6月24日に引越し、その後7月4日から新たな仕事に従事と、ばたばたと一ヶ月が過ぎた。
ようやく、山に行く時間を確保できたので何処に行こうか考えていた。
そんな折、そよ風さんからキツネノカミソリを見に黒木から登りませんかとの誘いの
メールが入ってきた。残念ながら日程が合わずご一緒は出来なかったが、久しぶりに
黒木から登るのも『体力測定』にいいか、ということで昨日行ってきた。
6時30分過ぎに黒木登山口駐車場に着いた。車が4台停まっていたが、この時期にしては
少ないなと思いながら、出発準備をした。
何せ久しぶりなので、しっかり準備運動をして歩き始めた。始めはとにかく『ゆっくり』
を肝に銘じて、新緑に包まれた林道を登っていった。清々しい空気と沢から聞こえてくる
水の音に、だんだんと雑念が消されていく。
『体力測定』の方は、最近自転車で10分ほど走って駅に行ってるのが奏して、なんとか
足は続きそうである。しかしながら、山登りと自転車の呼吸では大違いのようで、中々
足の運びと呼吸のバランスが合わない。
とはいえ、202レスキューポイントを過ぎて急坂の連続になるころ辺りから、ようやく
バランスが整ってきた。体が覚えていたというのが正直なところである。
202ポイントを過ぎたところから、少しずつキツネノカミソリが見え始めてくる。急傾斜と
ガレ場の中にオレンジ色の花を見ながら、花達に励まされながら登っていく。
203ポイントは、水場の上にありここにも群落があるが、西野越下の群生地からするとやや
迫力に欠ける。とはいえ美しいのは遜色ない。
205ポイントまでは急坂の連続で、喘ぎながらも歩きは快調である。水分補給で止まる以外
特別休憩することなく登り上がっていった。
205ポイントを過ぎるといよいよキツネノカミソリ群生地の中に入っていく。
登山道の両脇の斜面にオレンジ色の花が広がっている。斜面の上まで、谷の下の方まで
オレンジ色の花が埋めている。まだ蕾も多いようだ。満開はこれから一週間かもしれない。
先行者が二人だけとあって、キツネノカミソリを独り占めしたような気分で、早立ちした
甲斐があったと、ひそかに自己満足。
西野越（206ポイント）まで登ると金泉寺までは平坦な道である。
8時40分金泉寺に到着。早速水場に行って冷たい力水を頂いた。早い時間帯だったので
それほど暑さを感じることなく登ってきたが、冷水で顔を洗い、首筋に水をかけると
いい気に涼感が増してくる。気持ちがいい。
今日の計画はここまでであったが、時間が早かったので経ヶ岳の横顔を見たいと思い
西岳に登った。西岳山頂部は木に覆われて経ヶ岳の山頂は木々の枝越しにしか見えないが、
山頂から少し笹が岳側に下ったところから、ごつごつとした山塊の山頂部が正面に見えた。
何時見ても力強さを感じさせる山頂部で、大好きである。
そのまま縦走路まで下って、再び金泉寺上まで戻って多良権現山の鳥居に向かった。
権現山の鳥居の傍には、『役の行者』を祀った社があり、沢山の一本歯の下駄が奉納してある。
『役の行者』の謂れは、すぐ近くの説明版に記してあり、私もご利益を期待してお参りした。
かれこれ1時間ほど遊んで、9時50分金泉寺を後にした。
下山は、登る時と違って沢山の登山者と出会った。やはりキツネノカミソリがお目当てらしい。
20人以上の団体もあり、賑やかに登ってくる。山の静寂さを消していく人たちも居る。
非日常の山は楽しいし、仲間との会話も楽しい。
つい大声になりがちではあるが、言葉を忘れて大自然の懐に抱かれ、自問自答しながら歩くのも、自らを覚醒させる意味でも楽しいものである。
11時頃スタート地点の駐車場に戻ると、車は道路まではみ出していた。多いはずである。
久しぶりの山登りは無事終えた。肝心の『体力測定』もなんとなくクリアーしてようで
今後の山行が楽しみである。
ようやく、山に行く時間を確保できたので何処に行こうか考えていた。
そんな折、そよ風さんからキツネノカミソリを見に黒木から登りませんかとの誘いの
メールが入ってきた。残念ながら日程が合わずご一緒は出来なかったが、久しぶりに
黒木から登るのも『体力測定』にいいか、ということで昨日行ってきた。
6時30分過ぎに黒木登山口駐車場に着いた。車が4台停まっていたが、この時期にしては
