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植物越冬メモ

散歩中に見つけた熱帯植物を紹介していきます。。

中禅地湖・日光 

2020年02月23日 | 関東植物
 中禅地湖近くにはカラマツが自生しており、標高が高い高原地帯なのが分かる。カラマツは、日本種のマツの中では珍しく落葉性であるが、春~夏の新緑はとても綺麗だった。比較的高原地帯での樹木の中では、マユミ、リョウブに次いで観賞価値の高い種である。成長が早いので造林用としては有名だが庭木にもヒマラヤスギのように適宜剪定すれば維持管理できるのか調べていきたい。







 栃木県・西部に位置する栃木県・日光市。男体山や日光白銀金山など標高2.000m級の山々が連なる、関東ではみなかみに次いで最も寒さが厳しい地域である。※冬の最低気温は、那須茶臼岳標高1.500m付近と変わりなく-10~13(-15℃)程度に冷え込む場合もある。寒さに厳しい地域で、どのような植物が自生・生育できているのかを調べる為、調査を行った。



シュロ

栃木県日光市でも、抜群の耐寒性のシュロ(-15℃)に耐えられる為、市街地・標高(500m)陽だまりや、樹木(キンモクセイ)の下、民家のブロック塀の脇などの生育環境なら実生繁殖も可能なようだ。シュロ以外にもココスヤシやサバルヤシなら越冬可能かもしれないので、過去の気象データ・気象庁HPを参考に生育調査をしていきたい。


タイタンビスカス

赤塚植物園で作出された本種は、直径20cmのハイビに似た南国調の花を咲かせる。ノウゼンカズラ、ネムノキ、サルスベリなど夏の花木に新たに加わった感じをうける。日本各地・北は函館・札幌まで幅広い地域で栽培できるのが最大の魅力でもある。
品種も多いので好みの品種を選ぶのも楽しい。





ハマユウ

耐寒性が中程度のインドハマユウのピンク種(-5℃)はさすがに無理だが花色が白の個体は日光市でも越冬が可能なようだ。今後機会があれば越冬状況を調べていきたい。那須塩原(-7℃・市街地)や東京西部(-5℃)でも越冬可能な為、関東の標高600mまでなら全域越冬可能なのか調査していきたい。










日光植物園にいってきた



空中湿度高い為、針葉樹やシダの生育が優勢となる。



ハリモミ
マツ科トウヒ属の常緑針葉樹の本種は、冷涼で空中湿度の高い環境の日光市では生育・自生に適しており、これらの常緑針葉樹下では、オシダ、シャクナゲなどの寒冷地の植物も生えるなど他の植物の環境の整えてくれる。





看板







コウヤマキ
コウヤマキは、東北南部~九州まで庭木として利用される常緑針葉樹ながらコニファーの園芸種ゴールドクレストのように屋内の日照3h以上の南向きの窓辺やベランダ(コンクリートの半遮熱を考慮してよしずを利用した半日陰・800ux/h以上の光線が当たる場所・アオキ・ナンテンの栽培できる程度)で栽培できる場所で観葉植物としてダイソー100均で利用・販売されている)その為、ポット幼苗の耐寒性は-5℃程なので注意したい。





看板






チョウセンゴヨウ
マツ科に分類される本種だが、クロマツ、アカマツのように広い地域に分布をしていない。日本には生息・植栽では低木程度がたまに植栽される事も多い。その為、日光植物園の株のような大木は全国をみても貴重なのではないかと思われる。高山の常緑針葉樹に興味・研究の方はぜひいくべきだと思う。那須にはカラマツが多いので、生育状況または、温暖化による個体数の増減がないかもかねて調査していきたい。









クロベ

亜高山~高山地域に多い常緑針葉樹。他のモミ、トウヒ属のよう硬い葉でなくやわらかな大きな葉を広げるのが本種の特徴。品湯の選抜・固定化をすれば園芸分野・庭木として広まるような気がする。成長が早いので鉢栽培で栽培できればいいのだが。今後も那須・日光地域の生育数や栽培状況もかねて調査してきたい。






シャクナゲ

シャクナゲは、北海道でも生育でき耐寒性は、(-20℃)で寒冷地では貴重な常緑樹になる。針葉樹の半日陰下でも生育良好な為、シェードガーデンでも活躍できるアオキと並び便利な常緑低木。


