折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

伊吹山を見に(2)

2024年06月23日 | 伊吹山と周辺



中山道柏原宿 左はもぐさ屋伊吹堂左京商店 今も1軒だけ残る老舗です



伊吹堂左京商店



水田の風景を堪能してJR東海道線柏原駅に戻る。駅近くにカフェがあったはずなのでお昼をいただいてトイレもお借りしようと思ったらガラス戸に「本日臨時休業」の表示。それはそうだろうと思います。歩いている人はめったにいないし、国道からも離れている旧街道で車の往来も少ないのですから。仕方が無いので駅から西へ400mほどにある柏原宿歴史館へ。ここには以前にも来たので併設された喫茶店もあると分かっていても疲れた脚には遠かった。歩きながら宿場の風情を残す建物につい立ち止まるのは脚を休めるためもありました。



左の建物が柏原歴史館 国の登録有形文化財指定の建物で喫茶も併設



歴史館併設の喫茶「柏」にたどり着きヤレヤレと座って、先ずはアイスコーヒー。開け放した窓からは涼風が吹き込んでホッと一息です。この辺りはお灸に使用するもぐさの産地なのでお灸に見立てた「やいとうどん」とか近くの川に蛍が飛ぶ頃だけの「蛍うどん」が名物とありましたが、私は冷たいざる蕎麦を注文。写真を撮るのも忘れていただきました。こうしたお店が臨時休業もあり得るので、一応お握りとアンパンは必ず持って歩き、残れば夕食に。



皇女和宮様が宿泊された本陣跡地とある


お昼をいただいて休憩も出来た後は碑や説明板もゆっくり読む。
以前来た時よりも説明板が分かりやすくなりました。



民家の日陰でスケッチ



駅までのんびり歩く間に気になる場所で、座れる場所があればちょっとスケッチ。でも、街道なので家の前ではゆっくり座ってはおられず、色は簡単に。



誰も歩いていない。




昔は蔵だったらしい建物が見えた(家で色付け)


スケッチしながら歩けば帰りは駅まで近かった。以前来た時は大雪の後で、足元が心配でしたし家に近寄れば落雪を心配しながらも大好きな雪景色にワクワクしながら歩いた道でした。



茶色の柏原駅の後ろは伊吹山。駅舎の割に大きな跨線橋(エレベーターが欲しい!)。


柏原駅に着いたのは14時前、朝駅を出て5時間半。とても充実した時間になりました。帰りは東海道線大垣で乗り換えて名古屋へ。家に着いたのは4時過ぎでした。こんな良い天気に夕焼けも見ないで帰るなんて以前だったらありえない事。ま、80を超えたのですから無理はしない。歩いた距離は7・5キロ 歩数は13,247歩 階段を上がった階数は6階  距離の割に歩数が多いのはキョロキョロしたり膝が痛かったりしたためだろうと思います。それでも見たい所は見られた楽しい1日でした。

おわり。

伊吹山を見に(1)

2024年06月22日 | 伊吹山と周辺

最初の1枚



6月18日のテレビで天気予報士が「明日は梅雨に入る前の貴重な晴れ間になるでしょう」と。それなら晴れているうちに何処かへ出かけようと色々考えて、しばらく行っていない伊吹山を見に行くことにしました。

予報通り19日の朝は快晴! 家を6時過ぎに出てJR東海道線名古屋駅発7:16の米原行に乗る。東海道線の列車はほとんど大垣で乗り換えになりますが朝夕の数少ない列車は乗り換えずに目的の「柏原駅」まで行ける。ただこの時間は通勤通学の人で混雑し、のんびりと外を眺める余裕はありません。
柏原駅に着いたのが8:30 ここから伊吹山と水田の風景を楽しみながら、膝を気にしながら歩けるだけ歩きました。


