
陽だまりの丘南 バス停にて
今週は寒い日が続いていますが、ご縁があってお知り合いになった方の展覧会を見に2度出かけました。

1度目はいつも私も利用させていただいている「市民ギャラリー栄」へ。
「第3回 スケッチ気軽会 水彩画展」には昨年秋のスケッチツアーで偶然ご一緒だったIさんが出品されています。出品作の「大妻籠」の風景はツアーの時のもの。構図も建物も的確に丁寧に描かれていて、同じ場所を反対側から描いていた私の絵の大雑把さにもうちょっと何とかしなくちゃと、反省。
他にも出品されていた「早春の常念岳」の風景の前でも「ここはスケッチした時、風が強くてね」と私が言えば「そうそう・・・」とつい長話をして「また、いつかツアーでお会いするかもしれませんね。またよろしく」と。
グループの皆さんの画風も色々で楽しい水彩展でした。
2度目は7日、私の住む名古屋からは少し遠い三重県桑名市へ。

「NPO法人はあぶ工房Together」で個展をされているNさんとお知り合いになったのは10年近く前。やはり市民ギャラリー栄で2人展をされていたNさんの作品がとて素敵でいろいろお話を伺って以来です。
今回の「西脇守 水彩スケッチ・木版画展」も省略された味のある線と無駄のない色に見とれて、やっぱり素敵でした。
家を出る時は雪が舞って帰りはどうなるのかしらと思いながら名鉄バスセンターからバスに乗りました。
「陽だまりの丘」行きの乗客は私を入れて2人。名古屋高速から東名阪に入って桑名までは高速です。その道中は「東名阪道リニューアル工事」で渋滞、ゆっくり、止まりながら・・・出発から桑名インターを出るまでの40分余りに駅は無くて住宅地に入ればよく停車。桑名市に入るともう1人の方は下車されたので後は私1人。私の目的駅は終点の一つ前、1時間少々のドライブでした。多分ですが桑名市西部に開発された住宅地と名古屋を結ぶために運行されているバスなのだろうと思います。

木曽川、揖斐川、長良川を越えて三重県へ

河口に近い揖斐川
私が降りる時に「帰りのバス停は道の反対側ですよね」と運転手さんに聞くと「違いますよ、降りた場所ですよ」と。「私初めて来たので」と言えば運転手さんはバスから降りて来てバス停に3本立っている案内表示のうちの1本の時刻表を示して「帰りは何時に乗るの?この時刻表のここの部分を見て、ここで待っていてください」と身振りも交えて丁寧に説明していただけました。確かに時刻表にはいろいろな路線が書かれていて初めて見たらどれがどれか分からなかったかもしれません。一応家で毎時03分発と調べてはいましたが。おまけに「道の反対側に渡るにはあの陸橋を渡ってください」と指さして教えていただけました・・・とても有り難いことなのに、心配される歳に見えるんだなぁと思いながら動き出したバスに一礼した私です。
個展会場は天井から壁まで白木が美しく明るいハーブが香るお店でした。
壁に展示された作品を一通り拝見して「オリジナルピザ ランチセット」をいただきました。普段ハーブティなどいただくことは無いので私にはどれも新鮮なお味でとても美味しくお腹いっぱい。
その間に個展をされているNさんご夫妻も来られてしばらくお話も出来ました。前回の清州での個展会場ではお会いできなかったのでその後の色々もお話しできて良かったです。

カフェ店内

オリジナルピザとスープ(半分飲んでしまったあと)
シフォンケーキとハーブティ

展覧会の案内をいただいた時にはちょっと遠いなぁとためらっていましたが、1時間に1本の高速バスに乗れば1時間ほど、空も晴れて遠くにうっすら雪の山も見えて、帰り道は渋滞もなくスイスイ。出かけるのが1日遅れれば雪のために高速道路は閉鎖されそうですし、やっぱり出かけて良かったです。

