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From Hiron to many NetWalkers♪

「ラスト・フレンズ」最終回、そして特別編。

2008年06月30日 21時18分26秒 | 映画/本/漫画
毎回張り詰めた雰囲気で物語が進んでいったラスト・フレンズだっただけに、最終回の展開には少々拍子抜けしてしまった、というのが私の正直な感想です。何となく釈然としないまま翌週特別編を見たのですが、改めてドラマを振り返ってみてやっと少し飲み込めてきたかなというところです。
最終回で印象的だったのは、瑠可の表情がいつになく穏やかだったこと。脚本家の浅野さんのインタビューによると、タケルが瑠可に姉の事を打ち明け、瑠可がタケルを抱きしめるというシーンについて、本当はもっと男女という色の濃いきわどいシーンに仕上げたかったという旨を話していました。けれど樹里さんの解釈では、そうはならなかった。瑠可が自分の秘密を周囲に明かす前の、まだタケルと2人だけのものであった当時なら或いはそういう流れにもなっていたのかもしれないけれど、自分を隠すことなくありのままでいられるようになった今、ここでそういうリアクションになるのはやっぱり違うんだろうね。あの場で瑠可が呼び起こされたのは、一人の女の子の気持ちというよりも母性だったのかもしれないですね。男でも女でもないという視点で言えば、親心といった方がいいのかな。
最後まで瑠可の一人称が「わたし」だったことにも、強い拘りを感じます。これを変えなかったことで、瑠可が完全には男性に成りきれなかったことが伺えます。どんな人にも男性っぽい面と女性らしい面の両方が持ち合わさっているんじゃないかと思うのですが、それは暗黙の了解とでもいうか、別段口に出すことでもない訳ですが、瑠可としてはそれこそが大きなテーマであった。向かい合うべき、掲げるべきものであったのかな。「わたし」という一人称は男とか女とかの区別の前に、ただ一人の人間がここにあるという事の象徴として使われていたのではないでしょうか。
最後まで瑠可と向き合い、瑠可の心を解放してくれたタケル。気配り上手で穏やかな性格の彼ですが、血の繋がりは無いとはいえ、過去に姉と犯してしまった過ちをずっと引き摺って生きてきました。本来なら安心感を得る筈の人とのコミュニケーションが、彼はそれによって出来ない。特に性的な意味は無くとも、女性に触れられただけで過去のことをフラッシュバックしてしまうのです。
人から虐待を受けてきた犬が人を警戒して身体に触れられるのを怖がるという事がありますが、タケルの反応はそれに近いものがあり、これもまたDVと呼べるものなのかもしれないなと思いました。タケルはもしかしたら、心から笑ったことが無かったかもしれないね。
瑠可とタケルに共通点があるとすれば、二人は男性的な弱さを持っているということかな。対して美知留は非常に女性的で、特有のしなやかさを持つ分強いのです。運命にただ流されるのではなく、上手に泳いでいこうとする逞しさをもう少し描かれていたら、突っ込みどころ満載だったエピソードも納得ずくのものになっていたのかなと思わずにはいられませんが、実際美知留の役どころはかなり難しかったでしょうね。
恋人でも夫婦でも本来なら平等の立場であるべきものを力によって主従関係に陥らせてしまうDVについても、身近ではない人からすれば、ただ有り得ないだけのお話になってしまう。宗佑に一方的に乱暴されながらも彼から離れられない美知留の心情は、特別編まで見ても腑に落ちなかったという方も多いのではないかと思います。
宗佑が無理にでも手に入れたかったのは、人のぬくもり。体温を通して感じる人の温かさであり、自分を包み込んでくれる安心感だったのでしょう。幼い頃充分に母親の愛情を得られずに育った彼は、本当の意味で自立した大人にはなれませんでした。思うままに事が通らないと癇癪を起こす彼の態度はまさに幼子のそれで、主張をすれば相手が必ず自分を見てくれると信じて疑わない。ある意味、ドラマの中で一番純真な心の持ち主だったと言えるでしょう。ただ、実際のDVは鬱病などを伴ったもっと性質の悪いものもあり、中には自分のした行為をすっかり忘れてしまっているというケースもあります。どんな事情があるにせよ、暴力は絶対にいけない。想いはしっかり言葉にして伝えていかなくてはいけないのです。
そしてそれぞれに相手を思いやる中で最終的に出来上がった形が、永遠の三角関係でした。昔、永遠の片想いを追及して出来たドラマS.O.Sを思い出してしまいましたが、人と人の関係というものは思うよりも脆く、そして思ったよりも強いもの。ともすれば、人を個々の点として見立てた形など元から無かったかのように姿を変えていくものです。
ラスト・フレンズで登場人物それぞれを絡み取っていた重く冷たい鎖は、いつの間にか互いをしっかり結びつける赤い糸になっていました。繋がりを足枷にしていたのは、他の誰でもなく実は自分自身であった。自由になる為の鍵は、誰もがハートの真ん中に持っているものなのでしょう。

