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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

執着の裏の理想と現実!(愛の領域⑦)

2010-05-05 | 第七章「光と復活体」

 生き甲斐の心理学でも、病理論は大事にされている。その中でも、悩みを生み出す、現実と理想を考察することが大事にされている。
 
 煩悩というか、執着というか、そういう自分の傾向に対し、どう考えていくのか?例えば、今、自分で気になっている執着について、3つくらいを思い出してみる。
 
 例えばA,B,Cとしよう。一番気になるAについて考えてみようではないか。Aに執着することで、自分はどういう理想を満たそうとしているか?現実は?自分の場合、もっともな回答がすぐ出てきても、そこで終わらす、さらに何故と問いかけてみる。

 のんびり無理をせず考えてみる。表層で意識された部分とは違う、何か今まで意識されない部分の理想に気付いたりする。より深いところに疼き(本音)があったりする。そういうものに気づけば、解釈もちょびっと変わる(理想が変わる)。

 さて、世の中のさまざまなコトやモノは、怪しげなものも多い(そういうふうに見える)。相反する理想を満たそうとするようなものもある(非現実的)。人のこころの仕組みを悪用するようなものもあるかもしれない。

 Aに執着する中で、Aに翻弄されてしまう・・・こころが健康的でないとき、Aを判断する現実吟味力が弱まってしまう。いろはの≪い≫と解釈すべきものを≪ろ≫と解釈したりする(理想領域でも現実認識でも)。

 時どき、自分の執着リストを作り、その中で、怪しげなものがないか見てみよう。判っちゃいるけどやめられないというのが、人間なのかもしれないが、意外と解釈の問題で、自分の傾向を乗り越えることもできる。

 今日は、随分難しいことを考えてしまったが、早朝に起きて、主夫のように家事をいろいろした為かもしれない。掃除をしたりするのは、企業を退職して初めて知った悦楽である。

(愛の領域⑦(1億2千万人のための生き甲斐の心理学) 47/60)

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