帰りの車窓から

氏神様の境内
昨日のテレビのニュースを見て13日は成人の日、そうだったんだとカレンダーを見直しました。私の頭の中の祭日はいまだに古いカレンダーのまま。何年たっても成人式は15日のままなのです。氏神様の焼納祭(どんど焼き)も毎年15日だったものが数年前から第2日曜日に変更されて今年は12日。私も注連縄を持ってお参りしましたが、時間が早かったせいか境内はとても静かでした。本殿といくつもの末社にお参りして、どんど焼きの火で身体の表も裏も温まってからお御籤を引くと「大吉」。ただ書かれてあるのは良いことばかりではなく「吉運ですが 叶わぬこと多し 御祈念しましょう」とか注意書きもいくつかありましたので、今年は出来るだけ信神しながら過ごさねばと思っています。

元旦のお雑煮、お節料理、7日の七草粥、11日の鏡開きでぜんざいと食べることだけは忘れずに過ぎました。昨日の夕食は冷蔵庫の残り物で今年初めてのカレーライス。何でもおいしく食べられることは幸せです。
食べて歩いて今年も元気でいたいものです。

御用水跡街園
家から自転車で30分ほどのワークマンに行った帰り道で橋の上から1枚
3月には用水沿いの桜が美しい
7日に七草粥をいただいて玄関の注連縄を外し、11日には床の間の鏡餅を片付けて、1月14日は氏神様の焼納祭(どんどやき)。16日は私の姉(86歳)と姪(76歳)との「三ババランチ会」、「たまには兄嫁さんたちにも声かけなくていいの?」と姉は気遣うけれど「お嫁さんたちとは話題が違うでしょう」といつまでも小姑気分の私。代わりにお正月の来客が終わって時間が出来た兄嫁さんたちが「ちょっといい?」とおしゃべりに来る。91歳の兄嫁さんは手押し車を押しながらも自分で歩いて来て、お茶を飲みながら91年分の思い出話は尽きることがありません。84歳の兄嫁さんは娘さんにすすめられたスマホ持参で「ラインの入れ方が分からんの」と言いながら話は身体の話から兄の思い出話までどこまでも脱線。
それから風も無く暖かだった昨日は、鉢植えのバラの植え替えも終わりました。まだ咲いていた2輪は花瓶に。

のんびりした気分で図書館から借りた本を読む。松本清張、山本一力、藤原てい、・・・など色々。藤原てい「運命」の中の「輪島の朝市」には乳をふくませる若い母ちゃんを見て・・・なんと素朴であたたかな市場だろう(1983年)・・・とありました。今は、テレビで見る惨状が浮かんでしまいます。
ゆとりができたこんな時間にそろそろ5月の展覧会の準備も始めなければと、思いながらまだいいでしょうと先送りするのも毎年の事。
ブログアップもお休みの日が多いのですが、こんなふうに元気で過ごしています。

奥浜名湖 (古い絵)
このところ私は元気ですが気持ちの落ち着かない事があり、しばらくブログお休みしようと思います。
再開しましたらまたよろしくお願いいたします。
コメント欄もお休みします