『やさいのようせい』

2008年06月24日 07時57分41秒 | moblog
保育園の前のひととき、NHK教育のテレビを見ています。
中でも『やさいのようせい』という番組が好き♪
登場人物が英語だか何語だか分からない言葉で話してるのよね。
NHK教育チャンネルの番組って、いいのが多いなぁと思う。
海外ドラマも楽しくて、『フルハウス』はずっと見てました!
最近面白くて見てるのが『気分はぐるぐる』。
主人公の女の子がめっちゃ可愛いよ(^O^)

アグリレディース研修会

2008年06月19日 21時41分19秒 | 仕事
という女性農業者の団体に、去年から加入しています。
年に数回研修会があるのですが、今日は調理実習で、炊き込みご飯と澄まし汁とコロッケを作ってきました!
今日集まった9人全員主婦だったおかげで料理の手際も良く、予定より早く作れたので、その分ゆっくりおしゃべりを楽しみながら会食する事が出来ました♪
料理を教えて下さった講師の女性がとても素敵な方で、お話を聞いていると、忙しいながらも充実した毎日を過ごされているのが分かりました。
色々参考になるお話が聞けたのですが、彼女を見ていて思うのは”楽しく過ごそうとする事は努力”という事です。誰かが自分を楽にしてくれるだろうだとか、楽しませてもらおうとか、ただ受け身なだけじゃきっと得られないものなんだなと思いました。
そうある為に今しておかなきゃいけない事が必ずある訳で、そういう前向きにやっていくものは「無理」とか「無茶」とか言うんじゃなくて、「努力」と言えるものなんだろうね。きっと。

上野動物園レポ。

2008年06月15日 20時30分05秒 | Hikki
今日は、ヒカチュウの皆と上野動物園に行って来ました♪
事の発端は今回幹事を務めて下さった”3事”こと、Sanjiさん、ぴか、りぃやさんの3人が、Hikkiのメッセ「花より熊」「そして金太郎へ」を見て「よし、上野動物園へ行こう!」と思った事から始まりました☆どうせなら遠足気分で楽しもうという事になりオフ会計画を立てたところ、私達家族を含め総勢15名(人数合ってますよね?汗)という大所帯での参加となったのです。
午前11時に上野駅公園口前で待ち合わせ、全員が揃ったところで入園しました。そして皆にぴかお手製の”虹色バスくまちゃんカード”が配られました!ぴかが作ってくれるカードは毎回そのクオリティの高さに驚かされるのですが、今回はカラフルなバスの運転手に扮したくまちゃんが可愛くポーズをきめてくれているデザインで、中には園内でクリアしていくミッションが記されていました。
うちの子供達用に作ってくれたカードは、ひかるでもちゃんと読めるように平仮名で書いてくれてあり、その細やかな気配りが有り難かったです!

