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折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

縁起かつぎかも

2025年02月02日 | 動物、魚


愛知県産 塩いわし


何かと言えば神頼み仏頼みしている私。要するに自分に自信が無いのです。自信もないのに目的に向かってこつこつという努力家でもない。努力もせずにあちらこちらと手を合わせて拝んでいます。神様やご先祖様にはお願するものではなくお礼を言うのだとも聞きますが、なかなかそうは出来ません。拝んでいても宝くじが当たるような大幸運に出会ったことも無い代わりに記憶の残る子供時代からとんでもない不幸にもあっていない気はします。80歳過ぎた今も好きな事は幾つもあるし、まだ出来る。この暮らしが続けられるようにまた手を合わせてお願いします。

今日は節分、家の中の鬼を追い出し外からも入ってこないように豆を撒いて鰯の頭を挿したヒイラギを玄関に。
外が暗くなるのを待って小さな声で「おにわ〜そと〜 ふくわ〜うち〜」です。これで少しは鬼も寄り付かず平和に暮らせるような気がします。薄暗い時間に白髪の老婆がそっと戸を開けて小さな声でボソボソと・・・道行く人にはこの方が怖いかも、なんて思いながら豆を撒きました。
豆撒きが終われば焼いて頭だけ外した鰯と「のっぺ汁」が節分の夕食。子供の頃から12月31日と節分は父が「今日はお年越だでな」と言ってこの献立がお決まりでした。「のっぺ汁」は根菜類と油揚げに椎茸を入れたしょうゆ味の汁です。決まりは決まりですが流行の「恵方巻」も食べないと世の中に置いて行かれそうな気がして昼食に「巻きずしハーフ」をコンビニで買って食べました。もちろん切って食べましたし食卓の私の席はほぼ西南西を向いているので恵方を向いたことになるけれど、これは40年来同じ位置なので今年はたまたま合ったまでです。
初詣してお札もいただき豆撒きもして・・・これでしばらくは安心できそうです。


鰯の頭を挿したヒイラギ



クマゼミの産卵

2024年07月30日 | 動物、魚

我が家生まれのクマゼミの殻



夏とはいえ猛暑続きでは外にも出られず日中は部屋に籠っています。
エアコンを付けてない部屋の窓を開けて網戸にしていたら、クマゼミが網戸に止まって ワシワシワシ ジャージャージャーと大音量。いい加減にしてよと内側から弾くと黙って飛んでいきました。蝉なのだから木に止まって鳴いて欲しい。

朝8時半ごろ玄関を出ると白木の柱にクマゼミが止まって産卵中。蝉の下の方7~8センチほどの間にはすでに新しい産み跡があるので、だいぶ前からいるようです。ゆっくり観察させてもらいました。



卵を産み付けながら上に移動する


白矢印の所に黒い産卵管があり斜めに差し込んで錐のように穴をあけて産み付ける(玄関の柱なのに)
お腹から下を震わせながら一か所に数分かけて産卵 私が見つけてから30分ほどは続いていました


右側が今年の跡
左側が何年か前の跡


↑ こんな穴を開けて蝉になるのはいつかしら?
見出しの絵の抜け殻はお腹の中央にある足の付け根におへそのような出っ張りがあるのでクマゼミ、アブラゼミには出っ張りが無いということですが・・・庭で見つかったのは全てクマちゃんでした。なのでアブラゼミの殻のおへその有無はまだ未確認



ネット情報ではクマゼミは枯れた木や草の幹に卵を産む。ひとつの穴に10個ほど、1度に100個くらい生むらしい。この卵は来年の梅雨時に孵化して地面に降りて木の根の汁など吸って過ごすのだそうです。と言うことはたまに(年末くらいですが)柱を束子でこすって水拭きする時は・・・どうなっているのでしょう。そっとそーっと洗わないといけないのかも。ただ、産み付けられたのは柱の北側だけで日の照り付ける南側や雨がかかりやすい西には産み付けられていないので、産卵場所の北側だけはそのままにしておけば良さそうです。

