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折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

雨の東京へ(2)

2025年03月31日 | 東京へ


Kさんの猫さん(種類はマンチカン)
この子を撫で始めると突然後ろ脚2本で立ち上がった。 その数秒の間の可愛いポーズに私は驚いてスマホを取り出す余裕なし!残念!マンチカンは脚が短く驚いたり警戒したりと何かあると立ち上がるのだそうですが、それがいつかは飼い主さんにも分からないのだとか。特別ポーズを見られてラッキーでした。


新橋から豊洲間を走る新交通システム「ゆりかもめ」は想像以上に面白かった。何が面白いって、地方都市に住む私には窓の外に広がる非現実的に思えるほどの鉄とコンクリートの建造物の競演、林立。東京湾の水辺を見せたり隠したりしながら、突然現れるレインボーブリッジや思いがけない距離に船がいたり・・でも、これは普通に座っているので立っている方達の間からちらちら見えただけ。子供のように靴を脱いで窓に向かってシートに座りたい気分でした。かといって往きから立っていては体力が心配ですし、ちらちら見ながら帰りにはちゃんと見えるように立とうなどと思っていました。結局帰りも座ってしまい往きよりも混んでいる電車で外は見えないままでした。

帰ってから調べると「ゆりかもめ1日乗車券」は大人820円。また東京へ行く機会があったら、晴れていたら、時間があったら、元気だったら、何度でも好きな所で降りて眺めてスケッチして・・・そんなことが出来たらいいなと思っています。

帰りにテレコムセンター駅から新橋まで混雑した「ゆりかもめ」に乗ると座っている頭の上から耳慣れない言語が降って来る。外国人の多い事多い事・・・この日の寒さにも関わらず半袖だったり・・・私が外国に来たような感覚になっていました。そして新橋で東京駅に行く電車に乗ろうとしばらくウロウロ、どっちへいくんだっけ〜…ん〜…でした。東京駅についても夕食用の駅弁とお土産を買って新幹線にたどり着くまで、小さな私は人波にぶつかりそうになりながら頭上の行き先表示だけを頼りにホームへ。ホームの「17:30発ひかり661」の表示にこれで無事に帰れそうとホッとしました。
帰りのひかりは指定席、隣は空席のままでしたから夕食替わりのシュウマイ弁当を食べて、スマホの写真を見ながらKさんの猫さんの絵を描いたり(トップの絵)と、名古屋までの1時間45分を楽しく過ごせました。









順序は逆ですが、往きの新幹線は「こだまの自由席」でした。出発の何日か前に名古屋駅のみどりの窓口へ買いに行ったものの私が乗りたい「ひかり」は「その時間は全て満席です」「真ん中のB席しか空いてません」と言われて指定席はあきらめて「こだまの自由席」にしたのです。いつか名古屋始発の「こだま」は空いていると聞いた事があったので始発なのだから早く並べばよいだろうと、当日は20分前にホームへ上がると私がホームを間違えたのかと思うほど並んでいる人はわずかで、乗った列車も自由席はガラガラ。しかし途中からはだんだん乗客は増えて熱海を過ぎると通路に立つ人が増えました。自由席に初めて乗った私は新幹線の通路に立つ人の多さにビックリ。品川までは立ったままでの賑やかなオシャベリの下にいて・・・静かな新幹線ばかりではないのだと知りました。


名古屋始発の新幹線「こだま」浜松まではガラガラでした。


雨の東京・屋根オープンの「はとバス」はカッパ着た観光客を乗せて出発。


昨年に続いての雨だったので新幹線から富士山が見られなかったのは残念でしたが、私にとっては今回も大冒険をしたようなお上りさんの東京日帰り旅でした。
Kさん ありがとうございました。

歩いた距離 7K・10,840歩・上った階数5階
よく歩けました💮

「雨の東京へ」はこれで終わります。


雨の東京へ(1)

2025年03月30日 | 東京へ

東京臨海副都心を望む



日帰りで雨の東京へ行って来ました。今年もKさんが誘ってくださって、桜の開花とお互いの都合で決めた3月29日土曜日は昨年に続き今年も雨。「ずっと降っていなかったのにね」「名古屋を出る時も降ってなかったけど富士川を渡る頃から雨だった…」「雨女健在ねぇ」ほんとうに、東京は1日中冷たい雨でした。
外は雨でも目的のランチをしながら窓から七分咲ほどの桜を見て、お互いに元気な様子に安心しておしゃべりして時間が過ぎました。