いつもは駅を出ると右に進むのですが、今回は違った風景を求めて左へ歩く。膝の負担を減らすために荷物はキャリーにもなるリュックに詰めてゴロゴロ引いて歩きました。この音がけっこう気になります。膝の負担軽減には減量が第一だとは分かっていてもそれはとても無理・・・です。




青線が前半の水田地帯、茶色線が後半の柏原宿





東海道線の線路をくぐって県道551号線を進めば目の前に久しぶりに出会う伊吹山!名古屋を出た時は雲一つなかったのに山近くには雲。山が隠れない事を願いながら水田と伊吹山の見晴らしの良い場所を探して歩く。県道から折れて左手には「成菩提院」。その昔、家康の参謀といわれた天海大僧正が住職を務めた時期もあるという寺の小山。その山裾に沿って行くと、そこに私が見たかった風景がありました。広々した青田の向こうに聳える伊吹山。青い空に白い雲がぽっかり浮いて、時々山にかかっては離れてまたかかる。


日陰に椅子を置いてスケッチ1枚。その日最初の1枚は気持ちばかり入りすぎて毎回面白くない。これがトップの絵です。



柿の木の日陰で


太陽が移動して日陰の位置が変わるので私も移動する。柿木の近くは日陰があっても伊吹山は裾しか見えない。でも、日向では白い紙がまぶしすぎて色が分からなくなるのでしばらく日陰で休憩。




水路の水音を聞きながら



本当はこんなに素晴らしい風景です・・・




田んぼの中の舗装された農道を歩く人はいない。はるか向こうの青田の中に腰をかがめて作業中の人が見えるほかは、時折軽トラックが通るだけです。日陰を見つけると出来るだけ隅っこに椅子を置いてはスケッチ・・・期待は大きかったのにちっとも思うようには描けませんでしたが、カエルが鳴いてヒバリが鳴いて、時折ウグイスも。真夏のような太陽の光も青田を渡る風や水路を流れる水の音を聞いていると爽やかでした。気温は26℃。




この辺りは田毎に田植えの時期がかなり違い、青田の場所もあれば早苗を育てている所もある。まだ田に水を引いていないところもあって、稲刈りの時期も田んぼごとにかなり違う。


少し歩いた先では、6年前に初めてここを訪れた時に椅子を置いたのは、あの木の下と思いだした風景。



ここの1枚もイマイチですが、またこの場所に立てただけでも嬉しかった。あの日と同じように伊吹山の裾にはひっきりなしに新幹線が行き交い左手の東海道線には客車や貨物列車が通る。この場所は撮り鉄さんの目当ての場所でもあるのです。


">
東海道線の下のトンネルをくぐる。水が溜まっていて滑らないように気を付けて。



ブロ友さんの記事から知ったこの場所、まだ田んぼはかわいたままでした。
乾いた田の向こう少し高い場所が東海道線、その左手あたりの下をくぐってこちら側へ来ました。







2018年6月16日にこの場所でスケッチした時はもっと丁寧に描いていました。6年後の今は?見比べてみて、あらまぁと驚いて、進歩の無さを反省しています。

ここまでで4.8㎞ 駅を出発して3時間過ぎました。
この後は、駅近くの中山道柏原宿を歩きました。これはまた次回に。


膝がかなり良くなってきた

2022年03月05日 | 伊吹山と周辺


今日の絵は写真から描きました




私の膝の不調はもう15年以上、体重の増加と加齢と運動不足、よく分かってはいます。
歩き過ぎれば時々膝に水が溜まり腫れて痛むので整形外科で水を抜きヒアルロンサンの注射をしていただいていました。だましだましでも歩けていた膝なのに2019年1月に北陸へコハクチョウを見に行った時、限界を超えました。みぞれの中をテクテク歩いて冷えたのが良くなかったらしい。そのあと家に帰りつくまで大変でした。翌日整形外科に行くとCT画像を見ながら先生は「関節がすり減ってかなり変形していますね」と。痛み止めの注射も全く効き目無し。「あとは人工関節の手術ですね」と言われてガッカリしていました。

