「いつか白馬に乗った王子さまが私を迎えにきてくれる…」そんな淡い期待を持ったまま年を重ねていく人達。その人達はある意味「前向き」な人なのかもしれません。しかしそう思う背景にはどんな心理が働いているのでしょう。
小学6年生の子ども達に中学受験の勉強を教えているとさまざまな考えを持った子供達に出会います。その中で、特に男の子に多いのですが、第一志望の学校の偏差値より実力がかなり低いにもかかわらず、心の中で「なんとかなるだろう」と思ってその学校に見合った勉強をしない、といった子どもが結構いるということです。そこには幼い時から甘やかされて育ってきたという環境があったのかもしれませんが、「幼児的万能感」というものがあると思います。
「幼児的万能感」とは、幼い時に親が自分の欲しいものをなんでも買ってあげたり、あるいは大声で泣き叫べば親が自分の言うことを聞いてあげたりすると、あたかも自分が願えばすべてが思い通りになる、と感じてしまうことをいいます。ですからそういう子は、受験が近くなっても目の色を変えて勉強する、といったある種の覚悟のようなものが見られません。どこかのんびりして本番に突入します。そして結果は甘くないことを実感するのです。人生初の挫折を味わうのです。しかしこれは考えようによっては大切な経験だと私は考えます。人生まだこれからという時期に、努力なくして成功がない、ということを身を持って体験したわけですから。ただしそこには、本人が落ちた責任を親や先生のせいにしないということが大切になってきます。
さて、「いつか白馬に乗った王子さまが…」と思っている女性の場合はどうなのでしょう。そこには先ほどの小学生と同様に「幼児的万能感」が隠されていると思っています。「いつか迎えに来てくれる」という期待感の背景には、ものすごく‘受身’な姿勢があります。「自分はどこか人より優れているのだ」とか「自分の良さをいつかきっと見出してくれる人がいるはずだ」などと思いながら、自分で積極的に行動せず、待ちの姿勢を続けていくのです。そしていつのまにか40代になってしまう…。
それを克服するにはどうしたらいいのでしょうか?それにはまず、「幼児的万能感」を持った自分を自覚する必要があると思います。そして次に、目の前の現実の中に‘良さ’を見出すことです。‘幸せ’って案外目の前に転がっているものなのです。私も「いつかお姫さまとめぐり合える…」という期待感を持って生きてきました。いつも目の前の女性と理想化した女性を天秤にかけ、目の前の女性のあら探しをしてきたのです。良いところに目を向けずにいつのまにか目の前を通り過ぎていったのです。これではいつまでたっても‘幸せ’にはなれないですよね。
‘未来志向’といえば聞こえがいいのですが、前向きなだけではいけないと思います。「今、ここ」に目を向けていくことが必要なことなのではないでしょうか。私のカウンセリングではそのような人達に対し、より良い生き方を目指すプログラムを用意し援助していこうと思っています。
心理カウンセリング・こころの個別スクールのイル・クオーレ
小学6年生の子ども達に中学受験の勉強を教えているとさまざまな考えを持った子供達に出会います。その中で、特に男の子に多いのですが、第一志望の学校の偏差値より実力がかなり低いにもかかわらず、心の中で「なんとかなるだろう」と思ってその学校に見合った勉強をしない、といった子どもが結構いるということです。そこには幼い時から甘やかされて育ってきたという環境があったのかもしれませんが、「幼児的万能感」というものがあると思います。
「幼児的万能感」とは、幼い時に親が自分の欲しいものをなんでも買ってあげたり、あるいは大声で泣き叫べば親が自分の言うことを聞いてあげたりすると、あたかも自分が願えばすべてが思い通りになる、と感じてしまうことをいいます。ですからそういう子は、受験が近くなっても目の色を変えて勉強する、といったある種の覚悟のようなものが見られません。どこかのんびりして本番に突入します。そして結果は甘くないことを実感するのです。人生初の挫折を味わうのです。しかしこれは考えようによっては大切な経験だと私は考えます。人生まだこれからという時期に、努力なくして成功がない、ということを身を持って体験したわけですから。ただしそこには、本人が落ちた責任を親や先生のせいにしないということが大切になってきます。
