イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

小さなチャレンジ

2006-03-09 | 2006年度(1/13まで)
 毎週水曜日の朝は、一人で駅前の喫茶店Dでコーヒーを飲む。水とSサイズのコーヒー(アメリカンであったり、ブレンドであったり)一杯がいつものお気に入りであるが、先日はカフェラテのMサイズを熟慮した末チャレンジしてみた。
 いつもは、あわただしく自分で水を一杯汲んで、コーヒーにミルクを入れすする。ところが、その日は余計な動作なしで、Mサイズのカフェラテだけをゆっくり飲んだ。落ち着いて、読書もできたことは予想外であった。
 もう一つの小さなチャレンジをお話したい。
 愛犬の散歩の後で、いつも洗面所で愛犬の足を洗うが、ある時自分が手や足を洗う時、指の間を良く洗うことですっきりすることを思い出した。そして、愛犬に試してみた。愛犬もリラックスしているようで、愛犬の足を洗う時は指のまたをしっかりあらうことにした。
 今後も小さいことにチャレンジしていきたい。

本と私

2006-03-08 | 2006年度(1/13まで)
 高校一年のある日、私と同級のAさんは現代国語の先生に連れられて喫茶店に入った。「なんで、本を読むの?」と先生に訊かれた。「知的好奇心ということと、読まなければならないというプレッシャーから、本を読んでいるように思います。」こんなことを答えたように思う。高校生、大学生のころは、今から考えると知的好奇心というより、80%がプレッシャーのように思う。父を乗り越えようとするプレッシャーなど。本当に楽しんで読んでいたのか。本当にどれほど理解して読んでいたのか。疑問は尽きない。
 現在、私はゆっくり本を読む。眼が疲れて速く読めないということもあるが、噛み締めつつ読むことの楽しさを覚えてしまったかもしれない。

修善寺方面へ(伊豆7)

2006-03-06 | 2006年度(1/13まで)
 国道136号線は、土肥から海岸線を離れ修善寺方面、そして沼津方面に向かう。途中船原を過ぎる。鄙びた山間の土地に、小学校のころ、中学校のころと何回か来た思い出がある。殆どの想いでは消失してしまったが、大量の金で作った黄金の湯船の思い出は鮮烈であった。黄金の湯船に係わる事件など、聞いたことを記憶しているが、現在どのような運命になっているのか知らない。
 伊豆は、父の思い出、反発する私の思い出を秘めており、この季節に訪問したことによって、いくつかの悟りを得たように思える。以前、大正13年生まれの父と同じ、高齢者の方と語ったとき、多くのつらい戦争の思い出を話していただいたことを思い出した。父も苦しい戦中、戦後をある意味で家族を省みず、死に物狂いで働いたと思う。そして、現在こうして私が生きていることに、伊豆の美しい自然を重ねて、父に深く感謝した。

奥石廊から土肥(伊豆6)

2006-03-03 | 2006年度(1/13まで)
 奥石廊は、知る人ぞ知る非常に美しい景観の場所である。当日は、快晴で本当にすばらしかった。河津桜に行かないで石廊崎方面までやってくることができ、幸せであった。

 高校時代、友人と奥石廊から松崎方面に泊りがけできて、一日20Kmと愚かなハイキングの計画をたてて歩いたものの、林道にも迷い込み、夜になっても着かずとぼとぼ歩いたことがある。地元の人に見つけられ、何とか窮地を脱した思い出がある。しかし、この西伊豆は、海の青さ、マーガレットなどの花の美しさ、人の情の美しさは忘れがたく、当時のアイデンティティの混乱時期において、私を支えてくれたように思われる。美は希望を与える。

 当日は、国道136号線を、時々車を止めて景色を満喫しながら北上していった。