そして、いろは坂










オシダ

冷涼な気候を好み、関東南部では生育が難しい種だが、日光では山沿いに多く自生している。写真は標高1,300m程の場所で撮影した。落葉するが、温暖地(関東以西 -5℃クライメート9aの地域から九州)では葉がいくらか落葉または、暖地では常緑となる事が多い。







アジサイ
那須地域(茶臼岳周辺 600m)と同じく、白色の開花株が多い。火山地域では、養分の乏しい土壌環境・水はけが悪い岩石の多い土が関係しているのか不明。書籍ではよく花色が白の株は変化しないとあるが、青色の株が白に変化したという話が現地の方から聞いたので調べていきたい。


シダ







ブナ科 亜熱帯~温帯

2019年07月21日 | 関東植物


 日本に広く分布するブナ科の植物。暖温帯の海沿い(千葉県以西~伊豆、和歌山、四国南部、鹿児島、沖縄・南西諸島)では、年間平均気温 ℃で降水量 と雨量の多い気候となっている。その為、冬でも葉を落とさない常緑種のマテバシイ スダジイが優勢となる照葉樹林帯となり下草としてヘゴ、オオタニワタリが自生する植生環境となっている。しかし、日本は、南北に長い地形であり、亜寒帯~温帯ではブナ・ミズナラの冷温帯と代表する落葉広葉樹林が優勢となる森林が広がっている。下草は、オシダ、オオバギボウシ、クマサザなどが挙げられる。


2019.5.19?

カシワ

2019.9.17


9.17


2019.9.17



2019.9.17



2019.9.17


2019.5.25?



2019.5.25




クヌギ
 クヌギは、コナラと同様にシイタケ栽培の木材として利用される。南限は屋久島まで、自生しており環境適応力が高い。樹液は、多くの昆虫を呼び寄せる事でも有名であり、周囲の生態系維持には重要な樹木の一つである。萌芽力が強く、切り株更新も容易である。また、幹が太くなった、台場クヌギが稲作地域中心に存在する。



2019.4.22

また、日本では北海道南部までが自生できる(適応範囲内)となっており、よって北海道黒松内町が北限となっている。耐寒性は、(-15~20℃)つまり、-20℃以下は無理。ブナ(落葉広葉樹)よりも適したシラビソ・トドマツまたはシラカバ・タケカンバになる。また、カシワがブナ科の中では厳しい環境でも、生育できる樹種である。離層を形成しない為に冬季も枯れた葉が落葉しないので防雨林としての役割を果たす(北海道西南部・海沿い)


2019.9.24


2019.9.24

ブナ

ブナは、昔は材が柔らかい為にあまり好まれて利用されていなかった。しかし、保水力の高さや周囲の生態系に重要な樹木どという事が近年分かって以降、盛んに利用される事が増えた。初夏からの新緑・紅葉ともに美しく今後は公園や敷地に植栽され事もでてくるのだろうか。

2019.9.24


9.24


2019.9.24


2019.12.4

イヌブナ
ブナの近縁種であり、幹によこ縞模様が入る種類。ブナには、地衣類が着生し独特な雰囲気がでる幹色だがイヌブナは、灰褐色で那須高原には多数自生している。水辺を好み、湧き水の近くに多く自生している。

イヌブナです。

2019.5.16?


5.16?


2019.5.16?


5.16

ミズナラ

冷涼地に多く自生し、関東では山沿いや山間部の標高8,000~1,000m付近に自生している。ミズナラもブナ同様に森林の需要な構成種となっている。ミヤマクワガタやコルリクワガタなど涼しい気候を好むクワガタにとって重要な樹木となっている。

2019.5.16?


2019.5.16


2019.9.17


2019.9.17

幹が曲がったミズナラ

 那須高原は、気候が厳しく冬は20m/hを超えるような季節風が吹き付けいる。その為、北海道でも自生可能なシャクナゲ、ナンテン、アオキなども乾燥した風で落葉してしまう。この写真の木は、幾度もの雪害や強風に耐えたため、S地に曲がりながら生育している。


2019.5.6


2019.5.6


2019.5.6




冷涼な気候を好むコゴミが、広く那須高原では自生している。2019.5.6?