さて、「いつか白馬に乗った王子さまが…」と思っている女性の場合はどうなのでしょう。そこには先ほどの小学生と同様に「幼児的万能感」が隠されていると思っています。「いつか迎えに来てくれる」という期待感の背景には、ものすごく‘受身’な姿勢があります。「自分はどこか人より優れているのだ」とか「自分の良さをいつかきっと見出してくれる人がいるはずだ」などと思いながら、自分で積極的に行動せず、待ちの姿勢を続けていくのです。そしていつのまにか40代になってしまう…。
それを克服するにはどうしたらいいのでしょうか?それにはまず、「幼児的万能感」を持った自分を自覚する必要があると思います。そして次に、目の前の現実の中に‘良さ’を見出すことです。‘幸せ’って案外目の前に転がっているものなのです。私も「いつかお姫さまとめぐり合える…」という期待感を持って生きてきました。いつも目の前の女性と理想化した女性を天秤にかけ、目の前の女性のあら探しをしてきたのです。良いところに目を向けずにいつのまにか目の前を通り過ぎていったのです。これではいつまでたっても‘幸せ’にはなれないですよね。
‘未来志向’といえば聞こえがいいのですが、前向きなだけではいけないと思います。「今、ここ」に目を向けていくことが必要なことなのではないでしょうか。私のカウンセリングではそのような人達に対し、より良い生き方を目指すプログラムを用意し援助していこうと思っています。
心理カウンセリング・こころの個別スクールのイル・クオーレ
今、私も一人中学生の相談を受けていますが、正しく努力しなくては成功は無いということを親が教えていない、というのが一番の問題のように思います。
これからも色々とご教示ください。
自分に厳しくするって大人でもなかなかできないですからね~
何か問題が起こると人に責任を押し付ける大人が多いですから。
‘自己責任’を子どものうちから意識させる教育が必要なんでしょうね。
私は、父が厳しかったので、一刻でも早く、家から出ていこうと思ったものです。
厳しさを子供に与えることは必要だと私は思います。
我が家の長男は初孫です
主人の父や母が私から子供を取り上げる勢いで
可愛がってくれました
おもちゃも買い与え、何をするにも手を出し足を出し...
これはいけないと幼稚園に入る頃からは
自分のことは自分で!
我慢をさせる
人に迷惑をかけない等等
しつけをしなおしましたが後の祭りです
素直なやさしいとっても良い子に育ちましたが
(現在17歳)
なにかにつけのんびりとしてなんとかなるさ~~
というところは直っていません
今まで特に困ったこともなくすごしてきたのですが
これから先、社会の荒波に耐えていけるのか(泣)
もっと自分に厳しくなってもらいたいものです
長くてお堅い文章を読んでいただき感謝です(笑)
もうちょっと軽ーい文章も書いていきますのでまた遊びに来てください。
割と挫折することなく今まで生きてきたので、
実はこれから先が怖かったりします。
男性に対しても理想ばかり追い求めていたせいで
なかなか深くおつきあいできずにいましたが、
思い切って理想の条件を考え直してみたら
あっさりすんなり結婚までたどり着きました。
自分に子供が出来たら、自分の力で努力したり
きちんと状況判断して周りにも気配りできる子
に育てたいですね。
いろんな男に出会っても天秤にかけたり、まだいい人が!!って思ったり・・・。
でも、冷静に考えると、じゃあお前(私)はそんなにいい女なのか??って言われるとそうでもないんですよね前向きって言うよりは現実逃避型だと思います。
ちなみに、今は現実を「嫌」というほどかみしめて生きてますよ。笑