そっと見守って、たくさん羽化してワシワシ ワア〜シワシと鳴かれたら困るのですけど・・・。
卵を産み付けられたすぐ脇の地面には蝉が出てきた大きな穴が開いています。柱から孵化した蝉の子供が地面に降りても小さく狭い庭しかありません。庭の隣はコンクリートで固めたマンションですし庭の前はセメントを流した車庫。わが家で生まれた子達は20㎡くらいの地面をよりどころに何年か過ごすしかない。ご近所さんの大きなお庭ではなく小さなわが家の庭を選んでくれたのですからせめて木を絶やさないように、やたらに薬剤を撒かないようにしなくちゃと思っています。
 


ワカサギを買う

2021年02月20日 | 動物、魚


ワカサギ
スケッチの後 唐揚げと南蛮漬けになりました



スーパーの鮮魚売り場で北海道産のワカサギを買いました。唐揚げかフライにするとサクサクと美味しくて、姿も美しい。
皿にのせてちょっとスケッチ。ワカサギは久し振りです。少し前まではひと冬に何度もワカサギ釣りに出かけた兄からお裾分けがあったのですが、兄嫁さんに止められて出かけられないらしい。「寒い時期にボートで釣りなんて危ないでしょう!」と。確かに、来月には88歳、心配なのも分かります。「庭で花でも作っている方が安心でしょう」それはそうです。
兄の庭先には4月の桜草展に向けて苗を植えこんだ鉢が並んでいて、植えてしまえばしばらくは暇、時間があけば釣りに行きたくなるのも分かります。でも、周りの心配も分かって我慢してもらわねば。

20年程前、雪景色を見たくて北陸線で琵琶湖の北にある余呉湖に行きました。周囲も良く見えない程に降る雪、駅に降りたのは私一人(だったと思う)、湖には誰もいないだろうと思っていたのに雪が小降りになり周りが時折見えてくると遠くの桟橋に大勢の人が並んでいました。そこでやっと新聞の釣り情報で余呉湖のワカサギ釣りの記事があったことを思い出しました。雪の中の釣り、行けるはずはなくても憧れていました。それがここだった・・・。大雪の中、釣り人の他にもカメラマンにも出会って「こんな雪の日に・・・」と自分のことは忘れて思ったものです。ただ雪が見たいと列車に乗って、行き当たりばったりの小旅行、若かったしコロナ禍もなく自由に出かけられたあの頃を懐かしく思い出しています。





雪の余呉湖

高価なイカ

2021年02月07日 | 動物、魚




子供の頃、母の作ってくれるおかずで好きだったものの一つが「芋イカ」里芋とイカの煮物でした。料理が苦手だった母でしたが、私にとってはいくつになっても想い出のおかずです。ところがずっと食べていないのです。そう言えばこの頃のイカはおかずにしようと思うには高価になり過ぎたからだと思い出しました。
そんなことを思ってからスーパーに行くと、鮮魚コーナーに鮮やかなオレンジと赤銅色に輝いたイカが1匹ずつパックされて並んでいました。「長崎県産するめいか 429円(税込み)」と高級魚と言った感じです。ちょっとためらってから、思い切って買いました。ずっしり重いイカは身が厚くて吸盤も吸い付くように新鮮、このあと里芋と一緒に煮て、懐かしく美味しくいただきました。

近くの海にイカがいなくなったのは海水温が高くなり海の環境が変わったことでイカの生育に適さなくなったからとか、隣国の違法操業による乱獲が原因だとか、理由はともかくいなくなり獲れなくなったことは事実です。イカがいなくなるとイカを餌にするブリやマグロにも影響が出るようです。自然はもっとずっと繋がっていて、私がイカを食べられないなんてことだけでは済まない事になっていそうです。だからって・・・レジブクロを使わないくらいのことでどれくらいの効果があるのか、まぁ・・・これが初めの一歩なのでしょう。
そんなことを思いながら、3回に分けて耳から足の先まですっかりいただきました。