痛み止めの薬を飲んで我慢していたころ、友人が接骨院を紹介してくれて、ここで良い先生に出会えました。壁に「院長のゴッドハンド」と貼ってあるのが少々胡散臭い気もしましたが、最初の日に院長先生に「大丈夫歩けますよ」と言われただけでも膝は軽くなって、それから約1年の通院で手術なんて全く考えなくても良さそうになりました。そしてやって来たコロナ禍、通院を止めて1年半たった昨年5月、近くに整形外科が開院しました。行って見るとリハビリの理学療法士の方達がとてもいいのです。マッサージして電気をあてて・・・それから後のストレッチなどの指導が私には合っていたようで、少しずつ良くなっている気がしています。
先日、伊吹山へ出かけて帰るまで1万歩歩いても膝に水がたまることがありませんでした。





柏原駅のホームからの伊吹山



膝関節の変形が治ったり、すり減った軟骨が元に戻ったりしたとは思えない。
では、以前に人工関節手術を勧められたのはなんだったのかしら。
治療法はひとつではなく色々あるとは思うのですが、私の場合「神の手」に救っていただけて本当に良かったと思っています。

心配なく歩けるようになれば楽しみも広がります。
海辺へ高原へ、古都へも旧街道の街並みも・・・行ってみたい所がいっぱいです!




岐阜県側からの伊吹山 電車からスマホで



明日から1週間、用事が重なってブログの更新は無理な気がします。
再開したばかりですがまたお休みなのです。どうぞよろしく。

冠雪の伊吹山を見に(2)

2022年03月04日 | 伊吹山と周辺


新幹線の高架下から (F3)




両側に雪の積もった農道をテクテク歩いて車の多い道に出る。その前に曲がり具合が形良かった小さな川を渡るのですが川の中まで重機が入って大規模工事中。すっかり形が変わるらしい。ここもバイパス工事の影響でしょうか。トラックが行き交っていました。
表通りは片側だけでも歩道が設置されているのが有難い。帰り道を歩けるかなと膝の様子を見ながらも駅とは反対の方角へ。「新幹線の向こう側から伊吹山を見ると裾の方に見える村のはずれが登山口でそこが1合目」と散歩中のお爺さんに教えていただいた場所を目指して歩きました。たまに声を掛けて下さるのはお爺さん。




新幹線高架下の自転車道から望む伊吹山






少し歩くと確かに新幹線の高架下の通路から伊吹山が良く見える。ここから雪に覆われた自転車道が伸びていて、高架の下のわずかに雪が無い所にぺったり座ってスケッチ開始。持っている物を色々敷いてもお尻が冷たい。こんな日に椅子を忘れたのは大失敗!
雪の積もった自転車道なんて誰も通らないと思っていたら、何かの点検中らしい作業着姿の男性二人が徒歩で通過。何か声を掛けられたけれどよく分からないので「こんにちわ」と返しましたが、笑っていらしたからバアちゃんの答えが変だったのかも。
あとは誰も通らず、すっきりと山の裾野までよく見えて、頭上を行く新幹線の騒音以外は素敵な場所です。帰りの距離が心配にはなりますがこんな場所が見つかって歩いた甲斐がありました。
新幹線をくぐらずに右に折れてしばらく行けば、柏原から何度か歩いた場所に出られそうな気がしますが、JRの一区間を歩く自信はまだないので近江長岡駅まで引き返すことにしました。







日の当たらない道の脇には雪の塊が山になっていたり、民家の北側から今にも落ちそうな部厚い雪、あれもこれも私には珍しい風景ばかりで休憩を兼ねては立ったままペンだけで軽くスケッチして距離も膝も気にならず、JR駅に着きました。
駅に着くと東海道線は出たばかり、30分に1本なので次の列車迄ホームに上がってちょっとスケッチ。ほんとうは、ホームで雪だるまを作りたかったのですが、白髪のバアサンがまぁ!と呆れられそうで、なんとか我慢しました。

