+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

祖母山・黒金尾根を登る

2012年08月24日 | 祖母・傾山系
「お盆の休暇を利用して祖母山に行こうか?できれば上畑から登り傾山まで」とからつ労山の
テツさんを誘っていた。そんな誘いをしていながら、私のスケジュール調整がうまくいかず、
早朝からの出発ができないこともあり、12日~13日の一泊での山行となった。
今は唐津と諫早に離れているので、多久インターで7時30分に待ち合わせをして出発した。
結局今回は、尾平鉱山登山口から黒金尾根を登り、テント泊して、二日目は障子岳、古祖母山
を経て尾平トンネル上から尾平鉱山登山口まで周回するコースとなった。

登山口まではさすがに遠い。途中アクシデントもあったが12時頃に尾平鉱山登山口に着いた。
晴れていれば見える天狗岩や烏帽子岩の岩峰が霧に隠れている。どうも天気は悪いようだ。
そんなこともあり、テント泊はあっさり捨てて、九合目山小屋泊に切り替えることになった。
テント、マット等の装備を外して、少し身軽になって12時15分駐車場を発った。

12時50分には少し増水した最後の渡渉点を通過し、黒金尾根の急登に取り付いた。いきなり
樹の根や岩を掴んでの登りが始まった。後でバテることが分かっていた私はスローペース。
テツさんの健脚からすると逆に疲れる歩きだったと思うが、我慢して付いて来てもらった。
標高800m、900m、1000m、1200m栂原生林と、100mを30分そこそこで順調に登り上がった。
しかし、その辺りから雨が降り出し、にわかに雷鳴が聞こえるようになった。
最初は遠いところで鳴っていた雷が、徐々に近づいてきて、稲光が見え始め、雷鳴と稲光の間隔
が短くなってきた。
登山道は大木があるが、大木の傍も危険ということで、しばらくは枝が茂る広葉樹の下で雨宿り。
雷が落ちたような大きな雷鳴が上部の方で響いた。此処でなくて良かったと胸を撫で下ろした。
そんなことがあり、天狗の水場へは16時過ぎ到着。天狗の岩屋に着くと天気のせいではあるが
薄暗く、これから祖母山頂、九合目小屋までは2時間以上かかるということもあり、岩屋に寝ようかと二人で相談した。
一旦は寝ようと決めたが、ずぶ濡れで寝たくないという気持ち、まだ本来なら明るい時間だから
傾山への縦走路まで行くと気分的に元気が出るのではと思い、16時40分再出発した。
16時57分縦走路、しかし依然として祖母山頂は霧の中であるが、今までより少し明るくなった。
17時33分1600m通過、その後ハシゴ場、岩場を必死に通過し、18時19分祖母山頂に立った。
もう少し時間がかかると思っていたが、私が「予想以上の歩きをした」(テツさん談)ことで
何とか明るいうちに山頂に立つことができた。
誰もいない山頂で二人してそれぞれを讃えて「万歳」をした。
その後、九合目小屋に下り、水場で汗を流し、汚れた服や靴を脱いでようやく安堵した。
先客は2名。一人は宮崎からの若者、もう一人は東京から福岡へ単身赴任中の中年、何れも男性で
今夜は管理人さんを含めて5名である。軽快なジャズが流れる山小屋での楽しい交流が始まった。
消灯時間は9時であったが、少し延ばしてもらって9時30分頃消灯になった。
今日の黒金尾根の登りは敢えて言うならば、四輪駆動で這い上がるがピッタリだ。

宮原経由の吊橋。この下を通って黒金尾根へ

黒金尾根に続く吊橋。登り初めまではまだまだ距離がある。

通過点の標高表示板

雨が降り出し、雷が。停滞していたら霧が出てきた。

天狗の水場を過ぎて天狗の岩屋。一度は寝ようとしたが・・・

意を決して山小屋に向かう。天狗の横顔が見えて元気が出てきた

祖母山への縦走路沿いにある展望台がある岩峰も霧の中


漸く天狗、傾山(分岐)縦走路に着く。
黒金尾根の急登から開放され元気が出てきた。

祖母山頂は霧にすっぽり覆われている

待望の山頂に到着。山頂から渓谷に向かってバンザイ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