2021年1月。はじめてのブログ投稿です。長い人生の中には年末年始も仕事をした年も何回かありましたが、今年は久しぶりにずっとパソコンとにらめっこでした。「生き甲斐の心理学」を学び初めて約20年になり、一つの区切りとしてU先生にレポートを提出しようと思っているからです。私も随分昔に卒業論文を書いたことがありました。理工科系だったので結構数式が羅列したものだったと記憶していますが、今回の心理学のレポートはちょっと変わっているなと自分でも感じています。昔の卒業論文では例えば数理モデルで三平方の定理がでてきたのですが、そういった定理から導かれて客観的ながっちりとした学問体系になるのですが、臨床系の心理学の場合はちょっと違うようです。役に立ちそうな理論は客観的にあるわけですが、それを応用して世のため人のためになるようにするとき、自己事例がベースになるからです。私も記憶があるのですが、フロイトでもユングでも、ロジャースでもエリクソンでも理論の本や解説本を読んで、何となく分かった気になるのですが、時間が経つと忘れますし、読んでもその時は分かった気になりますが、どうもそれで終わりということが多いように感じます。したがって、日常の中で役に立つ心理学にならない。理論を知っていても知らなくても生き方が余り変わらないのです。ところが、自分の生育史をつぶさに調べて、理論との関係を調べて行くと、全然違う。役に立つようになるのです。
宗教で言葉が受肉するということは良く聞きますが、ある本を読んでいたら「肉から言葉になる」という反対のことが書いてありました。肉をとおして受言葉???
考古学でこの土器片は加曽利EIII式とかというのに似て、ある心の記憶の断片は定理13ではないかなど・・・そんな作業をする中で、40年以上前に某先生が30分くらい私を問い詰めた謎が分かり胸があつくなったり。長年気になっていた嫌いなものが腑に落ちて魅力を感じるようになったりする。これも心の考古学?のお陰なのでしょう。もちろん考古学を知らなくても年をとると分かることは結構多いようです。
正月元旦の朝には富士山が綺麗に見えました。年を取ると高齢者とか言われたり、今までできていたことができなくなったり、寂しい思いをしたり聞いたりしますが、どうもそう悲観することはない。心の考古学で収穫が多くなるかもしれないが、年をとると腑に落ちることが多くなり、かつて忌まわしいと思っていたことにほれぼれしたりする。これは古今東西の人が指摘しているようで、富士山のように高い山を登るに従い風景が開けてくるのに似ている。そして、かつてはごちゃごちゃして嫌なものが、美しい青に包まれていたことがわかりしみじみする。そんなことが多くなるようだ。年をとることは恵みなのかもしれない。
4/10 五感と生き甲斐と縄文
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