晴れていれば29日から始まった「皇居の乾門通り抜け」に行ってみたいと思っていましたが予報も雨だったので、Kさん宅を辞してからは雨でも困らない乗り物と展望室で過ごすことにしました。

一度乗ってみたかった新交通システム「ゆりかもめ」で「東京臨海副都心」に行きました。ここでも晴れていれば、お台場の砲台跡へも歩くつもりでしたが雨は止まず。なので、「ゆりかもめ」からの車窓を楽しんでエレコムセンター駅で下車してエレコムセンターの21階にある展望室でゆっくり臨海副都心を眺めることにしました。
「ゆりかもめ」は新橋から豊洲までをコンピューター制御の無人自動運転。ゴムのタイヤでスピードが遅いようですが、観光目的の私にはこの方が有難い。車窓からはビルの林立する未来都市を思わせる風景が広り迫力のレインボーブリッジを間近に見上げたり右に左に船やコンテナの並ぶ埠頭など普段見ることのない風景の連続に座っているのはもったいないほどでした。

家で臨海副都心の見どころを検索していた時に見つけた「テレコムセンターの展望室」は素晴らしい場所でした。ゆりかもめの駅から直接センタービルに入ることが出来るのに私は気が付かずいったん外に出ましたが、1階ロビー(多分)に1歩足を踏み入れると「ここは何?入ってもいいのかしら」と思うほど広くて会社がお休みの土曜日のせいか誰もいない空間。奥に展望室への看板が出ていたので案内に従い20階に上がる。受付横のチケット販売機で500円の入場券を買い階段を上って21階の展望室へ。ここには椅子もテーブルも沢山置かれ、無料の双眼鏡もいくつも設置。先客はカップルが1組とテーブルでずっとパソコンを操作している男性が一人だけ。とても静かで、私がいた2時間近くの間の来場者は10人もいなかったような気がします。帰るとき受付の方が「まだあまり知られていないのです」と。それはもったいないような、でもこの静かな空間はそっとして置いて欲しい気もします。



テレコムセンター(ネットから拝借)


テレコムセンター1階


エレベーターを探して


21階展望室


曇っていても目を凝らせばレインボーブリッジ越しに東京タワーが見え、手前にはフジテレビの本社、少し右手には多分スカイツリーと思われる影もある。ずっと右の方角には東京ビッグサイト、この日は霞んでいましたが東京ディズニーリゾートも見えるらしい。本当に晴れていれば・・・なのです。









東京ゲートブリッジを大きく描き過ぎました


もう一方の窓からは趣の違う青海埠頭。はるか霞むほど向こうまでガントリークレーンが建ち並びコンテナが積み上げられた埠頭。晴れた平日ならクレーンを操作する人も双眼鏡で眺められるはず、雨で土曜日だったのがとても残念な事でした。



青海埠頭


絵を描いたり眺めたり帰りの新幹線の時間を気にしながら2時間近く展望室で過ごして、再びゆりかもめで新橋まで戻りました。

続きは次回に。


花曇りの東京へ(2)

2024年04月08日 | 東京へ

夕暮れの東京駅




皇居東御苑の大手門を出て東京駅を目指すのですが、もう脚が疲れて痛い。スマホで調べると大手町駅から東京メトロ丸の内線に乗れば1分で東京とある。それならメトロの駅は?と取りあえず信号を渡るとビルの入り口に小さく「大手町駅」の表示があるので入ってみる。表示に従って階段を下りたり曲がったり、次は右だの直進だのと進めば閉店している店が続く人通りも少ない薄暗い地下街を歩く。「大手町駅連絡通路」なる標識もあるので間違った道ではないと思いながら、もう30分も歩いていた気がしてきて、こんなに歩くのなら地上を歩いて東京駅まで行けたのではないかと不安と不満いっぱいになった頃、やっと大手町駅に着きました。実際は歩いたのは10分くらいだったのかもしれません。電車に乗れば本当に1分ほどで東京駅到着でした。




