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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

アイデンティティとは何だろう?(自分は草原の中の大木か、雑草か? 6/10)

2016-08-18 | 第二章「五感と体感」

 ブナの雪国適応のことを昨日考えたので、今朝は、アイデンティティの統合のことをもう少し考えてみた。最近は世の中がどんどんサービス化し、修行という考え方が忘れられていくように感じている。お金を出すとあらかじめ決まった何かが手に入る。アイデンティティに関しても、英語ができる=TOEIC900点とか、どういううわけかランキングされている大学や企業に入ることとか、カタカナの職種に就くとか・・・年収がXXXとかがアイデンティティまがいで幅をきかせているようだ。これは、専門の支援をお金で買うと到達できる(うまくいかないこともたくさんあるが)。私もかつて、そのようなアイデンティティまがいを求めたこともあった。

 しかし、生き甲斐の心理学を学んでいくと、そうでもないことが分かってくる。アイデンティティとはどうも、現在進行形であり、死ぬまで追い求めるという大事な側面があるようだ。華道、剣道、~道という感じに近いように思える。修行の世界に似ている。

 それは、「頭で考えた何か」を追うと、自分の五感・体感といったリアルな感じを伴うものとして、ある日、らしきものに到達する。小さい気づきから大きな悟りまでいろいろあるようだ。学問的に言うと自分の価値体系の変更や自己概念の変更というのだろうか、しかもより普遍的になるというような側面もありそうだ(時代とも関係する)。

 生き甲斐の心理学を学ぶことも、私にとってはアイデンティティの統合を目指す側面があるが、最近は縄文小説に凝っていて、これも同じようにアイデンティティの統合を目指すようなところがあり、両者ともきりのない修行の世界だと思う。伝統宗教の世界も、何千年も神学等は研究され進化している。

 写真は、先日行った、岡山の国分寺五重塔。

自分は草原の中の大木か、雑草か? 6/10

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