能登島の集落
(今日の絵は3枚とも能登島バス車窓からの写真より)
1泊2日の1人旅。自由な旅はハラハラすることもドキドキすることも多くてそれがまた楽しいし思い出に残ります。1日目8,798歩、2日目は12,052歩と私にしてはよく歩き、お芝居を観て水族館を楽しんでスケッチしてはまた歩く。旅の間空はずっと曇ったままでしたが傘を出すことも無く過ごせたのはなによりのことでした。
漁港
1日目の劇場直行バスに乗ると県外からの方が多い事と何度も来ている方が多いことに、そうなんだ・・・と。私も県外からの参加ですが、お財布を考えてればそう何度も来ることは出来そうにありません。それなら精いっぱい楽しもうと2日間たっぷり思い出を作ってきました。
思い出も出来ましたが、これからまた行きたい旅先も増えました。能登の海沿いの小さな漁村や小さな駅がとても魅力的なのです。他では見かけない油を塗ったように黒く光る重たそうな瓦屋根の家々が重なり合うように建つ海辺や山裾。小さな鉄道駅。小島が点在する海。いつかまたゆっくり訪ねてみたい風景に沢山出会いました。
金沢のお城も古い町並みも美術館も行って見たいのですが、静かな里山や小さな漁村の風景はもっと惹かれます。いつか行く旅に加えます。
黒い瓦屋根の集落・車窓から
七尾南湾・車窓から
名古屋から能登半島へは新幹線が繋がっていない。北陸新幹線が2023年度末に金沢~敦賀間の開業を目指して工事が進んでいます。今回北陸線に乗っている間にも「期待しますか・利用したいですか」などと何頁もあるアンケート調査票が配られましたが、名古屋からは利用しにくい区間です。この新幹線がいつの日か延伸されても最終地は大阪。名古屋は・・・リニアもいつ完成するかわからないし・・・。
アンケートなどの年齢記入欄はいっつも80代、90代は無くて70代以上と一括り・・・
帰りの金沢発の北陸本線の特急はあっという間にほぼ満席、それもサラリーマンの出張帰りらしくあちらでもこちらでも席に着くなりパソコンを開いて缶ビールを飲みながら作業開始。私は聞こえが悪いけれど、隣で絶えずカチャカチャしながら資料を繰ってメモしてと言うのはかなり気になる。若い方たちはお仕事なのだから仕方ないと遊び旅のババさんは補聴器の電源を切る・・・静かです。そして新幹線に接続する米原駅に着くと皆さん一斉に降りて行かれて空席が目立つほどになりました。米原から名古屋まで新幹線なら30分かからず特急ならほぼ1時間。仕事の方には料金は高くても貴重な時間でしょう。
この米原で東海道線と北陸本線とがつながる時、進行方向が変わるのです。なので自分で座席を回転させて方向を変えなければなりません。事前に車内放送があっても聞いていない人もいる。往きは前の席の方が背もたれを倒したままなのでなかなか回転できなくて・・・帰りには後ろの席の方に理解していただくのに少々・・・。米原を出発すると「座席の回転にご協力いただきありがとうございました」と爽やかな声の車内放送でした。遊びの旅ならいろいろあるのもまた楽しいことです。
列車に乗っても温泉地にいてもまだ外国の方に出会うのは少なかった。以前のようにどこへ行っても外国人だらけと言うのも嫌ですが、大きなホテルのがらんとしたロビーやバイキングの朝食の時にも席が埋まることが無い。静かな観光地は大歓迎なのですけれどそう喜んでいてはいけない気もします。が、おかげで一人旅の私も格安で温泉宿に泊ることができたのは有り難い事でした。
いろいろ楽しく過ごした2日間、ブログでは4日間もお付き合いいただき有難うございました。
能登の旅はこれで終わります。