頭上の表示を見ながらまだかなぁと思いながら歩く

間違いじゃないかと思うほど誰も歩いていない連絡通路


やっと丸の内線改札口到着…



東京駅も大きくて広い。名古屋から新幹線で降りたあと山手線内回りに乗ろうとしたら、ホームまでが遠かった。頭上の表示を見ながら上ばかり見て歩きました。乗り継ぎの度に余裕時間をとっておかないとお上りさんの私は目的のホームになかなかたどり着けなくて脚も心も疲れます。西日暮里でも「これでいいのかな~」と確認、再確認。そんなふうにウロウロしながらも間違うことなく何とか1日を過ごせました。旅は頭の刺激にとても良いはずです。

この頃膝の調子があまり良くないので、歩くよりバスで楽しもうと「はとバス」の「東京さくら回廊 1時間コース」をネット予約していました。コースは皇居を一周する感じで、東京駅丸の内南口出発→大手町→九段下→市ヶ谷→四谷→半蔵門→英国大使館前→九段下→東京駅着 花曇りの夕方でしたが、2階建てのオープンバスなので桜を近くに感じられて、心配した雨も降らず冷たい風も気にならず楽しかった。乗客はほとんど若い方ばかりで満席。バスの2階に上がる階段が急でいつまでこれが登れるだろうと、やはり動けるうちに出かけねば…と思ってました。


はとバスの出発地が見えてホッとする


出発すればそれぞれスマホをかざして・・・




1時間のコースが終わると18時、夕暮れです




東京駅に着いてバスを降りると東京駅がライトアップされてポスターか映画のシーンを見るようです。でも、19:03発の新幹線ひかりに乗るのでゆっくり見てはいられず、夕食用のお弁当を買わねばとグランスタ丸の内店へ。ブログで拝見しているうさぎさんの記事に「近畿大学水産研究所はなれグランスタ東京店」の近畿大学生まれのマグロを使ったお弁当が美味しそうだったので、買うつもりで歩いたのですが、行き着けず。聞いても分からず、体力と時間切れで近くにあったsakana baccaで「ばらちらし」を買いました。これがとてもおいしくて、がら空きの新幹線でゆっくりいただきました。3割引券利用の新幹線チケットではのぞみには乗れないので名古屋までほぼ2時間かかりますから。外は暗くて景色は観られず(往きも富士山は見えず)お弁当を食べて、スケッチに色を塗って・・・ちょっと居眠り・・・。



sakanabaccaさんの「ばらちらし」1380円



21:01 名古屋駅到着 市バスで家に着いたのが22時少し前。 疲れたけれど良い思い出いっぱいの1日になりました。
列車時刻を調べたり、はとバスのネット予約や変更やら、日帰り旅でしたがひと月以上も楽しむことが出来ました。
今年もこんな機会を作って下さたKさん 有難うございました。

今回の旅はこれでおわります。

花曇りの東京へ(1)

2024年04月07日 | 東京へ

皇居東御苑 二の丸雑木林



東京のKさんから「今年も桜を見ながら鰻と猫はいかが」と誘っていただけて、おしゃべり出来る時に動けるうちにと、今年も出かけてきました。桜の開花が遅れて予定を1週間遅らせて4月6日の日帰り旅でした。お昼をご馳走になり、以前わが家で飼っていた猫によく似たKさんの猫をなでたり抱っこしたりと久しぶりの猫の手触りが何とも嬉しいことでした。窓の向こうの桜並木はちょうど満開。1年振りのおしゃべりが出来て、思いきって出かけて良い時間を過ごさせていただきました。


午後には駅まで送っていただいて、後は一人で桜見物。
あまり時間は無いので以前に紅葉がきれいだった皇居東御苑に行くことにして、先回とは違うコースで歩こうと東京メトロ東西線「竹橋」から平川門へ。皇居なので門の前では手荷物検査もあります。ここから二の丸庭園を見て大手門まで歩き、次の東京駅出発のはとバス乗車までに120分。林を見て花を見てスケッチも少し。スケッチ等はいけないのかもと思いながら小さなスケッチブックにペンだけでチョコチョコっと描いて、帰りの新幹線でスマホの写真を見ながら色を付けました。


平川門を入って濠に挟まれた道を何度も曲がった先にパッと開けた真っすぐな道。その左手は木立の柔らかな新芽と色々な桜色が溢れる二の丸庭園です。説明文によると「昭和天皇のご発意により、武蔵野の面影を持つ樹林として、昭和57年から60年にかけて整備されたものです」とあり、明るい雑木林がとても魅力的です。一昨年の紅葉の時期に初めて訪れた時には、違う季節にまた是非と思っていましたから念願がかないました。何種類もの桜、黄色の山吹、木立の下に広がる無数のシャガの花、シャクナゲ・・・その向こうに聳えるビル群。そして沢山の外国人観光客。日本人の方が少ない気がしました。