名古屋まで帰るのにスマホの乗換案内では大垣で1回乗り換えになっていて、乗ったのは「大垣行」。のんびり大垣までの車窓を楽しんでいたら、車内放送で「この列車は終点大垣から新快速豊橋行きになります」と。じゃ、乗り換えなくてもいいってこと?らしい。終点大垣に着くと大半は降りても座ったまま残っている方もある。「出発まで6分間ほど・・・」と案内があって一安心。何度か乗っているのにこんなのは初めてでした。だからチョットのお出かけも頭への刺激がいっぱい。活性化になる気がするのです。少し前に調整した補聴器も調子が良くて車内案内が聞き取れたので安心のお出かけになりました。

名古屋駅を出発したのは10:00発の電車  名古屋駅に戻ったのは16:14
JR往復2340円+弁当代わりのアンパンと水筒にお茶、これでこんなに楽しい時間が持てるなんてと思うのですが、友人達に話すと「寒いのに・・・」「雪の中でしょう」「よく行くね~」と、ただ呆れられてしまいました。そう言われることは分かっていたことです。変り者のババちゃんは寒い冬や、不便な場所はこれからもやっぱり一人旅続けます。





ホームから


冠雪の伊吹山を見に(1)

2022年03月03日 | 伊吹山と周辺

伊吹山 (F3)


普段から時々チェックしているネットのライブカメラ、良く晴れた2月25日の伊吹山は雪で真っ白。予報によれば26日も晴れ!この眼で実際に山を見たいという思いがふくらんでふくらんで、26日にとうとう出かけてきました。コロナ禍になってから伊吹山へ行くことが無かったのでほんとうに久しぶりのことでした。

JR名古屋駅から東海道線で近江長岡へ。大垣で乗り換えても1時間ちょっとで到着です。
関ケ原を過ぎると日陰に残雪が見えはじめ、柏原あたりからは畑や屋根の北側にこんもりと大雪の名残り。しばらくすると車内案内で「右手に見える山は・・・」と伊吹山の紹介があったのにはちょっと驚きでした。
到着した近江長岡駅のホームは歩く場所だけ除雪されていてあとは積まれた雪と積もったままの雪。思い描いていた雪国の風景です。



JR東海道線 近江長岡駅ホームと伊吹山



この駅から先は街を抜けてデンと伊吹山が見える場所まで歩くのですが、ちょっと立ち寄れるような店もコンビニも無いのでそこは覚悟して出発です。



矢印で駅に戻るまで約9000歩



道路と農道は除雪されているので、脇道に入らなければ心配なく歩けます。
期待にワクワクしながら小さな街を抜ければ山は眼の前。青空を背にくっきり雪の伊吹山!ずっと憧れていた姿にやっと会えました。小川の堤に上がると広々とした雪の原、その向こうに聳える伊吹山。雪の原と山との境目には新幹線がひっきりなしに通ります。ここで一枚スケッチしようと思ったら、椅子を忘れたことに気が付きました。リュックに長靴は入れたのに・・・・幸い近くの堤の上のコンクリートのベンチは乾いていたので長靴に履き替えてそこまで20センチほどの雪を踏みしめてザクザクザクと。




伊吹山と新幹線



暖かな日差しに風も無い、雪の中にいるのを忘れるほどの時間でした。雪の中の細い道は散歩の人や新幹線狙いの撮り鉄さんが次々通ります。「この頃では今日が一番いい天気ですよ。先週は1メートル近く積もってね。ま、これで今年の雪は終わりにして欲しいもんです。」とは私と同年配くらいの散歩中のお爺さん。あちこちで除雪に精を出されている姿を見ると呑気に雪景色見物と言うのもちょっと気が引ける気がしました。



伊吹山を一枚スケッチして、せっかくベンチに座ったのだからと反対側の風景も一枚
手前の小川には蛍もいるとか(F3)







