折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

認知症専門医師の認知症

2020年01月12日 | 
   先日買った「ガーデンシクラメン」




昨夜NHKテレビで「認知症第一人者が認知症に」を観ました。
日本の認知症研究の第一人者といわれる長谷川和夫氏の発病と進行に密着した番組です。暖かい家族に世話されながらの暮らしを追った映像でしたが、ご本人の言葉ひとつひとつに胸が痛くなる思いでした。「不確かになって行く・・・」認知機能が衰えて行くことを本人が自覚していることがとても辛い事です。

昨年だったか私も認知症が心配になり検査を受けました。その検査の一つがこの先生が考案された「長谷川式」と言われるテストでした。「おなまえは? 今日は何月何日ですか?」などと簡単なテストです。結果は「まだ大丈夫」でホッとしました。

介護する家族の負担を減らし患者さんにも良いとして長谷川先生が進めて来られたのがデイサービス。なのにご自分で行って見ると「行きたくない」「自分の家がいい」と。
3年近く夫にデイサービスに行ってもらっていました。、この週に2日間が私の自由時間、その間に教室に行ったりできて、有り難かったです。夫は楽しそうに出かけているように見えましたが、ほんとは行きたくなかったのかしらと思います。
もう聞くことはできませんが・・・。

認知症の専門医でさえ認知症になる。これではもう「なるようになるさ」と思うより仕方がない。
とはいえどんな風に何とかなるのかしら・・・考えたって仕方がないのになかなか眠れない夜でした。





ボンバーだから

2020年01月11日 | 風景
   
「地下鉄八事のイオンの花屋さん」




10日は夫の月命日、毎月檀那寺のご住職さんが昼頃に来られてお経をあげてくださいます。
昨日はご都合で朝の9時からのお経でした。おかげで時間が出来ました。
早速出かけていくつかの用を済ませた帰り道、たまに寄ることのある花屋さんの前で立ち止まるとポットの花の苗がたくさん並んでいます。ガーデンシクラメン、パンジー、ハボタンなど「10個500円+税」これは買わねば。つぼみの多そうなしっかりした苗を選んで買いました。
ポットを袋に入れながら「菊の花いりませんか」と言われます。特にいま必要ではないし・・・「はぁ」とあいまいな返事をしてお店に入ると大きなバケツに黄色と白の小菊がどっさりありました。
一抱えほどの小菊を新聞紙に包んで「残ってしまったから貰ってね」と言われます。沢山の花なので「今日は夫の命日だからお墓参りに行ってこようかしら」というと「じゃあこれも」と言って豪華なお墓用の花束一対も包んでくださったので有り難くいただいて帰りました。

帰り道で小菊はご近所さん2軒にお裾分けして私は急きょお墓参りです。
年末に供えた花は松も南天もまだ元気でしたが取り替えました。売れ残りをただでいただいた花だなんてことは仏様には内緒です。年季法要の時でもこんな豪華な花はお供えしなかったのでお墓の主さんはきっとビックリでしょう。

線香をあげて手を合わせて・・・ふと思ったのです。
今朝は家の仏壇にお参りして、今またお墓に参って、いったい誰にお参りしてるのだろうかと。
亡くなった方は仏様になって西方浄土とやらにおられて、お盆にだけお帰りになると言う事です。
それならば、このお墓はなんだろうと。

「千の風になって」の歌詞  ♪千の風になって 大空を吹きわたっています・・・ と。
お墓の中にはいないのでしょうか。

朝方のお経の時「一月は法然上人の亡くなられた月ですから」と言う事で「一枚起請文」をご一緒に読ませていただきました。
「一枚起請文」は浄土宗の開祖法然上人が亡くなられる二日前にご自身で記された遺言です。
「一点の疑いもなく極楽浄土に往生するのだとただひたすら念仏を唱えなさい」と私は勝手に解釈しています。
仏壇の前で唱和したその日のうちにお墓の前で余計な事を考える私は凡夫ならぬただのボンバー(凡婆)。本堂の前で手を合わせ、地蔵堂にも手を合わせ、マニ車も回して手を合わせ、ちゃんとお礼も言いますが、それ以上に現世のお願いばかりしてしまいます。

