昨晩はヘラクレスの12の難業について読んだりした。その中でアマゾネスの女王の帯をとってくる難行は、ヘラの嫉妬もあり女王を殺しアマゾネスを制圧することになる。
そんな話を読んだあと、全く異なる室町時代の熊野本地物語に、インドの美しい妃が999人の他の妃に嫉妬され玉のような王子を産んだのちに頸を切られてしまうが、頸を切られても王子に乳を与え4歳まで育て消えてしまう。そんな話を読んだ。その王子が恐ろしい女性の国を避けて、紀州の熊野に辿りつくという由来だ。
古代は男女差別が激しかったので、私にはちょっと違和感があるが、嫉妬は男性女性の問題と緊密に繋がるようである。先日読んだ現世人類の5万年の歴史を描いた「5万年前」もまた、性淘汰の歴史を判り易く書いている。
無意識の世界の勉強で、よく男性性(アニムス)と女性性(アニマ)が話題になる。太陽が男性、月が女性、天が男性、地が女性というように。
昨日は北風が強く寒い1日であったが、昼過ぎに新宿の高層ビルの最上階に行きたくなり上った。
遥か地平線近くは、空の青と遠くの山の青が溶け合っているように感じた。男女が共に住む世界は、やはり美しいと思う。
そして、ちょっと危険な嫉妬のすぐそばに真実の愛もあるのだと思う。
<支えあう時3/4>
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