堤を降りて除雪された農道へ。ここは雪が溶けたら一面の麦畑のはずですが今はすっかり雪に覆われて、その上空でヒバリが囀っています。ヒバリは春と思っていた私は雪原のヒバリに驚きました。ツクシ摘みに出かける頃は見上げてもどこか分からない程上空で囀っていたのに、ここでは探さなくても見えるくらい低い場所でさえずっているのも新発見。
畑の向こうはバイパス工事の重機やトラックが動いていて、完成したらこの長閑な風景も変わってしまうのだろうと思います。せっかく出会えた場所なのに残念なことです。

ここまでで駅を出てから1時間半。まだ時間も体力も残っていそうなので、新しい風景を探してテクテク移動しました。

つづきは、また。

JR北陸線 田村で

2018年10月05日 | 伊吹山と周辺
  JR虎姫駅あたり


神戸で木澤平通先生の個展とデモンストレーションを見て、帰りに寄り道したのがJR北陸線の田村です。
青春18切符などで北陸線に乗ると米原からしばらくは水田の向こうに伊吹山が眺められていつかは
降りてゆっくり見たいと思っていました。
ネットで安い宿泊施設を探すと打ってつけの宿が米原から2つ目の駅、田村に見つかりました。

宿は長浜ドームの隣、琵琶湖湖岸道路沿いにありました。

「滋賀県立長浜ドーム宿泊研修館」
団体予約以外は食事は無しの素泊まりのみ。
周辺には朝の遅い喫茶店が一軒あるだけですが、近くにセブンイレブンがありますとの説明でした。
私は新大阪駅で551の肉まんを買ったのであとはセブンイレブンで買い足せば大丈夫。
バストイレ付ツインルーム 部屋には冷蔵庫、ポット、廊下には電子レンジがあり大浴場も有り。
これで県外の65歳以上は3610円(前払い)…滋賀県人はもう少し割引あり
年金生活のシニアには有難い施設です。
この日の宿泊者は多分私一人だけ、廊下の電気も大浴場ももったいなくて消して歩きたい気分です。
新幹線で灘まで出かけた分、宿泊で節約のケチケチ旅。それでも風景は広々として夕焼けは超豪華。
ただ一つ困るのは午前6時までは施錠されて外に出られないこと。
夜明け直前の湖に出られないのは残念でした。もう少し夜明けが遅い時期なら問題ないのですが。

着いた3日の夕方は夕焼けスケッチに困り果てて日が暮れて、4日は曇りから雨の予報でした。
夜がすっかり明けた6時になって湖岸に出るとぼんやりとした薄曇り、東側の伊吹山の空は
すこし曙色に染まってこれならまだしばらくは降らないかもと思えました。

  長浜方面を望む F3

南の方 0号×2 



波は静かでたまに散歩する人を見かけるだけの岸辺でスケッチ…変りばえのしない絵・・・です。

チェックアウト済ませて、伊吹山と田んぼの風景を見に心あたりのJR北陸線で二つ敦賀よりの
虎姫駅まで行きました。
車窓からは稔った田と刈取りを終えた田、ひこばえの青々とした田が入り混じってきれいでした。
ところが降りてみると列車から見る風景と実際歩いて見る風景は違ってちょっと残念。
もっとも列車とは目の高さが違うし、駅周辺は家が多いので余程歩かないといけないのですが、
そこまでは歩けない。
また、田村まで戻りスケッチしながらうろうろしました。
田村駅にはレンタサイクルがあるのですが、慣れない自転車で転んだら・・・で、テクテクと。

  田村駅近くの伊吹山 F3

スケッチしていると雨がパラパラ、片づけているとなんだかとても疲れた気がしてまだお昼なのに
帰ることにしました。
夕方まで途中下車しながら伊吹山周辺をスケッチするつもりでスケッチブックも余分に持って
来てたのに、歳かな~・・・残念だけど撤退です。

