+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

2015山行の回想Ⅳ

2016年01月01日 | その他
大篦柄岳

大篦柄岳(鹿児島県)への1泊2日のからつ労山の月例山行に参加。いつもは家内と同じB班で行動するが、今回はA班で行動。天気が良く流石に鹿児島は残暑が続いていた。

高隈山系縦走ということで先ず御岳へと登り始める。三角形の尖った山がいくつも見えていて、いかにも急登が続く予感が。
  
A班の健脚組みについていけるか不安のなか登り始めた。急坂の上りあり、下りありとハードではあったが何とか足を引っ張ることもなく、目的地大篦柄岳の山頂に立つことが出来た。前日見た桜島はくもで見えなかったが、高隈山系の山々が一望でき、はるばる鹿児島の山旅に参加してよかったと思った。


三俣山

からつ労山の月例山行に合わせて夫婦で登山。山頂は目指さないとはいえ、三俣山の紅葉だけは本峰まで行かなければその素晴しさは満喫できない。
この日は、最高の人出で、到る所に行列が出現。私たちもその一員となり行列に続いて上った。本峰からの眺めは最高。大鍋から北峰の斜面が紅葉に染まっていて、感動そのものであった。

私たちが本峰で昼食を取っていると阿蘇の中岳が噴煙を上げた。食事後、西峰まで戻る途中でからつ労山の仲間と再会。ミカンの差し入れをして早めの下山となった。


比叡山(宮崎県)

からつ労山の月例山行に参加。比叡山はロッククライミングのメッカということで、計画が発表されて直ぐ申し込んだ。もちろん今回はB班で家内も同じ班である。以下はからつ労山に記録として報告したものを載せる。

前夜 冨田さんから明日は記録係との連絡が入り、果たして務まるか疑問を持ちながら
当日朝を迎えた。私たち夫婦は多久インター出口で合流することになっていたので、5時35分にはインター出口の駐車場に着き、鬼子岳観光のバスを待っていた。
今回の山行は、岩壁、岩峰が素晴らしいとの情報を事前に得ていたので、その景観を堪
能したいということ、更には片道4時間以上かかる地域の初めての山ということもあり、労山皆さんに連れて行ってもらおうと思い参加した。
5時50分バスが到着。すぐに多久インターより高速道路に入っていった。
参加者は16名。いつもの常連さんの顔が見られなかったのは残念であったが、今日は精鋭の林田さんが加わっているので、きっとA班はハイピッチになるだろうと頭に浮かんだ。私は、前回の大箆柄岳の下りに膝が痛くなったことも考え、距離の短いB班を選択した。   
途中玉名パーキング(6時58分着、7時10分発)でトイレ休憩、その後御船インター(7時38分)で高速を降り一般道(国道218号)へ。高速を降りた当初は雲が山並みを覆っていたが、高千穂まで来ると青空が広がっていた。約2時間走って道の駅青雲橋で最後のトイレ休憩(9時23分着、9時33分発)。その後いよいよ鹿川渓谷沿いの狭い道を上っていく。道沿いの旭化成の発電所や綱ノ瀬川の渓流を見ながら登り上がると正面に矢筈岳の岩壁が大きく見えてきた。

10時過ぎ駐車場に着くと矢筈岳と対峙して比叡山の一峰、二峰、三峰の岩峰が競うように聳え、特に一峰の南側の岩壁はロックライミングのメッカといわれるだけにニードルや垂直の岩壁が青空に聳え圧倒されそうであった。
全員で準備体操をして、登山口の木彫りのフクロウに見送られてまずA班から出発。遅れてB班もいよいよ登山開始(10時25分)。
登山道は踏み跡もはっきりして歩きやすい。坂は傾斜があるものの登るペースを保つと
意外と息が上がらない。もちろん途中休憩は挟んだが、今回は立ち休憩に徹して登った。
登山道沿いの木々は程よい木陰を与えてくれて、気持ちよく歩みを進める。1時間余りで一峰(千畳敷登山口)分岐を通過。帰りの分岐を確認して、山頂を目指す。眺望はよくないが、時折木々の間から二峰の岩壁に感嘆の声を上げながら11時55分山頂760mへの分岐に着く。当初の計画では大岩(カランコロン岩)であったが、ここまでの経過から、更に40分程歩くと無理が出ると判断し、山頂760mに向かった。分岐からはひと登りで山頂。山頂標識も比叡山とあり、B班はここを目的地とした。
山頂には大きな岩があり、その岩から「稗ノ山」に向かう尾根筋に立ち上がった巨岩が見えた。きっとカランコロン岩ではと想像しながら、北側の山並み、山頂下の渓谷など、景色を見渡した。一時景色を堪能した後、たっぷりと昼食時間を取った。
帰路は急坂と林田さんが言っていたのを思い出し、早めの下山で、ゆっくり下ろうと思い、12時45分山頂を後にする。30分程で一峰の頂・展望所へ。大岩の上に「国定公園 祖母 傾 比叡山」という石柱があり、そこからの眺めは絶景であった。二峰の峡谷に続く大きな岩壁、岩肌の松の緑、深く切れ込んだ足下、矢筈岳も一望でき、比叡山登山の醍醐味を味わった。