少ないなと思いながら、出発準備をした。
何せ久しぶりなので、しっかり準備運動をして歩き始めた。始めはとにかく『ゆっくり』
を肝に銘じて、新緑に包まれた林道を登っていった。清々しい空気と沢から聞こえてくる
水の音に、だんだんと雑念が消されていく。
『体力測定』の方は、最近自転車で10分ほど走って駅に行ってるのが奏して、なんとか
足は続きそうである。しかしながら、山登りと自転車の呼吸では大違いのようで、中々
足の運びと呼吸のバランスが合わない。
とはいえ、202レスキューポイントを過ぎて急坂の連続になるころ辺りから、ようやく
バランスが整ってきた。体が覚えていたというのが正直なところである。
202ポイントを過ぎたところから、少しずつキツネノカミソリが見え始めてくる。急傾斜と
ガレ場の中にオレンジ色の花を見ながら、花達に励まされながら登っていく。
203ポイントは、水場の上にありここにも群落があるが、西野越下の群生地からするとやや
迫力に欠ける。とはいえ美しいのは遜色ない。
205ポイントまでは急坂の連続で、喘ぎながらも歩きは快調である。水分補給で止まる以外
特別休憩することなく登り上がっていった。
205ポイントを過ぎるといよいよキツネノカミソリ群生地の中に入っていく。
登山道の両脇の斜面にオレンジ色の花が広がっている。斜面の上まで、谷の下の方まで
オレンジ色の花が埋めている。まだ蕾も多いようだ。満開はこれから一週間かもしれない。
先行者が二人だけとあって、キツネノカミソリを独り占めしたような気分で、早立ちした
甲斐があったと、ひそかに自己満足。
西野越（206ポイント）まで登ると金泉寺までは平坦な道である。
8時40分金泉寺に到着。早速水場に行って冷たい力水を頂いた。早い時間帯だったので
それほど暑さを感じることなく登ってきたが、冷水で顔を洗い、首筋に水をかけると
いい気に涼感が増してくる。気持ちがいい。
今日の計画はここまでであったが、時間が早かったので経ヶ岳の横顔を見たいと思い
西岳に登った。西岳山頂部は木に覆われて経ヶ岳の山頂は木々の枝越しにしか見えないが、
山頂から少し笹が岳側に下ったところから、ごつごつとした山塊の山頂部が正面に見えた。
何時見ても力強さを感じさせる山頂部で、大好きである。
そのまま縦走路まで下って、再び金泉寺上まで戻って多良権現山の鳥居に向かった。
権現山の鳥居の傍には、『役の行者』を祀った社があり、沢山の一本歯の下駄が奉納してある。
『役の行者』の謂れは、すぐ近くの説明版に記してあり、私もご利益を期待してお参りした。
かれこれ1時間ほど遊んで、9時50分金泉寺を後にした。
下山は、登る時と違って沢山の登山者と出会った。やはりキツネノカミソリがお目当てらしい。
20人以上の団体もあり、賑やかに登ってくる。山の静寂さを消していく人たちも居る。
非日常の山は楽しいし、仲間との会話も楽しい。
つい大声になりがちではあるが、言葉を忘れて大自然の懐に抱かれ、自問自答しながら歩くのも、自らを覚醒させる意味でも楽しいものである。
11時頃スタート地点の駐車場に戻ると、車は道路まではみ出していた。多いはずである。
久しぶりの山登りは無事終えた。肝心の『体力測定』もなんとなくクリアーしてようで
今後の山行が楽しみである。
家の近くから見た多良岳方面。 |
202ポイント過ぎから見える経ヶ岳 |
キツネノカミソリ群生地にある注意書き |
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西岳山頂下からみた経ヶ岳 |
役の行者の説明版、社   |
役の行者の坐像 |
道路にあふれた車
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今回はご一緒できず、残念でした。
キツネさんはそこそこの咲き具合でしたが、それでも真夏に山中でであうこの花は、幽玄な雰囲気を醸し出しますね。
ぜひ、祝長崎帰還 の歓迎会をしましょう！！
そして、ご一緒に歩ける機会を作りたいものです。
でも、以前そうめん祭りをした時からすると少なくなったような・・・。
でも、オレンジに染まる群生地は何時見ても感動があります。