オーストリアの写真集から(1)
あまりに美しい風景なのでハガキに描いてみました(行ったことはありません)
数日前の絵の教室での事、「WBC見てる?大谷クンめっちゃかっこいいよねぇ」と一人が言い出すと「顔もスタイルもいいしねぇ」「礼儀正しくて・・・」「あんな子が息子だったらねぇ どうする~」「いいわねぇ!」と大騒ぎになりました。試合の内容などではなくともかく「大谷クン」で盛り上がっているのは80代と70代のオバサマ達。「Kさんて将棋の藤井クンじゃなかったっけ」と言うと「いいの、いいの。藤井クンにはタイトル戦頑張ってもらって、今は大谷クンなの」と。絵を口実に集まってオシャベリが楽しいという会なので、大谷クンは格好の話題です。それでも5月の作品展の出品作を決める時期だと少しは話題の軌道修正。
たわいない話で大笑いした日の夜、友人から電話がありました。彼女は認知機能が衰えてきても電話でのおしゃべりが好きなので出来るだけ話すことにしています。「元気?今何してるの」と聞けば「炬燵で寝てる」と。電話の向こうではテレビの野球中継らしい音が聞こえるので「野球見てる?大谷クン可愛いよね」と話を向けても「う~ん テレビはあんまり見ないの・・・」新聞も読まず散歩もなかなか出かけない。思い出話以外には何にも興味を持てないことは病気のせいとは思っても、寂しいことです。私は音だけ消したテレビの野球中継を見ながらの長電話、それでもまだ野球は続いる。電話を切ってこの点差ならもう大丈夫とお風呂に入って寝ることにしました。
にわかファンのオバアチャンだってWBCはいろいろと楽しいのです。楽しいことが沢山あるのはいいこと、なんだって楽しめばいいのにと思うのですけど・・・そうはいかないこともあるのが悲しいことです。

オーストリアの写真集から(2)

「新築マンション完成」
私にしては珍しく早朝散歩が続いています。雨の降っていないときは名城公園まで自転車で行き公園内を散歩。雨の降る日は傘をさして近くを一回り。雨だった昨日は久しぶりにお屋敷町まで歩いてみました。
ここいらは江戸時代の武家屋敷町、門と塀とそこからのぞく樹々の緑が美しく、以前は旧家や料亭が並んでいました。ところが代変わりして持ち主が代わったためか次々に取り壊されて結婚式場やマンションに建て替えられています。昨年も取り壊しから建設まで工事続きだったのでしばらくは近寄らないままでした。そして昨日久々に行ってみるとマンションは2棟完成、でもこれで終わりではなさそうで近くでも何か所か取り壊したり整地したりといった場所がありました。広い土地と古い建物の維持管理は大変だとは思いますが、よそ者の無責任な思いとしては古い町が変わっていくのは寂しいことです。
十数年前、配食ボランティアをしていた頃、このお屋敷の一軒にも届けていました。黒塗の門の脇のくぐりを開けて、庭伝いに奥の玄関へ行きベルを押すとやっと出てきていただけます。とてもお洒落なおばあさまで、ご本人は気が付かれなかったのですが私の同級生のお母様でした。大きなお屋敷で一人暮らし、しばらく前に亡くなられたとうわさを聞いたと思ったら、ここもマンションになっていました。そうなんだそういう時代なんだなぁ・・・としばらく眺めてきました。


7/17 5:45

「教室の窓から」
9日の土曜日にかかりつけ医でコロナワクチン4回目を接種しました。4回ともファイザーです。3回目までは微熱程度の副反応でしたから安心していたところ今回は接種後24時間で何か変だなと思ったら38 ・9度、薬を飲んで早々と寝ました。接種3日目の朝は微熱と腕が痛いのとだるさが残る程度になりました。そのまま午前中はウトウトしたりゴロゴロしたりして、午後は本でも読もうと借りてあった推理小説を読みはじめたらこれが面白くって、身体のだるさも腕の痛さも忘れてパソコンも開かずじまい。火曜日は体調は元に戻った感じなので午前中はばたばた用を足して午後はまた本の続き(1400頁余もあるのです)。
水曜と木曜は教室の日なので自転車でお出かけ。そして金曜日になって気が付けば何日もパソコンは開かずに、ブログのチェックもしないままとなっていました。
ワクチンの副反応と推理小説と教室とで過ぎた1週間、これが私のブログお休みの理由です。
ワクチンについてはいろいろな意見や情報を見聞きすると一時は4回目の接種はやめようかと思ったこともありましたが、たとえ感染しても重症化は少しでも防ぐことができるならと接種することにしました。このところの陽性者の急増にやっぱり接種してよかったと思っています。接種会場では「この次は12月かなぁ、1年で3回だな」という声も聞かれて、またか・・・と。きっとまだまだ続くのでしょうね。

