昨日は学生時代の仲間が集まって一日楽しい時間を過ごしたが、もう50年くらい前の記憶となると、自分の記憶はかなり怪しいと痛感した。XX祭で確か我がクラスは優勝したと思っていたのが2位だったとか、一緒に過ごした時間である部分は覚えているのに、皆が覚えていることが全く記憶になかったりする。
こうしたちょっと怪しげな大脳の特性なのであるが、私も含めて人は、過去の出来事から罪悪感や劣等感などで悩み萎縮する。しかしストレス曲線は理想と現実のギャップであるので、解釈を変えることで理想や現実のギャップが消えてしまうことも確かだ。
心理学でよく引き合いにだされる例えがある。目の前に水が半分ほど残っているコップにたいし、「もう半分しかない」と解釈する人もいれば、「まだ半分も残っている」と解釈する人もいるのだ。苦しい思い出の解釈をのんびりと変えてみる努力をするのは、健全な生活をする上で大事だと思う。
しかし、変えることは言うのは易く、なかなかできないものもあることも確かだ。
よく心理学で使う絵で、同じ絵でも美女とも見え老婆とも見えるといったものがある。いったん老婆と思い込むとなかなか美女が見えてこなかったりする。緊張すれば緊張するほど見えないものだ。また、普段は良い方向に作用する倫理道徳も、ときには人の心を抑圧させ病的な状態を引き起こしたりもする。しかし私の場合でも10年近くかかったが、意識していると、ふっと老婆が美女に変身する経験もあった。人間にはホメオスターシスがあり、時間と共に健全な方向に復元する力があるようだ。また、自分の悩んでいることを、当時の事実を知っている方と気楽に話すうちに、昨日の例ではないが事実(現実)が異なっていたり、解釈を変えるきっかけを得たりもする。
健全な心を考える 7/10
------------------------------------------------------------
縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書
「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法
1.紙の本の入手については・・・
四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。
電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2
2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、
Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。
サンプルもあります。
森 裕行 | |
なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!
尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の
著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら!
------------------------------------------------------------
+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。