皇居東御苑 二の丸庭園


少ないベンチで一人座っていた外国のオジサンに日本語で「ここに座ってもいいですか?」と言えばニッコリして少し席をあけていただけて、「ありがとう」と日本語と笑顔・・・これしかできない私。そこでスケッチしたのが ↑ 。



二の丸庭園
木陰のベンチ
静かなベンチで一休み。見晴らしがよくない場所は人が少なく休憩するには好都合。





江戸城でここだけに今も残る木の橋・擬宝珠は寛永や慶長時代のものもある



平川門








今回は膝がいまひとつなので、高台への汐見坂や梅林坂を登ることはあきらめて平坦な場所だけに絞りました。明るい林を眺めて楽しんだ次は、東京駅発17:00の「はとバス 桜巡り」。勝手が分からない東京駅の事を考えて早めに東御苑を出なければと焦りながら大手門へ向かいました。


外から見た大手門

※ 続く

桜雨の東京へ 2023・3(2)

2023年03月28日 | 東京へ

隅田川・吾妻橋



雨の東京日帰り旅に思ったこと。

前回行った時もそうでしたが鉄道路線が多いことに驚いて、スマホの乗換案内が便利なことに驚いて・・・
東京駅を降りてからスマホで検索しては東京メトロ丸の内線、東西線、半蔵門線、千代田線・・・JR山手線、常磐線と色々乗りました。東京駅が広いことは知っていましたが大手町駅や北千住駅、上野駅など乗り換えるのにあれほどの距離があるとは思っていなくて頭上の表示を頼りにひたすら上ったり降りたり曲がったりしてこれで着けるのだろうかと不安を抱えてテクテクでした。2度目なら「乗り換え最短」などの検索もできたでしょうが、最短よりはまず無事に乗り換えできることが優先で、随分余計に歩いただろうと思います。でも、ほぼ予定時間通りに乗ったり降りたりできたのはスマホのおかげ、本当にありがたかったです。家に帰ると歩数は18,759歩!これは歩き過ぎです。駅でエレベーターなどを見つけられずに上った階数も7階、下った階数は計測されないので不明、膝に来るわけです。

前回も今回も思うことはやっぱり東京は人が多いこと。東京駅もごった返していましたし靖国神社へ行こうと東京メトロを九段下で降りると駅も通りも若い人でいっぱい。この日は日大の卒業式が日本武道館で行われる日だったことを後で知りました。華やかな袴姿の女子学生が目立ちました。



靖国神社の神門の内は桜満開


靖国神社でお参りした後、お御籤売り場の軒下で一休みしていると掲示板の前で長いあいだ男性が直立不動、何があるのだろうと私も見に行くと30歳で戦死された方の「南方に転進」するにあたり書かれたという手紙の内容の掲示でした。30歳はお舅さんが戦死されたと同じ歳・・・その後のお姑さんと残された子供たちの暮らしがどんなに大変だったか。幸せそうに卒業式に向かう学生たちがずっと平和な時代を生きて行かれることを祈らずにはおられませんでした。
厳粛な気持ちになった境内を出れば傘を差しながらも浮き浮きと桜の撮影、お上りさんを楽しんでたらふく食べたのも私です。

今回は人が多かったのはのは浅草が1番。仲見世などは歩けないほどの人・人・人、花の見ごろの土曜日でしたからでしょう。



浅草仲見世は歩くのを躊躇するほどの人人


それからスカイツリーも川沿いの風景も写真で見るのと実際とは大きさ迫力が全く違う。隅田川沿いに建つアサヒビールのビルは写真では見ていてもこれも実際に見るとやっぱり不思議な形。今では街の景観といっても「泡のあふれるビールジョッキ」と「炎のオブジェ」斬新?な形で造られた当時の反応はどんなだったのだろうと想像しながら雨の止み間にちょっとスケッチ。
時代小説で登場する「大川」がこの辺りから下流なのだとか、今度小説を読む時には大川のイメージが変わりそうです。