そうと決まれば米原からはまた新幹線。こだまでも30分足らずで名古屋。
いつものように東海道線で米原から帰えればゆっくり外の風景を楽しみながら1時間半。
でも疲れた時に大垣での乗り換えは大変なので新幹線にしました。
新幹線は速いけれど単に移動の手段だなと思いながらあっという間に到着でした。
私にとっては大旅行した気分の2日間でした。完 




暮らし方を見直して

2018年06月23日 | 伊吹山と周辺
伊吹山

春から夏へ、出したり片づけたりしなければならないことが溜まります。
しばらく部屋の隅にほってあるガスストーブ。
私は使わないものは何でも二階へ上げて、必要な時に持って降りてきます。
ガスストーブを持ち上げてみた時、あれっ!これを持って二階へ上げてまた冬に降ろすことが
出来るかしらと思えました。
今までそんなことは思いもしなかったのに、体力が落ちたのか今年買い替えたストーブが重いのか。

階段で転んでいては大変、一階のどこかに置くためにはどこかを片付ける・・・。
要は断捨離です。
想い出の小箱をいくつかと古い手提げ袋を諦めてストーブの場所だけは確保しました。

灯油の管理が心配で石油ストーブを止めたのは数年前、電灯は交換の必要が少ないLEDに。
踏み台に乗って取らなければならないものはできるだけ、下の方に置く。
出来ることから暮らしを見直して安全に暮らさなくては。


部屋の狭さもあって寝る時は畳に布団を敷いて朝には押入れに、これも少しは運動になるでしょう。
洗濯物は二階の物干しへ、娘は「下に干せば~」と言いますが「二階に上がるのも運動よ」と。
少しずつ持って上がれば、まだ大丈夫。
家の中には夫のために取り付けた手すりがあちこちに有ります。
ちょっと邪魔~!と思っていたものが知らない間に私も掴んでいて、あら まっ です。

確実に衰えてくる体力。出来ることから見直して安全に暮らしたいと思います。
その前に立ちはだかるのが断捨離! これをクリアーしなければ・・・難題です!

柏原・水田と伊吹山

2018年06月18日 | 伊吹山と周辺
 F3

6月16日、近江長岡でスケッチした後、JRで1区戻った柏原に移動しました。
駅からしばらく歩くと、以前地元の方にお聞きした伊吹山のビューポイントに出ます。
田を前にして伊吹山がデンと座りその間を絶え間なく列車が通ります。
この日も日差しを避ける場所もない水田横で三脚を立てた方を何人か見かけました。

線路をくぐってしばらく行くと広い水田の向こうに伊吹山、絶景です!
同じ地区の水田なのに、田植えが終わって苗が育っている田、水を張ったばかりの田などがあり
なぜかしらと・・・でも、この時間差があるのでここでは実りの時期も時間差があり意外に
遅くまで黄金色の稲田があり、見逃した年もここで見ることが出来ました。

スケッチの場所を探しながら細い砂利道を行くと動く物が、近づくとカメです。
甲羅に亀甲模様がないし尖った口、スッポンかな。手足を引っ込めて時折目だけ動かして
こちらの様子をうかがっているみたい。
左手は川で急な崖、右手は草むらの段差を下って水田。どこへ行くつもりなんだろう。
私が歩き出すとまたモゾモゾ歩き出した。

 カメ

水田では水を張った田を機械で起こす代掻き中、トンビが飛び回っている。
カエルでも狙ってるのか急降下。

 クサフジ 



道端の草むらにはクサフジ、アザミ、ヒメジョオンがきれいです。
と、これは私の感想、地元の方たちは晴天の土曜日のせいか草刈り機で畔の草刈りが盛んでした。
梅雨から夏の間、草は刈っても刈っても伸びるでしょう。田畑を守るのも大変な事と思います。
のんきにブラブラ、申し訳ないような気もします。