7/16 5:11 名城公園
16日の日の出は4:50 だいぶ遅くなりました。
左手は新体育館建設中の塀

パラソルの下で
高校の同級生だったSさんはここ数年病院以外は出かけることも少なくなり気分も不安定。私が暇人だと分かっているので電話をかけて来ては1時間ほども話します。元気だった高校時代の話の他は「もう家の前の田んぼの田植えが始まったよ」「桑の実が収穫できたから1年分のジャムになるよ・・・」などという話は羨ましくてたまりません。話の途中でご主人が「枇杷が食べごろになったので、枇杷の食べ放題に来ませんか」と。「枇杷ですか~っ! 行きます!」と即返事。彼女の家に行くのは多分50年振り。
彼女の家までは自転車、私鉄、JR中央線と乗り継いで、それからバスで30分。なのですが、JR駅までご主人が迎えに来てくださって意外に早く着けました。国道を離れれば水田が広がり、そうそうこの風景が見たかったと私。
Sさんのご主人は勤め人だった方で、分譲地を買って結婚以来住み、家の前の畑を借りて色々な野菜や果物づくりをされています。その畑の中にパラソルを立ててテーブルを置き「ここが外の応接間なんですよ」と。畑の前も横も早苗が揺れる水田に囲まれて、白い雲を浮かべた空は広いし遠くには低い山が青く見える。ヒラヒラとモンシロチョウ、時々シュッと飛ぶのはツバメ。足元にはカモミールの白い花やオオバコ。こんなに茎をのばしたオオバコを見たのはいつ以来かしらと何を見ても楽しいものばかり。
途中で買ったお弁当と山盛りの枇杷をいただきながらおしゃべりすれば、日差しは強いのにパラソルの陰の涼しさが何とも気持ちいい。
「田んぼの上を吹いてくる風は涼しくてクーラーも余りつけなくてもいいくらいよ」なんて言うのはまたまた羨ましいことです。

ビワとブラックベリーと桑の実
お土産用にと畑のニンニクを抜いて、枇杷や桑の実をもいでいただきながら欲張って「枝付きのも欲しいのですが」と。その上赤や黒い実を付けたブラックベリーを見つけると「これも一枝」と遠慮なしの私でした。
庭に沢山の鯉を泳がせて、ゆったり構えた猫さんとの暮らし。「名古屋の家を売ってこっちに越して来ない?」と彼女は時々言うけれど、住み慣れた場所は移れないし、車を持たない私にはここの暮らしは出来そうもない。
Sさんとご主人は同い年(私と同い年でもある)で、Sさんは数年前から介護が必要になっている。「もう少し元気でいてくれるといいんだけどねぇ・・・ネコさん(私のこと)と話していると今日は元気だったよ。また来てください。」駅まで送ってくださったご主人の言葉に「ありがとう。また・・・」と私。若い時は女親分のように頼もしかったSさん、今は駅まで一緒に来る気力もないようで、家の前で別れた姿が寂しそうでした。これからも話が出来る間は、また会いに行こうと思っています。

桑の実‥・ジャム上手にできるかしら

10年前には向こうに見える建物も電柱も無かったけどね・・・と

オオカンザクラの並木道
絵の中の洋館は日本の女優第一号と言われる川上貞奴と福沢桃介が大正9年から昭和12年まで暮らした屋敷を移築したものです。
歩道が狭いので近くのレストランの駐車場からスケッチ。
市内でも早咲きで知られるオオカンザクラの並木道、テレビでも新聞でも紹介されて桜見物の方が多く来られます。
9日にチラリと咲いたのを見つけたときには自転車を止めて「咲いたっ!」としばらく見上げていました。
それから10日もしないのに満開。
1・4キロにわたって少し紅色が濃い目の花が続きます。
このあとソメイヨシノが咲いて八重桜へと、じっとしてはいられないような日が続きます。
3月9日はチラリ

3月17日は満開

3月17日の並木

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