天気予報は当たる

2020年07月14日 | 動物、魚


イワシを買ったら紛れていた20㎝ほどの小鯖 



梅雨だとは言えよく降ります。14日の天気予報は「前線や湿った空気の影響で大雨となる」でした。
1日家に居るつもりでしたが昼前に外を見ると空が明るい。それも今にも晴れ間ものぞきそうな明るさです。今のうちなら買い物に行けそうだと自転車で出かけました。前から欲しいものがあった100円ショップはバスに乗れば4区、自転車なら15分もあれば行けるはず。1時間もかからずに帰れます。大急ぎ。

気持ちは急いで100円ショップと隣のスーパーで買い物を済ませて店を出るとポツポツと雨、また大急ぎです。と言っても20インチのババチャリのこと、いくらも行かないうちに本降りとなって信号を待つ間の長かった事。「天気予報は当たるわぁ~」と思いながらカッパもなしで日よけ帽子だけで走ってきました。夏の事なので帰って着替えれば良し!ですが。

天気予報を無視して出かけては降られる、もう何度目かと思うのに忘れたころにまた降られる。
せめてカッパを持って行けばいいのに、それも忘れてまた降られる。男の子が雨の中サーッと自転車でかけていくのはそれなりに若々しい姿かもしれないけれど、白髪を濡らしたババちゃんが走っているなんて情けなくてカッコ悪い事です。私の予想より天気予報の方が当たることを頭にしっかり覚えさせておかないとと思いながら、雫のしたたる帽子を浴室に掛けて、ブラウスは洗濯機に入れて今は反省しています。






愛知県産イワシ

うちのクマゼミ

2020年07月11日 | 動物、魚




いつまで続くのか、今日も暗い空と雨の音が続いています。
7月2日にセミの声を聞いて、夏が近いと思ったのに太陽はまだ見えません。
9日の朝、庭に出るとモミジの葉にしっかり止まったセミの抜け殻がありました。前夜も雨だったはず、雨の夜に殻を脱いで大丈夫だったのかしら。大きくてたくましい殻は多分クマゼミ、もうクマゼミの出番のようです。早いです。夏の夜に庭で時々出会う羽化、身体を思いっきり反らせてゆっくり殻を脱ぎ白い羽を伸ばす姿はいつ見ても感動ものです。家を出たり入ったり蚊に刺されながらも眺めてしまいます。

今は真っ黒くなってしまった塗装されていない柱に毎年クマゼミが卵を産みます。
管を差し込み錐で突いたような跡を縦にいくつも付けて卵を産む、以前は何の跡か分からなかったのですが、何かで知ってからクマゼミの産卵跡だとわかりましたし、実際産卵中の姿にも出会いました。ふと見たらそこで産卵中、私が見ていてもすぐには動けないようでした。そのままそっとしておいて・・・子供が孵ったら地面に降りて過ごすのだそうです。



柱の産卵跡



見つけた抜け殻は、柱から地面に降りて土の中で何年も過ごし無事に飛び立った証しなのでしょう。
柱の傷は年々増えてゆきますが、まぁいいでしょう。家の蝉、家の子です。
そこで家の子に注文したいのが、できる事なら帰ってきた挨拶や友人連れての大合唱をもう少し控えて欲しいということ、特に早朝は禁止です。
今朝は雨がやんでいた時間に少しだけ鳴いて雨が降り出したら聞こえなくなりました。