ヘビに合わないように細い草の道には入らず、砂利道を歩いてスケッチして
もう、私の膝は限界のようなので柏原宿の街並みはパスして トボトボ駅へ向かいました。


 この坂を登ればあと少しで柏原駅 ハガキ


あわてて飛び出したので万歩計を忘れて、どれだけ歩いたのか・・・かなりだと思います。
意気込みほどにはスケッチは描けませんでしたが、山と緑と麦畑、楽しい1日になりました。

近江長岡・麦秋と伊吹山

2018年06月17日 | 伊吹山と周辺
 「伊吹山」  F3
  

ブロ友さんの記事に時々、伊吹山周辺の水田の風景があります。
鉄道写真の方なのですが、私は背景の伊吹山や水田の様子を知ることが出来て参考にさせて
いただいています。
16日の朝は列車の背景に伊吹山と田植えを終えた田と、まだ水を張っただけの代田の写真が
有りました。


空は晴れているし、来週の予報は雨。出かけなくては、今日しかない!
明日でいいことは明日にしよう・・・これはいつもの事で、やりかけたことも皆放り出して出発。
東海道線近江長岡に着いたのが12時過ぎでした。

前回来た時は時折雪の舞う日、山は見えず、列車事故で遅延運休と大変でした。
今回は日陰を探すほどの晴れ。強く涼しい風が吹いて歩くのにまだまだいい季節です。

南の台風の影響か山の上にだけ時々雲がかかって、それがまた優しくていい感じ。
伊吹山の手前はすっかり実った麦畑、結構雑草と一緒に生えていて、機械はより分けられるの
だろうか等といらぬ心配をして、少し高台の小さな堤防の木陰に座りました。
後ろの川には源氏ボタルの説明版と「ホタルをとらないで」とあるので今もホタルのいる川らしい。
麦畑の向こうの田んぼは田植えが終わっていたり、まだだったり色々です。

賑やかに囀るのはヒバリ?麦畑の上に飛び交っているのはツバメ。
早苗田を歩く大きなサギ、苗を踏んでしまわないかしら・・・
山のふもとを新幹線が走ります。次々右から左から走り抜けて本数の多さに驚きます。

散歩の方に絵をほめていただいて、見られていると頑張り過ぎて描き過ぎてしまいました。
それが一番上の絵です。


 「麦秋」 F3


次は簡単にあい色のダーマト(色鉛筆みたいなペン)で描いて簡単色付け。
この方が描き込み過ぎないかなと、少しは考えながらスケッチしています。
麦畑もいいけど、列車から見た水田も描きたいと思って柏原へ移動しました。



  F3



JR近江長岡から一区名古屋寄りの柏原駅です。
柏原の記事は明日に。



雪のプラットホーム

2018年01月28日 | 伊吹山と周辺
   
東海道線近江長岡のプラットホームから伊吹山を望む



東海道線近江長岡、晴れた日には駅から少し歩くとデンと座った伊吹山が見晴らせます。
昨日は雲がかかり見えそうもなくて歩くのをあきらめました。

駅のホームの窓から眺めていると、青空がのぞいたかと思うと黒い雲が流れてきて急に
吹雪になりました。
広がる空から勢いよく舞いながら降る大小の雪片は街に降る雪とは別の物のようです。

ひとしきり降って、止んだかなと見ていると、強い風が吹きつけて積もった雪を巻き上げ
霧のように散らします。つむじ風ってこんな風のことだろうか等と思いながら
待合室から外を眺めていると、伊吹山が少し見えたり隠れたり、刻々と変わる風景に列車待ちの
長い時間も過ぎて行きました。

  

カーブして雪の原に消えてゆく線路、伝って行けば日本中どこまでも行ける。
真っ白な雪と続く線路、夢を見ているような待合室の70分でした。

  


日曜日の今日は出かけた都心で雪が降り始めました。
雪は小さくて優しくて街行く人も傘をささずに歩いてました。
明朝には積もるかしら・・・自転車で出かけなければならない日だから困るな・・・
見るのは好きですが、生活の中に積もった雪は困ります。
自分でも勝手なことだと思います。

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