イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

古今東西の名著で癒される

2006-04-09 | 2006年度(1/13まで)
 精神的に追い詰められたときを窮地というならば、ノウハウ本のようなもので、窮地を救われた経験は皆無である。また、実用書で窮地を救われた経験も皆無である。

古今東西の古典や一流の学者が書いた哲学書等がやはりなんと言っても最大の妙薬である。

 私にとって、人生最大の危機のとき、幸運なことに、集中的に古今東西の名著を読んだ。それが糧となり、突然、想像もしなかった新しい展開が訪れた。

美で癒される

2006-04-09 | 2006年度(1/13まで)
 先日、京都の東福寺を訪れた。素晴らしい庭園を見ながら、美がこれまで如何に私を癒し、窮地を救ってくれたかを考えた。窮地にいるとき、本物の美は不思議なことに、何かをつぶやき、そして深く魂に触れるようで、ふと何かを悟らせてくれる。

 高校生のころに訪れた、東京近辺の山、伊豆半島の美しい自然、大学生の時に、明け方の東の空に輝く明星を見て、こころが洗われた。卒業後、入社して関西に転勤となり、独身できままに京都や奈良を散策した。広隆寺の弥勒菩薩、興福寺の阿修羅像、浄瑠璃寺、東寺、清水寺、青連院、養源院、薬師寺、東大寺、竜安寺、飛鳥方面、法隆寺、奈良公園、正倉院・・・いろいろ訪れたが、そのうちいくつかは、確実にこころの糧となった。美術館の芸術品にも大きなめぐみを頂いた。音楽も小学校のころに父がステレオを購入し、クラシックからジャズの名曲のレコードを良く聞いた。

 停滞し、苦境に陥っているときこそ、美に触れるチャンスをもつべきだと最近つくづく思う。