下山の核心部分はこの後。ストックをリュックに戻して、大きな岩の間の急傾斜を3点確保で下る。岩角に、木の根に、ロープに、時にはお尻を落として、慎重に、確実に岩の切れ間を下る。14時頃ヤカタガ岩屋分岐まで下る。そこを過ぎると幾分傾斜が緩んで再びストックを出して下り始める。30分程で千畳敷展望所と北側登山口への分岐に出た。標識もなく我々は北側登山口に向かい車道に出た。車道沿いに進むとトンネルの上に展望所らしき台地が見え、あれが千畳敷展望所だと分かった。トンネルを抜けるとそこに千畳敷登山口の登山口があり、折角だから千畳敷展望所まで登った。(14時40分)
ここからの眺めは、水墨画を思わせるような二峰の岩壁と山頂や岩肌に根を張った松の緑、三峰や峡谷を挟んで矢筈岳までも見渡せる。最も凄いのが間近に見上げるニードルを伴う一峰の岩峰である。すごい迫力で見る者を圧倒する。
よく見上げていると南斜面の岩盤にロッククライミングする人たちの姿も確認できた。

A班に連絡するともうそこまで来ているという。14時50分A班が千畳敷展望所に到着。
全員の再会で笑顔がはじけた。下山時間も大差なく、事故もなく、無事下山できて、目的の絶景を味わい、お互いに満足した顔があった。
15時20分「日之影温泉駅」に向かって出発。30分で日之影温泉駅に到着。
日之影温泉駅は、高千穂鉄道の名残で、平成17年9月の台風14号で渓谷沿いの架橋が流されたことから廃線となり、駅舎に温泉施設がある。駅舎の外には足湯があり、高千穂鉄道の車両は宿泊施設として駅舎の横に停車し、活用されている。過疎が進んでいるようだが、道の駅の農産物や道中の段々畑の耕作地をみると、この地でこその営みが脈々と根強く残っている力強い人々の姿が印象深く心に残った。駅舎にあった若山牧水の短歌もその印象を強くしたので、以下に記したい。
寒む寒むと あかつき起きに見やりたる 背戸の笹山 春雨の降る
けふもまた こころの鉦うち鳴らし うち鳴らしつつ あくがれて行く
16時40分、日之影温泉駅を出発。温泉で汗を流し、喉が渇いた人は思い思いに飲み物を。
男性軍は準備万端冷やしたビールに焼酎、酒のつまみが出てくる。女性軍からは林檎や柿、キューイが回ってくる。感謝しながら美味しくいただいた。いつものように途中コンビニで飲料を補充。登り終えた安堵からか会話が弾む。
少しお腹が満たされたところで、今回の山行の感想を一人ずつ発表。次に林田さんが前夜寝ないで作った歌詞綴りが配られ、宴会に移行。新岡さんの歌唱指導で童謡の秋の歌が始まり、その後はカラオケへと。楽しく盛り上がり、熊本インターから高速に乗った時間も覚えていない有様で、記録係を忘れていた。
北熊本サービスエリアでのトイレ休憩を挟み20時には金立サービスエリアに到着。思い思いに夕食をとり20時30分に出発。金立から多久はあっという間であった。(20時50分)当初計画からすると若干早く着いた。ここで私たち夫婦は下車。バスを見送り帰路に着いた。
唐津までの道中はどうだったでしょうか?楽しすぎて沢山アルコール摂取された方もおられたような?無事帰宅されたことと思っておりますが・・・。
内容が不足していること、感動が伝わらないことはご容赦ください。
ただ、私たち夫婦は山行を大いに満喫しました。楽しい山行を企画していただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


鹿嵐山

佐世保卸団地の仲間たちと1泊2日の山行に参加。出発時間を間違えて合流場所は玖珠インター出口にある道の駅。
私たちの遅れもあり、登山開始時間が1時間遅くなった。申し訳ない。私は2度目の鹿嵐山であるが、中央登山口から上り、雄山、万里の長城(ヤセ尾根・岩場)を周って下山。少し紅葉は過ぎていたが奇岩の岩峰は何時見ても素晴しい。

無事登山を終え、宿泊先の安心院家族旅行村へ。宿泊はコテージ。夕食は屋外でバーベキュー。流石に11月末は寒かったが、元気に食べ、飲んで歓談した。
翌日は宇佐神宮へ。10月に行った出雲大社の参拝の作法は『2礼4拍手1礼』であったが、宇佐神宮も同様であった。ご利益があるように神饌飴を買って帰り神棚得お供えをしたが、果たして・・・。
今回もまた仲間との楽しい交流が出来て、山行旅行を満喫して、玖珠道の駅で仲間と別れ帰路に着いた。

ようやく2015山行の回想を終わった。大晦日の年越し宴会の余韻がまだ少し残っているが、孫たちの声が聞こえなくなると、静寂と共に脱力感も出てきた。
高齢者の仲間入りをしているとはいえ、娘婿からは新たな青山を提案された。
まだまだ青臭さが残っているのか、少し挑戦したい気になる年の始めである。
いずれにしても健康が何より。病院と仲良くしながら向う一年がんばってみたいと思う。



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