寒がりだった夫は千の風になって冬空を飛んでいるより、西方浄土の蓮の葉の上で一杯やりながら囲碁でも打っている姿を想像する方が楽しい。水を掛けて洗ったりしてお墓の中は寒すぎるでしょう。などと思いは行ったり来たり、年末のようにあわただしい気持ちも無いので、のんびりとりとめのない事を考えたボンバー(凡婆)の墓参りでした。



  「八勝館の門」
八事八勝館は老舗料亭。上の絵のイオン近くにあり以前は昭和天皇も宿泊された旅館でした。

身体のメンテナンス

2020年01月09日 | 風景
  「清水橋」



昨年秋から膝の不調をそのままにしていたら少し痛みが出始めました。歩けなくなったら大変。
今日は今年初めて治療院へ。昨年半年もお世話になった治療院のA先生、熱心で良い先生なのですがもうちょっと何とか・・・と紹介してくれた友人に話すと「院長先生以外ならS先生がいいよ」と言われて今日からS先生。今日木曜日はA先生はお休みです。顔を合わせたら気まずいのではないかしらと心配でもありました。何人もの先生がいらして指名できるのです。ここは厳しい世界。院長先生の日は月に2日しかないので予約を取るのが難しい。
結果、かなり足取り軽く帰ることが出来ました。しばらく通う事になりそうです。

地下鉄を降りて気分よく途中で一枚スケッチ。
地下鉄までは自転車なので台になってちょうどいい。
市役所東の外堀に架かる橋の脇、名古屋城三之丸に続く東御門跡。先に進めば官庁街や名古屋城です。

また降られた・・・

2020年01月08日 | 風景
  
左側が松坂屋百貨店 降り出しそうな空





今年初めて街の花屋さんへ出かけました。家から自転車で30分弱、ここへ出かけると良く雨に降られます。
昨日も予報は昼前から雨になっていて心配はしていたのですが、10時前にはまだ明るい曇り空だったので、帰るまでは大丈夫だろうと自転車で出かけたのです。
久しぶりの街、花屋さん手前の公園からの風景が新年のせいかとても新鮮に見えました。雨のこと等すっかり忘れて自転車を止めてF1サイズに鉛筆とコンテでスケッチして色を付け始めたら、ポツリと雨。急いで片付けて花屋さんへ。絵は家で仕上げました。
正月明けの花屋さんはあまり魅力的な花はない。それでも少し買って外に出ると小雨になっていました。15分か20分の道草だったのに・・・。
コートのフードを被って本降りになってきた雨の中を帰宅。
近頃のコートはフードがついているものが多くて、あれは単なる飾りだと思っていましたが、急な雨には大助かりでした。
天気予報をしっかり見て、勝手に思い込まないで出かけないとまた降られるでしょう。
それにしてもあの花屋さんではよく降られます。花屋さんのせいではないけれどもう何度目かしら・・・。





年配の人って・・・

2020年01月07日 | 
「ロウバイ」



昨日に続いて、テレビやスマホの利用料金の見直しを考えました。と言うか考えるように子供に言われたのです。
テレビはケーブルテレビ契約です。夫が亡くなって2台の契約の内1台を解約しましたが、その後はそのままでした。「地デジ、BS以外は見ないのなら契約を見直したら」と言われて会社に問い合わせると1ヶ月1,400円ほど安くなりました。娘に報告すると「今まで見直していないことが信じられない」と言われてしまった。銀行から引き落としなので気にしないままでしたから。


「スマホの利用も安い所にかえた方がいいよ」と言われても何をどうしたら・・・
「××をかえて〇〇か△△にするかでしょう」と言われて×、〇、△の違いを説明されてもとんと分からない。
向かい側で黙っていた婿殿が「年配の人にそんなに沢山の選択肢を出しても決められないでしょう」と。「おかあさん」「おばあちゃん」とその時々に使い分けてくれる婿殿から「年配の人」と言われるとなんだかねぇ・・・確かに年配には違いないけどね~とそんな問題以外のところに引っかかってしまう自分が不思議です。授業中に他ごとを考えてしまった子供の頃を思い出します。
結局、スマホを買い替えたいのだけれどでこの日は終わってしまいました。

分かったような分からないようなことが増えてきて、ひとつずつ決めて行かねばならないとなると、これから先は若い人の力を借りないとどうにもならなくなるようです。理解力が衰えているのか悲しくなりますが、現実を受け入れて頑張らなくちゃ仕方がない!!!



