を淡々と遂行するのが、結局重要なのだ。父として、夫として、弟子として、理事として、講師として・・・ぶれないで、その役割を誠実に行える人は、こころもとても健康な人なのだろう。
私も、ぶれていた時は数限りなくあり、自戒を込めて役割遂行の何たるかを再考した。今年の目標の一つ(新年の目標では少し遅くなってしまったが)にしたい。日々の活動の良きチェックポイントだと思う。
さて、「ほめる」ことも、きっと私たち人間の基本的な役割なのだろう。幼い赤ちゃんでも、にこっと笑ってくれる。
(感謝の領域<褒める>21/60)
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