イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

暗い感情はタカラ!・・・(感情の世界①)

2010-05-20 | 第八章「魂と聖霊」
 江の島の隣の腰越に始めて行ったのは4年前である。それから、今は毎月一回は行く。U先生の開催する勉強会に参加するためであるが、余程のことがない限り、海岸に出てのんびりする。獰猛なトンビが飛んでいたり、サーフィンを楽しんでいる若者を眺めたりする。
 
 そんな海であるが、天候や季節の影響でいろいろな表情を示すが、冬至の近い冬の海岸で気づいたことがあった。海がきらきら光っているのだ。丁度、冬至のころで太陽の位置が東側で、低かったのだ。その時の写真が今日の写真である。

 誰も居ない寒い冬の海。その中で光っている海は神秘的ですらあった。

 さて、生き甲斐の心理学を勉強して、U先生から何回聞いたか判らない言葉がある。ストレス曲線(暗い感情)からスタートする。混沌とした状況の中で、まず必要な大切な情報は暗い感情であるということである。

 話の筋道とか、理屈や考え方いろいろあっても、最優先に凝視するのが暗い感情?

 例えば、今ここで、ブログを書いている私に湧き起る感情は、さまざまであるが、その中にウンザリするほど湧き起るのが暗い感情である。
 
 早くブログを書きあげなければ、そういえばメールを出さねば。連絡が取れないA氏に電話しなければ。勉強会の案内を作らねば。ちょっと体調が・・・。旧約聖書を熟読したい・・・。逆説の日本史も海辺のカフカも源氏物語も読みたい。そういえば論文も相変わらず書いていない。明日は仕事場だなぁ。ホームページの申請もしなければ・・・

 その大半は、すぐに解決できる不安が殆どであるが、無意識の世界に食い込んでいるような不安もある。腰越に初めて訪れたころ、あるいはそれ以前のころに戦っていた問題が、今ごろになってさまざまな場面で意識にのぼり、何か統合されるのを待っているようだ。

 平安感を始め明るい感情はあるが、それは恵みのようなものであり、大半は暗い感情。平安感と不安感。どちらが人間の本質かといえば不安感が本質である。これは生き甲斐の心理学を学んで、何回も反芻した理論である。

 そして、例えば4年前に戦った頃の問題を、その不安感から再度思索し、今の行動に移していく。何か回答へ向かう可能性がある。不安感は貴重な宝物だと思う。

感情の世界①(見えないものを観、聞こえないものを聴く) 2/60)

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