 

新聞と固定電話

2020年01月06日 | 


「ジニア」年末に花壇の植え替えのために処分したジニア、花だけを花瓶にさしたら今も元気です


正月に来た子供が「新聞まだとっているのね」「固定電話って必要?」と言いました。
昔から新聞は、朝夕に配達されるのが当たり前だと思っていた私、ちょっと考えながら新聞を開くと記事より広告の方が多いし、興味のない記事が多い。この頃はあまりチェックしない折り込み広告の多さにもうんざりしている。朝夕習慣として新聞をざっと見る。読むのではなく見るのです。ただ、音読のために読んではいますが、それは声を出す訓練のためなので本を読めば済むこと。ニュースを知るためならテレビとネットだけでもいいかもしれない。
そうは思うものの配達されたばかりの新聞を開く感覚は嬉しいし、開けば興味があろうとなかろうと注目される記事がパッと目に入って来てその気になれば政治、外交、経済、文化・・・ゆっくり繰り返して読むことが出来る。
あとは・・・花など包むのに新聞紙は重宝します。が、1ヶ月に1度の廃品回収の時に束ねて出すのは面倒といえば面倒です。


固定電話だってあるのが当たり前だと思っています。
それに私は補聴器をつけてスピーカーホンにしないと会話ができないので、固定電話は絶対必要だと言うと「スマホでもスピーカーはつけられるよ」と。他に困ることは1年に10回あるかどうかのFAXが使えない事。
それくらいなら固定電話はいらないのかしら・・・昭和40年代、電話が家にも来て嬉しかったこと。裏のアパートの人にかかってくると呼び出しに行ったことも懐かしい・・・そんな電話が必要ないなんて考えられない事です。

「毎月の基本料金だって馬鹿にならないでしょう」
「まだペイ使ってないの。スマホ決済で買い物する方がお得だよ」と言われればそうなんです。
どうしたものかしら・・・考えるのが面倒なので先送りして来ましたが、考えなくてはならない時が来てしまっているようです。


正月に中国から夫の教え子の中国人が電話をくれます。
今年も「中国は今は何でも携帯ですよ。もう現金も使わないです」彼が前回日本に出張で来たのは5年前、日本もそうなってきているとは言そびれました。私はまだ現金を使う方が多いですから。
いいのか悪いのかはともかく時代は変わって来て、ぼんやりしていると置いて行かれそうだと感した今年の正月でした。

卸売市場へ

2020年01月04日 | 風景

  「白川郷 2018・1」




気持ちが忙しかった年末、娘一家と過ごした賑やかなお正月、そして今日はもう4日。
毎年のことながら三が日が過ぎると日にちは駆け足です。

年末には毎年名古屋駅近くの卸売市場に買い出しへ。いつもなら通りも身動きができない程の人でした。ところが市場の建物の一つが取り壊されて寂しくなっていました。ここは昭和の面影を残す民間の卸売市場、老朽化、耐震対策工事の費用が負担できなくなって50店ほどが入居していたビルが取り壊されたのです。入っていた店舗は熱田市場や北部市場へ移転したり廃業されたとか。柳橋市場の三分の一近くが減ったことになります。柳橋市場の中心で私が行く丸中ショッピングセンターも卸売りの店が何店もラーメン店、寿司店などに変わっていてそうした店の行列が目立ちました。
いつもだったら狭い通りのビルに張り付いてカニやエビを並べて大声で呼んでいた若い人の姿も少なくなって、ほんとに寂しくなっていました。

私は目的のホタテの貝柱、タコ、サーモン、ブリ、蓮根、里芋など両手に下げて運ぶのが大変な程買いこみました。夫が元気だったころはマグロを買うのを一番楽しみにしていましたが、今はここでマグロは買わずスーパーで少しだけ、節約です。

そんなに買わなくてもいいのかもしれませんが私の中ではこれも年越し行事の一つなのです。
ただここもリニアが出来るとどうなるでしょう。名古屋駅から5分の場所、再開発の波に消えてしまうかもしれません。
家からは自転車で30分、もうしばらくは走るつもりです。



 
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