浅草二丁目



次回はこんな隅田川水上バスにも乗ってみたい


新幹線はJR東海のジパング割引を利用するので「のぞみ」には乗れず本数が少ない「ひかり」に乗車です。前日に予約しておいた往きの東京行きは満席。帰りに東京駅でチケットの時間変更時に「窓際を」と言うと「あっ、E席が1つだけ空いてました」と。帰りも空席はわずかな感じでした。コロナの頃は1両にほんの数人の乗客だった気がしますから、これもコロナが終息してきて皆さんが動き出したのだと思えました。
スマホ片手にウロウロしながらの旅は刺激いっぱい、また晴れた日に行けたらいいなと思った東京旅でした。



Kさん宅のsuiちゃん
種類はマンチカン
18年一緒に暮らしたミーちゃんにお顔がそっくりでした


※今日の絵は写真からハガキサイズで
※「桜雨の東京へ 2023・3」は終わります。


桜雨の東京へ 2023・3(1)

2023年03月27日 | 東京へ

隅田川テラスから


東京に桜の開花宣言が出されたころ知人のKさんから「お花見に来ませんか」とお誘いがありました。彼女とは2年前の12月にお会いして、その時「この辺りは桜がきれいで鰻重の美味しい店があるの、次は食べながら桜見を」と言われ「いいわねぇ」とお別れしてコロナが落ち着いた2度目の春です。どちらも都合が良い3月25日に決めました。桜も満開のはずです。それなら私は前か後にもう1日東京見物しようと調べるのも楽しいことでした。

ほぼ予定が決まり天気予報をチェックすると、東京は23日からしばらく雨続き。せっかくのお花見チャンスに雨なんて、何とか行けたとしても楽しみな道中の富士山は見えないし外のスケッチはもちろん無理。後は天気予報が変わることを祈っていましたが・・・21日にとうとう今年の東京行きはあきらめることにしました。

東京の天気予報が金曜土曜ともほぼ曇りに変ったとスマホに連絡があったのは23日、その日は夕方まで教室にいてチケットを買いに行く時間も無く宿泊はあきらめて25日日帰りに決めました。日帰りと決めた翌日24日の昼のニュースでは千鳥ヶ淵や浅草は薄曇りで夏日だったとか。この時点では25日も1日中曇りの予報でした。でも、以前から雨女の私が出かければたとえ予報が降水確率0%でも降るのです。で、しっかり降りました。
家を出る時から雨、当然新幹線からの富士山も見えずでしたが、車窓を流れる山々の桜が雨にかすむ様子は言いようのない素晴らしさではありました。
Kさんのお宅でお昼をご一緒する予定なのでその前に靖国神社へ。出征時の軍服姿の写真でしか知らない戦死されたお舅さんに手を合わせてきました。本降りの雨の中、桜は満開、お御籤は「小吉」。
そこからお堀端や田安門の辺りの桜をちょっとだけ見てKさんの家へ。




靖国神社





九段坂公園から


「この鰻を食べてもらいたかったの」と彼女の幼馴染の鰻屋さん自慢の鰻重をいただきながら2階の窓からちょうど見ごろの桜並木を見降ろしておしゃべり、目福口福の幸せ時間でした。出かけて本当に良かったです。




翌日も仕事だというKさんに駅まで見送っていただいて私は浅草へ。まだ行ったことが無かったのです(多分)。
お上りさんなので電車から見えるスカイツリーの大きさに驚いて、浅草寺の人の多さに驚いて、外国人の多さにまた驚いて、隅田川べりまではじき出されてやっと一息つきました。




浅草寺



浅草寺境内の人の少ない場所で休憩しながら




隅田川テラスから厩橋?方面
途中から雨・・・



テレビなどでは時々見た隅田川の風景を目の前にしてスケッチし始めるとポツポツと雨。私の膝はそろをろ限界。早めに帰ることにして東京駅へ向かい予定より30分早い列車で名古屋に着いたのが20:01 まだ雨が降っていました。

