金魚のひとりごと

縁日ですくってきた金魚も大きくなりました

節分…

2011年02月03日 | 雑記


厚紙に鬼の顔を描いて
毛糸の切れはしを眉毛に貼り
眼の部分と裂ける口を大きく切り抜く
手作りの鬼のお面は父の顔を覆っていく

「ガオーッ!」
鬼はそんな叫び声はあげないだろうけれど
お面をつけるとそんな声を発してしまう

「キャッ、キャッ…」
息子たちが幼稚園に通っていた頃だろうか
無邪気な笑い声をあげながら、走り回っている

「豆を鬼にぶつけてやっつけるんだよ…」

「鬼は外…」
「福は内…」

可愛い声が響き渡る

直に豆をばらまくと、掃除も大変なので
殻付きの落花生を鬼にぶつけ、部屋にまいていく

それは数十年前の話…







長男は大学に通うべく、家を離れている
次男はセンター試験を終え、2次試験の追い込みの日々

もう節分といっても家族で豆まきなどはしない



我が家にとって鬼は何だろう…

父のお腹には鬼も潜んでいるかもしれないが
豆を食べてしっかりやっつけて、大人しくしてもらおう

我が家の福は…
今年は何といっても、次男の春がやってくることだろう

それと、みんなが健康で健やかに過ごせますように…

そんな願いを込めて、歳の数以上の豆をいただいて
誰もいない部屋にも豆をまいてこようと思う

今年は殻付き落花生じゃなくて、小袋入りの味付け豆らしいが…