今年の暑い夏。久しぶりに出雲大社に行き、さらに隣の博物館に行ったが、古代に建てられたという本殿の模型が印象的だった。平安時代の文献に雲太、和二、京三という数え歌があり、本殿が奈良の大仏より高い建造物であることが記載されていたが、最近の巨大な支柱跡の発見で真実味を帯びた。
日本最古の小説といわれ、奈良時代が背景にあるとされている竹取物語。その最後の方のシーンはかぐや姫が憂いがなくなるという羽衣を着て車にのり、百人の天人を引き連れて天に昇っていく。通説では平安時代には成立していたというので、写真のような本殿のイメージなのかもしれない、楽しくなってくる。
さて、昨日はストレス曲線のお話をし、それと対比する幸福曲線という明るい感情をご紹介した。
『平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感』
これは、明るい感情の階段のようなもので、万とある明るい感情を5つに分類し、丁度、ストレス曲線である『不安感、怒り、身体症状、ウツ、錯乱』と質的にも反対になる。
この明るい感情の階段は、日々の暮らしの中では、まれにしか垣間見ることしかできないようだが(私の場合)確実にある。明るい感情を抱いた時、この感情は五段階のどれに当たるかと、最近考えることにしているが、それだけで楽しい。昨日も太極拳の後の爽やかさは健康感だったかな。
最後にかるた的一句。
『天国へ 行く階段は 平安から 友好・健康 幸福・統御』
みんなの病理論 3/10