冷涼な気候を好む ミヤマクワガタ 2019.8.17


春に雪 2019.4.9


クリ

2019.5.22

耐寒性は、やはり落葉種の方が(-20℃)までと比較的高い(クヌギ、コナラ、カシワ、ブナ、ミズナラ)
が、常緑樹でもシラカシ、アラカシは比較的耐寒性が強く特にシラカシがその中でも最も強い。その為、冷温帯に位置するような(那須・秩父・奥多摩・みなかみ)の寒冷地でも葉は多少は落葉するが枝枯れは起こさずに越冬する例もある。那須高原では、秋口に植栽したが翌年春には葉が展葉した。その後も梅雨までには、葉が茂り問題なく生育できている。標高も高く(空中湿度・日照)によって上手く生育できない樹木もある高原地帯だったが、越冬できた。また、その後もしっかり生育する本種の環境適用力に驚いた。


2019.5.22?

アカマツ、ミズナラ林

2018.12.25 ?

シラカシ(-10℃)

シカラカシは、ブナ科では寒さに強い常緑種である。幹は、まっすぐに伸びる特徴がある。氷点下10℃を下回る地域では越冬をするが葉の多くが落葉してしまう。那須の冷たい季節風でも耐えられるようで枝の枯れ込みは見られなかった。



2019.3.10

スダジイ
スダジイは、東北南部~関東以西・沖縄に自生する常緑広葉樹である。ブナ科の植物は環境適応力が強いので、スダジイ、マテバシイ、ウバメガシを中心に(北は、宮城・仙台付近・日本海では山形・新潟~沖縄・南西諸島など温帯~亜熱帯まで植栽する事ができる。しかし、マテバシイはその中でも雪害に弱い樹木なので、植栽は、(福島いわき・茨木ひたちなか~関東以西・九州南部沖縄)が良い。

2019.3.22

那須植物・茶臼岳

2019年05月27日 | 関東植物

2019.4.22


新緑の季節に茶臼岳にいってきました。
活火山であり、標高1,915mであり、多くの登山者で賑わっていた。
栃木県・那須町は、関東の中でも冬季の寒さが厳しく、標高も1500メートル以上ある為最高気温も冬場は0℃以下であり日によっては北海道南部の函館よりも寒い地域である。関東地方にしては珍しくタケカンバやシラカバ、ブナ、ミズナラといった亜寒帯~冷温帯に分布する樹種も分布する。自生する植物を調べるともに気候(最低気温等)も調べる為、本調査を行った。



2018.5.25

クマサザ、タケカンバ、ヤマハンノキなど時に雪崩にもあう場所でも生き残れる木が多く生えている。カラマツは、ここより少しさがった那須マウントジーンズ周辺に自生・植栽されている。


2018.5.25


2018.5.25



ウラジロタデ 2018.5.25
葉の裏の白い毛が名前の由来なようだ。岩場の隙間など、完全に開けた場所には生えていなかった。標高1800m付近から徐々に個体数が多くなった感じであった。冬季は、地上部は枯れ休眠するようだ。


ガンコウラン 2018.5.25

茶臼岳など高山帯や海岸に生える植物であり、那須山(茶臼岳)の山頂付近に多く自生していた。細かい葉が特徴で絨毯のように広がっていた。写真の株のように丸く大きく生育した物は珍しい。

5.25


火山地域なので、岩場がごろごろ。もう少し低地では、水はけが石が多くて悪くなった場所には、コゴミやヨシ、オモトヤナギなどが自生している。また、そのような場所では、ミズナラやコナラなどが生えても根腐れを起こしていずれかは枯れてしまうようだ。

2018.5.25


風雪が強い地域なので、こんな樹形の木も。樹種はミズナラで、那須の冷涼な気候にあうのか、多く自生している。ミズナラ以外にも、ブナ、イヌブナ、コナラ、カシワなどが自生している。


2019.4.22


4.22

 4月も関東北部も山沿いでは、霜や積雪を観測する事がしばしば。熱帯植物を多く栽培している私は、用心深く外出すタイミングを探しているところだ。やはり、ゴールデンウイーク頃に外に出すのが無難だろう。また、2019年のGWには雪を那須高原地域で観測した程気温が冷え込んだ事に驚いた。結局、冷え込む年は寒冷地では5月下旬がいいだろう。


2019.4.22


2019.4.22


4.22

峠の茶屋駐車場から(1,462m~)タケカンバ、カラマツが点々と見え始めてやがてタケカンバの群生が多く見られるようになる。タケカンバはシラカバよりも幹が白い印象である。理由は、幹以外にも若い枝も白くなる事が挙げられる。また、タケカンバは、樹皮がよくむける事。シラカバのようにタケカンバは横縞が樹皮にはいらない事など両種に違いがあります。