お上りさん旅日記、明日もう1日続きます。


東京はビックリ続き

2021年12月18日 | 東京へ


皇居東御苑の林






先日の東京1泊2日旅、東京はやっぱり東京で大都会なんだと改めて思った2日間でした。
お上りさんの私が何に驚いたかと言えば、一番は林立する高層ビル。名古屋にだってタワーマンションはいくつもありますし、この頃は名古屋駅前に結構高いビルも出来て都会になったものだと思っていました。でも、東京はそんな建物がズーッと続いていてびっくりでした。そんなことはテレビでもよく見ているはずですが、実際に見ると驚いてばかり。
そして人が多い事、駅や街は人人人。人が多ければ運ぶための鉄道が入り組んでいて、私が乗った京浜東北線、東京メトロ千代田線は電車の本数も多かった。「電車の本数が多いから便利ですね」と地元のKさんに言えば「そうでもないの、10分くらい待つこともあるから」と。10分待てば来るのは間隔が短いって事だと私は思います。その電車、料金が安いのもいい。東京から上野までなら157円(半端な金額?)。名古屋の地下鉄は200円からですし市バスは210円です。

人は多くてもスケッチしている時に話しかけてくる人は稀でした。他の土地ではよく話しかけられることがありましたが、東京人は何かが違うようです。と言って特に話しかけられたい訳ではありません。
街中の人込みや人だかりはコロナなどは無いかのよう。アメ横やバスで通りかかった築地の路地、宝くじ売り場の行列も驚きでした。やっぱりこれも人口が多いせいでしょう。

歩いていて見かけた横断歩道橋にエスカレーターがあったことにもビックリ。あったらいいなとは思っていましたが・・・初めて見ました。名古屋には多分…無いけれど他の都市にはどうなんでしょうあるのかな。

東京の青い空もきれいでした。もう紅葉は終わっていると思っていたら、まだ間に合って楽しめて、ほんとにきれいな青い空に銀杏の黄葉が映えていました。今は「東京の空 灰色の空・・・」ではないようです。そんな黄葉を楽しみながら歩くと思っていた以上に高低差があって膝に来ました。大河ドラマにも出てきた彰義隊ゆかりの「上野の山」お墓のある場所まで不忍池からはかなりの登り、山でした。

それから、東京駅に着いてすぐ絵の仲間のI・Kさんにバッタリ会ったのにもビックリ!お孫さんとお嫁さんとでディズニーランドへ行くところだとか。同じ列車で東京に着いたようでした。
などなどと・・・たくさん驚いた2日間、驚くことは脳の活性化にもなるのではと思います。
たくさん驚いて満足して、しばらくは「どこかへ行きたい病」は収まってくれるはずです。年末ですし・・・





清水観音堂

今日の絵は写真から描きました

東京1泊2日旅(5)噴水公園

2021年12月16日 | 東京へ


和田倉噴水公園





皇居東御苑を出てからは膝をかばいながら何とか歩いて和田倉噴水公園にたどり着き、ドスンと座り込みました。もう歩けない!この後出発までに東京駅のステーションギャラリーや新丸ビルのテラスで休憩などはとっても無理!ここで身体を休めながらのんびり時間を過ごすことにしてゆっくりスケッチ。広場の南北に噴水があり小さな流れが間を繋いでいて、橋もかかっている。子どもたちが流れを飛び越したり、大人はおしゃべりしたりとゆったりした公園です。着いた時はあまり水が出ていなかった噴水が突然噴き出し流れ出し、その勢いと音が公園の噴水とは思えない程の迫力でした。東京って噴水も凄いんだ~・・・お上りさんは感心しきり。
この噴水は1時間に何回か高さが6メートルほど噴き上がるのだとか、他にも場所を替えれば見どころも多そうな公園でしたが、もうそんな余力はありませんでした。

しばらく座っていたらまた歩けそうな気になって、東京駅に向かう道、濠に映るビル群と銀杏並木が絵のようでしたが、これは絵には描けません。濠の左方向には形の良い和田倉橋、それも遠目だけで我慢しました。



画面の左、外側に形の良い和田倉橋があるのですが…



東京駅前の御幸通りではほとんど日陰になってしまった並木の中で1本だけスポットライトを浴びたようなイチョウがあって、撮影スポットになっていました。この日、この通りは結婚式の前撮りらしいカップルが何組もあって、若いっていいなぁと見てました。
少し歩いては休憩、16時57分発の新幹線までの時間つぶしは意外と早く過ぎました。







