まだ、生まれて8か月のマルチーズのコナツであるが成長が速く、今では早くも親犬と同じ大きさである。
コナツは余りに活発であり、普段の写真はブレて皆様にお見せできることはほとんどない。今回は、寝込みを襲って、奇跡的に撮った写真である。
コナツの眼は黒で、なんとも言えない美しさがある。そして、最近読んだ本の一節を思い出す。ベルグソンの言葉で、「脳は記憶を保存する器官ではなく、選別する器官」というものである。(湯浅泰雄著 身体論 学術文庫220ページ)
この哲学者の説は、その後の脳科学の発展の中で、徐々に真実味を帯びている。
それは兎に角、コナツが今ここに生きているのは、有史以来(2000年以上)、愛玩用動物として生き抜いてきたからでもある。母犬も、火事の中奇跡的に助かったと聞いた。コナツの命もドラマティックであることを、写真の黒い眼は語っている。
第3章、「無意識の世界」では、「五感と体感」の章の後として、無意識を自分の成育史から考察していきたい。より具体的に考えるために、「何故、今まで生き抜いてこられたか」というサブテーマをもうけ、暮らしの中での無意識について考えを深めたい。
次に、この無意識の問題は、現代では臨床心理学だけでなく脳科学、哲学、比較宗教学などでも扱われる、大変刺激的な分野のようだ。「生き甲斐の心理学」の学びを深めるために、積極的に寄り道しよう。
3章は、どうなるのかまだ先が読めない。私の無意識しか知らない!
<総論1/1>
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