2019.4.22


4.22


2019.4.22


4.22

 4月にも雪が降る寒冷地。風が年中強い地域であり、自生しているヤナギ、アカマツも若い枝中心に折れてしまう。しかし、アカマツなどは折れたまま生育する事もあり乾燥・寒さに耐える生命力の強い落葉広葉樹中心の森林が広がっている。標高750~1,000mを超えるとカラマツ、タケカンバ、クマサザが生えている。


2019.4.9


2019.4.9


4.9


 那須地域の気象データをより詳しく学びながら、今後の熱帯植物の耐寒性の研究に取り組んでいく予定。
また、シュロ、ソテツ、アメリカデイゴやハマユウ(浜木綿)、タイタンビスカス、宿根サルビア、ユッカ類の露地越冬に取り組んでいきたい。成功すれば、おそらく最も北の露地栽培例になるので、楽しみである。

ひたちなか海浜公園

2019年05月21日 | 関東植物


2019.4.18

ひたちなか海浜公園にいってきました。近年SNS等で観光客中心にネモフィアの綺麗な植栽が取り上げられて有名である。また、北関東に位置しながらも、海洋性気候で比較的温暖である。


2019.4.18


4.18

他の地域(北関東)よりも耐寒性ヤシの植栽や亜熱帯性植物の越冬にも適している地域である。落葉樹のケヤキなどは、新緑の季節を迎えていた。同じ北関東の那須地域は、まだ桜が開花し始めの段階に対し、ひたちなか海浜公園の桜はほぼ開花が進み葉桜状態であったのが驚いた。


2019.4.18

大木のマテバシイ
潮風に強く、関東以西~沖縄まで分布するブナ科の常緑広葉樹。環境適応性が高いおかげで、九州南部が分布ながらも全国様々な地域で植栽されている。耐寒性は、-7℃くらいが限界なようだ。






2019.4.18
大木のモッコク


ここまで大きなのは初めてである。寒冷地ではやや不向きなようだが、温暖なひたちなかでは元気に生育していた。酒列磯前神社のタブコニのように枝葉が均等に、網目状に伸ばしており、光合成を効率よく行っているのが分かる。



マツと海なんとも涼しげな感じ♪ 4.18


菜の花とネモフィア 4.18



2019.4.18
おしゃれなマクドナルド前の植栽

2018.4.18


ユッカ・ロストラータ・他オージープランツ 2019.4.18


バンクシア 2019.4.18


4.18
ワシントンヤシは、ある程度耐寒性-5℃はあるが、大寒波時には温暖なひたちなかでも厳しいのかもしれない。北関東では、やや海沿いでも越冬ギリな感じがわかる。一株寒さの為か生長点が枯れ、枯死していた。


4.18



2019.4.18
こちらのワシントンヤシは葉先にダメージがみられるが、大丈夫なようだ。ひたちなかでも、場所によっては、枯れてしまうようで、南側や陽だまりなど越冬場所も多少考慮するべきだろうか。




2019.4.18

ムスカリの川。ひたちなか海浜公園では、マツ林までチューリップなど球根類が植栽されていた。木の下なので多少日が遮られる為か、まだ開いてないチューリップもあるがとても綺麗であった。


2019.4.18

ソメイヨシノは、気候が温暖な為多くの株が散って葉桜になりかけている様子であった。


4.18


4.18



2019.4.18
周辺のアカマツは、センチュウ防止として薬剤を幹に注入して防止しているようだ。


2019.4.18



2019.4.18
スイセンのかわいいポット栽培 これを他の植物にも使ってみよう(笑)




2019.4.18
シュロとアツバキミガヨランの植栽
両種とも耐寒性-10℃程度までなら大丈夫な植物である。北限は、東北南部沿岸(宮城・石巻、仙台)あたりだといわれている。


2019.4.18

ひたちなか自生タブノキ

2019年04月22日 | 関東植物
もうすぐ、ゴールデンウイーク。

その前に、冬季でも比較的温暖な、茨城県ひたちなか市に行ってきました。海洋性気候で、最低気温も、-3~4℃程で積雪量も少ない為、温帯~亜熱帯性植物も時折みられる地域である。どのような植物が生育・自生しているのか調べる為、調査を行った。