少し早めにと東京駅に着くと忙しく歩く人人人・・・人が多い。
駅構内の案内が繰り返す「地震の影響による・・・東海道・・・大宮・・・」よく聞き取れないけれど、昼にあった地震の影響があるらしい。東海道線とか言っているのが気になりましたが、表示を見ても新幹線には影響がなさそうでホッとして、早めに「名古屋方面」を確認してホームに上がって待合室で待つことにしました。ところがじっと電光表示を見ながら待っていても私の乗る列車が表示されないのです。スマホで検索しても私の乗るホームが見つからない。そんなぁ~!駅員さんはいないし、どこかで聞かないとと焦りながらホームを降りて行くとこれから乗務に向かうらしい制服姿の方達に出会って、引き留めて聞きました。サッと手帳を出して調べて「この先の15番ホームですね」と、とっても親切でした。名古屋方面行きの新幹線のホームがこっちと向こうに何本もあるなんて、確認せずに違うホームで待っていたのです。出発前からスマホで調べて手帳に書いて乗り換えも万全のつもりでしたが、最後に名古屋行きのホーム確認を忘れていたなんて、油断です。やっぱり早めに動かないと何があるか分からない。じゅうぶん間には合いましたけど・・・これが今回の旅の一番のドキドキでした。


帰りの新幹線は「こだま」なので約2時間半、途中の駅で降りる方や乗る方も若い女性が多かった。
道中の半分以上は居眠りしながら無事、名古屋に着きました。ずいぶん遠くまで大旅行をした気分。
何とか無事行ってこられて本当に良かったし、困ったことや失敗もあったけれど楽しかった!
東京行きのきっかけを作ってくださったKさん、ありがとうございました。





和田倉噴水公園ー噴水1


和田倉噴水公園ー噴水2




なんど描いても難しかった東京駅




2日目
 歩行距離 12・6km
 歩数    19072歩
 登った階数  10階
これでは脚が悲鳴を上げる訳です。


これで東京1泊2日はおわります。
長くお付き合い有難うございました。

東京1泊2日の旅(4)皇居東御苑

2021年12月15日 | 東京へ


江戸城大奥跡に作られた芝生広場


このブログ(4)は、明日アップの予定でしたのに、アップしてしまったようです。
ほんとにまぁ~ です。

二日目の午後、この旅の最後に予定していたのは皇居東御苑の見学です。一部とはいえ申し込みなしで見学させていただけると聞いていたので是非にと出かけました。しかし疲れた脚で入り口の大手門まで歩くだけでも大変、近くの駅まで電車で行くとしてもこれまた駅を探してと大変なこと。タクシーに乗るほどの距離ではないしと思いながら、ゆっくり歩いて大手門入り口へ。これで「今日の入場者はいっぱいで締め切りました」等と言われたら・・・そんなことは無く、簡単な荷物検査だけで入ることが出来ました。




手荷物検査


大手門 ここから入城



東御苑は旧江戸城本丸、二の丸、三の丸の一部を庭園として整備され昭和43年から一般公開されているそうです。
大手門からいくつかの番所の建物、巨大なうえに表面が滑らかで美しい石垣にはさすが江戸城だと撫でさせていただいて通りました



富士見多門への道



鳥も遠慮するらしい皇居の柿


日本古来の果物園ではたわわに実った柿に「ここの柿は鳥も遠慮してつつかないのかしら」とは、見学中の女の方。そうかも、です。
松の大廊下跡、富士見多門への坂道の紅葉を見て、本丸や大奥跡の広ーい芝生は横目に通り過ぎ、行くつもりの天守台は見えているのにまだ遠かった。途中で休憩しては、天守閣の無い天守台に登って、ほぼ目的を達したのでさぁ帰ろうとゆっくりゆっくり・・・
急な下りの汐見坂、坂の下には今が盛りの紅葉の林が広がっていてちょっと元気が出ました。




天守台


汐見坂から

自然な感じの林の紅葉と黄葉、一番良い時期ではないかしらと、足の痛さも忘れてしまうほど。この林を見られただけでも来たかいがあったと思えました。








ここは「昭和天皇のご発意により、武蔵野の面影を持つ樹林として昭和57年から60年にかけて整備されたものです」と看板があり、その奥には上皇陛下のお考えを受けて拡張された新雑木林もありました。

林の秋を堪能して大手門から出たあと、地下鉄大手町駅に行けばよかったかと思いながらもう一つ「和田倉噴水公園」も見て見たいと欲張って・・・
で、あと1日・・・つづきます・・・






