イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

修善寺方面へ(伊豆7)

2006-03-06 | 2006年度(1/13まで)
 国道136号線は、土肥から海岸線を離れ修善寺方面、そして沼津方面に向かう。途中船原を過ぎる。鄙びた山間の土地に、小学校のころ、中学校のころと何回か来た思い出がある。殆どの想いでは消失してしまったが、大量の金で作った黄金の湯船の思い出は鮮烈であった。黄金の湯船に係わる事件など、聞いたことを記憶しているが、現在どのような運命になっているのか知らない。
 伊豆は、父の思い出、反発する私の思い出を秘めており、この季節に訪問したことによって、いくつかの悟りを得たように思える。以前、大正13年生まれの父と同じ、高齢者の方と語ったとき、多くのつらい戦争の思い出を話していただいたことを思い出した。父も苦しい戦中、戦後をある意味で家族を省みず、死に物狂いで働いたと思う。そして、現在こうして私が生きていることに、伊豆の美しい自然を重ねて、父に深く感謝した。