写真を見ながらこの柱は去年から拭いていないなぁ、磨かないまでもちょっとは拭かなければと反省中・・・。





庭のツユクサ・雑草ではありません。植えたのです


新型コロナの休業で

2020年06月07日 | 動物、魚





自転車で通る道に新型コロナの自粛が解除されてもまだ閉じられたままの飲食店があります。昨年秋に開店したその店はちょっとお洒落でそこそこお客さんも入って何とかやって行けそうに見えたのですが3月から今も休業中の張り紙のまま。その隣の夜だけ開店の小さな飲み処も閉まったままです。ここはどこに座るのと思うほど狭いのがかえって楽しそうで良くはやっていました。でも、人との空間を取るとなるとそれは無理に思えます。そのせいかどうかは分かりませんが閉まったままの店の前を通るたび「モウ コロナメッ!」と思います。

先日、その店の前で猫さんが佇んでいました。猫だから座っているのですがいかにも寂しそうに佇んでいるように見えたのです。いつもご飯をもらっていたのかな、休業の事情など分からなくて今日もやって来たのかしら、などと想像します。長い休業は誰にとっても辛い事、早く元の暮らしに戻って欲しいとただ祈っています。




 ドクダミ

スリムなサンマ

2019年09月21日 | 動物、魚



20日は彼岸の入り、しばらく雨の予報なので降り出す前にとお墓参りに行きました。
帰り道はいつも何だかホッとして寄り道します。 
寄り道と言っても駅近くのイオンで食品を買うかフードコートでランチするくらいのこと。
昨日はランチには早すぎるので食品を見て回りました。

「北太平洋産 秋刀魚1匹198円」 魚屋さんの張り紙に「ウワッ!」です。家の近くのスーパーでは
1匹500円近くしています。大きさや品質などが違うかもしれないけど198円は安い!
2匹注文すると店のお兄さんがトロ箱の中から選んでくれてた秋刀魚はツヤツヤでピッカピカ
その上うわさどおり羨ましいほどスリムです。
今年のサンマは小さいってほんとでしたが口の先は黄色くてちょっとは脂もありそうに思えます。
帰りの電車では「1匹は塩焼き、もう1匹は三枚におろしてタタキ風に」等と考えていました。

家に帰ってスケッチ10分あまり、それから冷蔵庫へ。夕方期待を込めて1匹を三枚におろすと
少しお腹が柔らかいし思っていたよりも脂が少ない。これではタタキ風では食べたくないし・・・
塩焼きだって・・・
仕方がないので2匹とも三枚下ろしにしてザックリ切って、つみれ汁にしました。
フードプロセッサーがないのです。秋刀魚の身がそのままの感じの団子ですがゴボウとネギ
と豆腐とで美味しくいただきました。
つみれはそれなりに美味しかったけれど秋にはやっぱりプチプチ脂が跳ねる音が聞こえるような
秋刀魚の塩焼きが食べたいです。



塩焼きができなくて出番のなかった「大根ねこ」と「つみれ汁」

梅雨イワシ

2019年07月19日 | 動物、魚



梅雨の時期に脂がのって美味しくなるイワシ「梅雨鰯」というのだそうです。
「梅雨イサキ」はちょっと高価格、時々食べるにはイワシがちょうどいい。

台風が近づいて雨のはずが空が少し明るくなってきたので降り出す前にスーパーへ行くと
イワシがありました。産地は大阪、新鮮で美味しそう。
10匹パックで198円、何匹かは天ぷらにして後は煮ることにします。煮るのならもう1パック
買えばよかったなと思いながら先ずはスケッチ。もっとあっさり描きたいのに見つめているうちに
つい描き過ぎ。もう1枚描くよりも食べる方に気が行ってスケッチはこの1枚だけ。

天ぷらにするなら新子ハゼ、以前は夏休みが始まる頃からハゼ釣りが楽しみでした。
この時期はまだ10㎝前後の小さなハゼ、それでも釣れた時の感触と天ぷらの味は最高です。
炎天下の堤防釣りで真っ黒に日焼けして手や顔にいっぱい残ったハゼのようなシミ、これも想い出の
名残かな・・・。

ハゼの代わりのイワシの天ぷらをそうめんと一緒に頂いて、美味しい昼食になりました。

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