巨大な石をきっちり積み上げた石垣



東京1泊2日の旅(3)不忍池・SKYバスツアー

2021年12月15日 | 東京へ


不忍池





夜はよく眠れて5時半起床、身支度をして6:30からの朝食へ。今回の旅はJR東海のフィフティプラスを利用していて、いただいた旅程表には「朝食ナシ」とありますが、2階でパンと飲み物はご自由にとの事。1個ずつ包まれたパンが色々、トースターで焼いてソフトドリンクも。これで十分です。
2日目も有効に使いたいので7時半前にチェックアウト。

上野公園の不忍池へと歩く。途中の24時間営業の居酒屋さんに結構お客さんが入っていたのには田舎者のババサンは、この時間に?朝から・・・と。



朝7:32  立ち飲み店にも多くのお客さん


不忍池に着くと池を覆う枯蓮が何とも良い色になっていて、枯れた寂しさというよりは明るい風景が広がっていました。弁天堂の屋根に光が届き始めると周囲の黄葉と共に一層素敵な晩秋の景でした。
池に張り出した遊歩道の上でスケッチ1枚、散歩中の男性が「ここは花が咲く時が最高ですよ」と。品川から自転車で1時間、ほとんど毎日来て散歩しているのだそうです。昭和24年生まれで「車を止めてから自転車にしたらどこでも自由に行けていいですよ」と足取り軽く歩いて行かれました。品川って・・・新幹線で東京の1つ前の駅、遠いのに・・・。

弁天堂にお参りしてから、絵にちょっとだけ描き入れた五重塔まで行ってみたくなりました。池のそばから階段を上って清水観音堂へ、そこからテクテク歩いても行けそうも無くてパトロールの方に聞くと「五重塔は動物園の中ですし、中からでも周囲は木で良く見えないと思いますよ」ですって。やはり下調べナシのの行動は無駄が多いとまた反省。その先の西洋美術館の横を通ると「設備整備のため休館中」の看板。高校時代に友人と、結婚してからは小学生の子供を連れても来たことがある場所、周囲はずいぶん様子が変わっていても懐かしいなと思いました。


ここまで来るともう膝が言うことを聞かなくて、動物園側の上野駅近くで休憩しながらイチョウの黄葉を簡単スケッチ。駅からはどんどん人が出て来て前を通るけれど道は広いし、スケッチブックを広げていれば長い時間座り込んでいても怪しまれない・・・と、思う。



絵の左の方に上野駅



上野駅近くで初めて見た上半分ほどのスカイツリー、ハァ~~と別世界のものに出会ったようで立ち止まって見とれました。


ここから山手線で東京駅へ。
11時半から40分間のSKYバスツアー「東京タワー・レインボウブリッジコース」乗車。天井の無い赤いオープンバスをテレビで見て乗って見たかった私、お上りさんなんです。




天井の無いバス


東京タワー・レインボウブリッジコース


このバス、乗車できるのは2階席だけ。1人参加の私の隣以外はほとんど一杯の盛況で、数日前にネット予約しておいてよかったです。出発してすぐ東京タワーへ、天井ナシの頭上に聳えるオレンジ色の鉄骨が迫力満点!首都高速に入るとオープンバスは12月の風を切って頭が涼しいこと涼しいこと、レインボーブリッジを渡れば両側に広がる未来都市のような臨海部や港の風景がつづいて・・・豊洲、築地、銀座へと走り抜けて、映画を観ているような40分間は本当に楽しかったです。



東京タワー


レインボーブリッジへ


銀座を通過









バスを降りてお昼をどこにするかと歩いて見つけたMARUNOUCHI STREETPARKにカッコいいキッチンカー。







疲れて座りたい事もありランチはここに決めました。知らないものはやめて唯一名前が分かるパエリアを注文。1380円はちょっと高い気もしましたが、ホカホカと暖かくその美味しかったこと、大満足でした。それから落ち着いてよく見たら東京ステーションホテルの出店、そういえば運んでくれた男性もシェフさんもとても丁寧で感じよかった。
この食事中に、地面がドンドンと縦揺れから横揺れ・・・「地震ですか?」と近くの人に言えば「そうですね」といたって平気そう。東京は地震が多いようなのでこれくらいでは何ともないらしいのに驚きました。でも、夕方の東京駅では大宮方面の乱れが続いていると案内を繰り返していましたから、やはり地震だったのです。





ちょっとトイレを借りに入ったのは丸ビル、入り口のクリスマスツリーはハリーポッターがテーマでした。
それから、皇居東御苑の見学へ。

まだ・・・つづく・・・のです・・・

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