この世に森がなかったらどんなに寂しいことだろうと想う。幼いころから、都心で育ったとは言え、様々なかたちで森と接してきた。幼い頃、日光の東照宮も行ったが、怖い像もあったが、広大な森も印象的であった。
7歳の時のアラスカの体験も、トーテムポールが森に静かに立っていた。50歳を過ぎてからは、神社仏閣が好きになってよく観光に出かけたが、伊勢神宮、熊野、高野山、東大寺・・・森がどれほど素晴らしかったか!神社があって森がある、というより森があって神社もあるという感覚であった。
現在住んでいるところも、東京の郊外で里山がある。ちょっと山に登ったりすると、森があり祠がある。
昨日、南方熊楠の神社合祀反対運動という、当時としては非常に先進的であった、自然保護のことを書いた中沢新一氏の「森のバロック」を読んでいた。敬神の念や信仰心について論じてあったが、感動を覚えた。五感からくるものが観念よりまさるということだろうか。私たちの周りの環境が人に与える影響は極めて大きいと実感した。
これから4回、森について考察していきたい。
<森と感情の曼陀羅1/4>
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尚、このブログは次を参考にしています。
生き甲斐の心理学
植村 高雄
ユースフルライフ研究所
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