折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

積雪ゼロの富山へ(2)

2020年01月17日 | 富山の旅
    「ホテルの窓から-1」F1 


2日目は目覚めると5時半、窓から少し西に傾いた月が見える。と言う事は晴れている。
予報は曇り一時雨と雪だったはず。良かった。出発できるように荷物を纏めて、6時からの朝風呂は面倒になってパス。今朝は7時の朝食、9時出発、この間の時間を有効に使わなくちゃと思い早めに朝食会場へいき、始まるのを待って一番乗りで食事会場へ。昨夜のテーブルに食事を運んで食べていると昨夜のおひとり様も2名来られて、またまたおしゃべりしながら色々いただきました。それぞれが他人のお皿を覗いては「それ美味しそう、どこにあったの」と言っては追加。コーヒーもお代わりして、夕食も朝食も美味しかった。後から遅れてやって来たもうひと方は昨夜とはすっかり衣装を変えて髪のカールも素敵に整えられて「売店でアクセサリー買ってきたの」と優雅です。私は時間が惜しくてお先に失礼。


夜明けから降り出した雨は朝食中にやんで曇り空になりました。目まぐるしく変わるのが北陸の天気のようです。
朝食後はさっそく泊った部屋のある8階廊下の突き当りからスケッチ。
私が見たかった散居村の風景がホテルの向こうに広がっていました。やった~ 急げ急げ時間がない!
枯れた田んぼと青々とした広がりに屋敷林の木立ちの暗い色が一層映えてずっと向こうの川の流れも少し望めます。遠景の山には雲がかかったり流れたり・・・とても描き切れないけど感動は眼に焼き付けたつもりです。
部屋に戻って荷物を持って廊下で時間までもう一枚。


「ホテルの窓からー2」F1


ひとり参加の人達はこんな時には声を掛けたりしないでそっとしておいてくれるのが有り難い。
時間ギリギリにフロントに鍵を返して出発時間にちゃんと間に合いました。



 
「雪囲いされた瑞泉寺本堂・左が太子堂」


9時に出発して「木彫刻の街井波」へ。街の突き当りにある瑞泉寺は大きな山門、本堂、太子堂、勅使門と彫刻をふんだんに使い立派な建物ばかりなのは真宗の方達の信仰心の強さなのでしょう。勅使門前の石垣はまるでお城のようでした。
ここは真宗大谷派井波別院瑞泉寺の門前町として栄えた街。江戸時代に焼失した寺の再建のために京都本願寺の御用彫刻師が井波に派遣されその技術を伝えたことにより井波彫刻が始まったと、瑞泉寺ご住職の説明です。現在はこの彫刻が「日本遺産」に認定され今も通りに面して木彫の店が並びガラス戸越しに欄間を彫る様子が見られました。昔、家を建て直す時、二間つづきの和室には欄間を入れるべきだと大工さんにずいぶん言われて、でも私はあのすき間から空気が抜ければ空調が効かないし予算もないと言ってとうとう付けないままになりました。今の暮らしを思えば彫刻のある欄間は我が家には不似合いでなくて正解だったと思っています。そんなことを思い出しながらの街歩きでした。


 「右は瑞泉寺の城のような石垣」


 「井波 傘の緒のこみち」


ここから昨日の新湊からもっと先の氷見まで行き観光施設「氷見番屋街」で買い物休憩。大きな氷見のブリが1匹3万4千円、そのほかにも美味しそうな魚や串に刺したネギ間や天ぷら、買って食べたくなりそうでした。
ここも見るのはチョットだけにして外でスケッチ。


「番屋街近くの比美乃江大橋」

  


 「橋の一部と海」ハガキ


スケッチが終わって傘をトイレに忘れたことに気が付いて、その上場所が分からなくて・・・ハラハラドキドキしながら探し当てなんとか出発時間ギリギリ最後の一人でしたが間に合いました。

そこから少し離れたなだうら温泉磯波風(いそっぷ)で昼食。お座敷のテーブル席でブリと甘エビのお刺身や氷見牛のすき焼きなどの昼食。男性方は結構お酒も楽しまれていたようです。。同じバスの方も「この値段でどうやって利益が出るのかね」と思うほどの満足感。美味しいものは幸せになります

  

「2日目昼食」

  

次は最後の観光地五箇山の相倉地区ですが、また明日に続きます。

にほんブログ村ブログパーツ

アクセスランキングにほんブログ村