歩道の隅に咲いていたクローバー
4月27日朝7時頃、ポットで湯を沸かしていた時突然停電。外は曇りなので電灯が消えると部屋は暗い。その中で電話機のディスプレー画面が一瞬明かりがついて「ケンガイ」の表示。いったいこんな時間にどこからかけているのかと思いながら、家の中を点検しても電灯と電気ポットしか使っていないし…ブレーカーも異常は無し。これはわが家だけかしらと外に出てみると近くのマンションの廊下の灯も消えていて暗い。これなら私がバタバタしなくても地域一帯の停電なんだと、回復を待つことにしました。
コーヒーのお湯も沸かないので(ガスは使えたか?)電気が復旧するまで庭の草取りでもしようと外に出ると、あちこちのマンションから人が出て来て辺りを見回しては数人ずつ話しています。やはり停電について様子見のようでした。その中のお一人が「おはようございます。何かあったんですかね?」と聞かれ、別の方も「この辺一帯の停電ですよね」と。今まで顔も知らないし挨拶もしたことが無かった方達ですが、不安は共通なのです。そこへ情報通のご近所さんが「交差点で事故があって機械を壊したんだって、復旧に時間がかかるらしいですよ。」「それから停電が長引くかもしれないから冷蔵庫は出来るだけ開けない方がいいですよ」と。さすが情報屋さんです。息子さんがすぐ現場を見に行かれたのだとか。原因が分かれば「待つしかないですね・・・」と皆さんそれぞれのマンションへ引きあげられました。わが家の前も左右もマンションなのですが、普段は出会ってもすれ違っても挨拶する方はほとんどない。でも、何かあれば、共通の不安があれば話をされる人たちだと少しホッとしました。ホッとしながら気づけば出ていらしたのは男性ばかり。休日の朝でもあり、問題が起これば解決に出かけるのは男性の役目らしい。なんだかへぇ~と思った私です。
その後、家の中はまだ暗いので前日に買った花の苗を近くのお宅に届けるために出かけると、国道の信号機は消えて大勢のお巡りさんが交通整理中。道路脇にはボンネットが開いた乗用車。電線地中化のために歩道に設置されたトランスボックスにぶつかったようです。皆の安らかな連休のためにも安全運転でお願いしたいです。
停電は思いのほか早く復旧して、私が知人の家から帰る時には信号も復旧していて家の部屋の電気も点いていました。それから灯りがともった部屋で電気の有難さを感じながら遅い朝食をいただきました。
停電になった時の受話器のナンバーディスプレイに表示された「ケンガイ」の着信履歴が無いのは「はて?」ですが・・・停電と関係が有るのだろうと思っています。
↑ は事故にあったトランスボックスとは別のもの 形はこんな感じ。午後5時前、現場はまだ復旧工事中でした。
道路際の隙間で咲くビオラ、轢かれず踏まれずに頑張っています