ちなみにそのミッションというのは、

1. 宇多田ヒカルのメッセの画像と同じ場所で、写真を撮ること
ヒント:2ヶ所あるよ
    3月下旬だったよ

2. 気に入った動物の写真を撮り、「笑えるタイトル」をつけること

の2つ。
以上の指示を受けた後は、基本的には皆それぞれ別行動で園内を回りました。
結局ずっと「あっち行きたい」「こっち行きたい」と大騒ぎだった私達は、くまの銅像の所には行けず仕舞いでした☆

私は学校の遠足などで何度か上野動物園には来た事がありましたが、園の東側と西側を結ぶモノレールに初めて乗りました♪てか、モノレールがあるなんて知らなかった☆夫は実は今回上野動物園は初体験だったのですが、想像以上の広さに驚いたようです。
ひかるははしゃぎ疲れて後半ちょっとダウンしてしまいましたが、念願のきりんさんに会えて、ご満悦の様子でした♪ハヤトやルナも、ライオンや虎の生の迫力に大興奮でした!
売店で思い思いにお土産を買った後、ベンチでアイスクリームやカキ氷を食べて一休みをすると、時間は3時半になっていました。ここで皆とお別れして、私達は一足先に帰る事にしました。

残ったメンバーは、今頃はまだ盛り上がっている頃かな?
今日は梅雨の合間をぬって思いがけず天気が良く、オフ会というよりも遠足という雰囲気で健康的に楽しむ事が出来ました♪

Thanks to:Sanjiさん、ぴか、りぃやさん、Mikihhi、SACKY、KIMさん、しんちゃん、mikkeちゅん、RRSさん、なんかささん

ぼんじゅーる! その2

2008年06月11日 20時56分28秒 | moblog
今まで使っていたスリッパが古くなって破けてしまったので、今日から新しいスリッパさんになりました♪
お風呂上がりの素足に触れるタオル地が、とっても気持ちいいです(#^.^#)

先日、手紙でいっぱいになったレターラックを整理しました。(もちろん手紙は全部大切に補完、もとい、保管していますよ♪)
そしたらもう20年くらい文通を続けている友達がいるのですが、彼女からの手紙の多いこと多いこと☆
お互い独身だった頃は手紙のやり取りもかなり頻繁でしたが、二人とも結婚してママとなった今は2、3ヶ月に1通送るか送らないかになってしまいました☆
でもちょうどレターラックがすっきりした翌日に彼女から手紙が届いたりして、そういうタイミングの良さが、彼女と私の間にはあるんですよね。
ずっと昔たまたま行った伊豆の宿で忘れられない思い出の宿があって、全くの偶然で彼女も同じ宿に泊まってたりだとか。
伊豆なんてそれこそ、数え切れない程宿があるのにね。

もう9年くらい会えてないけど、彼女今どうしてるかな?
元気にしてるなら、別にいいけど。

写真家 森山大道さん

2008年06月08日 22時00分40秒 | Hikki
5日の読売新聞の中で”森山大道×渚ようこ 対談「写真と歌謡曲」”という見出しを見つけました。森山大道さんという名前ですぐに思い出すのは、新宿のゴールデン街で撮影されたHikkiのポスター。新宿の雑多な街並みに佇むHikkiは、いつになく大人びて見え、話題を呼んでいましたね。その時の撮影の様子をHikkiはメッセでも報告してくれていました。そして森山さんは以前、藤圭子さんを同じ新宿で写真に収めた方でもあります。
記事の中で森山さんは、渚さんの「森山さんが撮った新宿は欲望のにおいがしない」という言葉に対し「居着くとか入り込むのはだめ。人間のにおいがする裏町に反応するのが原質で、欲望を抱えた人間がごたごた集まった新宿が好きなんだけど、写真というメディアを通すことで、現実とは別のリアリティーを出したい。僕の現実みたいなことかもしれない。」とこたえています。これはきっと森山さんにとって、普遍のテーマであるのかもしれませんね。

もし「東京NIGHTS」に色を付けるとしたら、モノクロになってしまうのかな、とふと思ってみるのでした。