2019.4.18

九州南部原産のソテツ。周囲には、旅館も多数あり、南国植物の植栽も時折みられた。北関東ひたちなかでもクライメートゾン9aの植物(-3.9~6.7℃)の植物は越冬できる様で、その場合(アメリカデイゴ、ワシントンヤシ。シェフレラ、アロエは軒下で越冬可能)にだと思われる。

ソテツ

2019.4.18

酒列磯前神社では、温暖な気候を好むタブノキが多数みられる。ここでは、ヤブツバキやヤツデなどの暖地に多い植物が多く自生をしていた。


2019.4.18
温州ミカンだろうか。温暖な気候であり、北関東ながらも温暖の為、ソテツやユッカランなど亜熱帯性植物も見られる。

2019.4.18


酒列磯前神社 2019.4.18



2019.4.18
空を見上げると、少しでも光を確保するするために、木々が網目状になっているのが分かる。西日本で多く、みられる、照葉樹林の光景である。


タブノキ林を下ると、大海原が。2019.4.18



2019.4.18
ツバキ・サザンカの花 周辺には、樹齢300年のヤブツバキも自生しているようだ。民家の植栽も、比較的暖かい地域を好む植物が多かった。



2019.4.18
タブノキの根は、周囲の岩ものみこむようにどっしりと根を張る。クスノキ科であり、寿命も長い樹種であるもが特徴である。クスノキよりも耐寒性があり、青森県の深浦町の海岸部まで自生する。


2019.4.18



2019.4.18
枝はよく曲がった後、光があたる上部へまっすぐ枝をのばしているのが分かる。光は、木漏れとなっており涼しく過ごしやすい環境だった。海が目の前なのでひたちなかの中でも特に温暖な地域だろう。ブーゲンビリアなども越冬できるのか、今後も調査していきたい。


2019.4.18


2019.4.18

自生しているヤツデ


2019.4.18
大きく葉を広げるヤツデも、どこか南国調である。欧米では、冬季に花が咲き常緑の植物として人気が高い様だ。
日本でも、アオキなどもココスヤシを使ったトロピカルガーデンに用いたりして需要が高まっている。

芽吹きだしたタブノキ

2019.4.18


2019.4.18
常緑樹の多くは、春になると古い葉を落とす性質がある。このタブノキのみまず一斉に葉をおとしてから芽吹いた様子。他の株は、落葉しながら同時に、葉を展開させて生育していくようであった。


4.18

リビングストンデージ

2019.4.18
南アフリカ原産のキク科の常緑多年草。耐寒性は、-2~3℃と低いが温暖なひたちなかでは越冬できる様だ。おそらく、北限はここひたちなかか福島県いわき市だと思われる。今後は、気象庁の過去の気象データも参考にしながらどちらが温暖な気候なのか調べていきたい。


オニヤブソテツ

2019.4.18
オニヤブソテツも多く生育していた。シダの仲間だが、潮風に耐える事ができる種類であり北海道南部~九州にかけての暖地の海岸に多く自生する種類である。4倍体は、平地でも普通にみられる物だが、ここ海岸地域では2倍体で全体的に小さいヒメオニヤブシテツも見られる。


モチノキ

2019.4.18
幹肌が白く、南方系の植物の様にみえた。西日本など暖地多い種類の樹木である。生育が遅く枝葉がまとまる事から庭木としても人気があり、栽培されている樹種の一つ。


ロックガーデンのソテツ

2019.4.18
このように、岩上のロックガーデン調に植栽した方があう植物。実際に、自生北限の指宿市でも海岸沿いの岩場や崖地に生育をしていた。北限は、福島県いわき市である。


コルジリネ・オーストラリス(緑種)

2019.4.18
 温暖な気候を好むオーストラリア原産の植物。寒さに強く、-9℃程度の地域(黒磯・八王子)でも露地栽培できるほど丈夫である。逆に、極端な暑さ(40℃以上)に弱いのが特徴でもある。


シュロ・ユッカラン(ユッカ・アロイフォリア)

2019.4.18
どちらも、植栽される南国風の植物では、最も耐寒性のある種類だが、シュロは、-10℃以下でも越冬できる。ユッカランは、岩手・宮城の海沿いが北限のようだ。



タブノキのパワーを感じる道 2019.4.18