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太陽光発電10年問題の解決方法

2018-03-21 12:58:02 | 電気・化学
巷で話題になっている太陽光発電10年問題です。
簡単に言うと「ソーラー発電の固定買取価格が設置後10経過したらなくなりますよ」ですが。
2009年から再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)が始まり、設備容量10kW未満の余剰電力買取価格は\40/1kWhと相当高価でしたが…あまりに太陽光発電装置が普及したため年々FIT価格は下落。今や\20/kWh前後で旨みはありません。
そして元々固定買取価格の年限は10年。それを過ぎると\10/kWhになってしまいます!!(爆)
※「2019年問題」でググれば複数ヒットしますのでそちらも参考に。
そりゃ仕方ない…日本の電力会社の配電線系統は逆流を考慮して設計されていないですから。
実際ソーラー発電から逆流する電力は配電線電圧を押し上げ、制御が大変だそうです…産業消費電力の大きい関東中部関西以外は逆流制御付きのパワーコンディショナーでないとダメだそうで。

こうなったらなるべく余剰電力を自宅近隣で吸収する他ありません!

1.現在巷で話題になっている家庭用蓄電池の設置
確かに自宅にあれば停電時の備えにはなりますが、如何せん数百万円は高い!!
しかも電気自動車と比べて価格あたりの容量が少ない…それなら中古の「動く蓄電池」を買ったほうが得かもしれませんよ?
※当家がアイミーブM中古を買ったのもそのためですが!!(爆)
 ミーブパワーボックスがあれば電気自動車から交流100Vをアウトドアでも取り出せます。

2.次善の策として挙げられるのが、エコキュートの稼動時間帯移動。
太陽光発電導入の際、一緒にエコキュート取付となた家庭は決して少なくありません。理由は当時3時間帯別でないとソーラー発電設置の旨みがなかったからです。
電力会社も「ピークシフト可能な機器導入で深夜電力を安くする」制度を設けていたので、ソーラー発電設置業者もそれに頼っていたんでしょう。
このピークシフトがミソで、従来深夜帯に運転していたエコキュートを太陽光発電電力の高い日中時間帯にシフトすることで解決を図るのです。
出力3kW程度のソーラー発電ならこれで過半数は吸収できるはずです。

3.電気自動車の充電に充てる:これこそが本命!(爆)
電気自動車の充電電力は大概200V15A(3kW)なので、3.5kWあれば殆ど吸収できます…晴れた日に実験、2.8kWの発電に対して3.1kW消費となり全量吸収していました!!
ただアイミーブM型なので3~4時間、10kWhまでしか吸収できませんが、リーフ,e-NV200なら丸一日分吸収できると思います。
※電気自動車と太陽光発電は最強のタッグ。
更にV2Hを導入すれば完全オフグリッドも夢ではありません。
今導入するなら三菱電気がオススメ…逆流しないように制御するので理想的。
ソーラー発電容量が4kW以上あるなら間違いなくベストです。

以上、電気屋の勘と実験、ググった結果を総合して書きました。
※外部リンク:三菱電機V2H


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