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From Hiron to many NetWalkers♪

「BLUE」

2006年11月15日 11時28分39秒 | Hikki
友人から本を贈られた事がある。

文中の所々には線が引っ張ってあって、そこは彼女が私に特に伝えたいメッセージなんだという。
きっと私に贈る前に、何度も読み込んだことだろう。
私も何か書き込む人だった。
本でもCDのブックレットでも、それを見た時にストレートに心に入ってきた箇所をマークしてみたり。
後になってそのページを開く度、その当時の自分に返るような気分になる。
「BLUE」の中の下線が引かれた歌詞を見て、それを思い出した。

「BLUE」には、青々とした草が生えるなだらかな丘を、一気に駆け下りていくイメージがある。
すっきりと晴れた青空の下を。
それなのに歌詞の世界に、まだ明け切らない夜の感じがあるのが面白い。
冬の夜の張り詰めた空気は、寒いというよりも痛い。
その夜の闇に溶け込んで自問自答するHikkiの姿が、見えてくるような気がする。

「あんたに何がわかるんだい?」

友達からの相談に、的確なアドバイスをしてあげられるHikki。
自分の中から涌き出る疑問にも、的確な答えを早々と見つけてしまう。

Hikkiは、たくさんの人格を自分の中に持っているという。
人格、と言ってしまうと何だか大袈裟になるね。
いろんな考え方をして、いろんな視点で物事を見れるということね。
普通だったらまいってしまうような出来事があったとしても、
視点を切り替えてみると、見えることがある。

想像力やユーモアのある人は、自分にとって何か大きなことがあった時に
真っ向からそれに向かわないで、
自分を茶化してみたり、何かに置き換えたりして回避していく能力を
自然に身につけていると思うんだけど、
それをあんまり繰り返していると、多重人格になってしまう事があるらしい。
もっともHikkiは、自分のキャパをちゃんと知ってる人だと思ってるよ。

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