記念日とはいわないけど
今日は忘れる事のできない日です。
できることならもう一度やり直したい。
できることならあの日に帰りたい。
今から6年前になります。
1999年12月17日(金)
いつもどおりの朝が始まる。
午前7時頃、朝飯を食べて一服を終えたときのこと
(当時は煙草を吸っていた)
ガギッ ガギッ どこかで鈍い音がしたような気がする。
このまま椅子に座っていてはいけない、
どこか別の場所に移動しなければいけない、
トイレに行きたいこともあってか何故かそんな風に思った。
食卓をはなれ洗面所にいき歯を磨く。
その時どんな症状だったのかは普通ではないが、
後ろのほうがもよおしてきたので、
あわてていたというかササッと歯を磨いたという感じだった。
その後トイレに駆け込んだ。
何かおかしい‥‥。
水を流して立ち上がろうとした時、異変に気づいた。
普通に立ち上がれない。
何度も扉や壁に体をぶつけてもがいてみるが普通に立ち上がれない。
天と地とが逆さになってしまったようだ。
何とかなだれ込むように茶の間に倒れこんで
「どこか切れたみたいだ。」と、言葉を発したことは覚えている。
小1と小3の息子も茶の間にいたが、
突然父親が倒れこんできてびっくりしたことだろう。
救急車の手配をしてもらう。
意外に冷静だったかもしれないが、体がおかしいということには変わりが無い。
その時の状況もあまり覚えていない。
病院で検査をいろいろして、すぐに集中治療室へ
病名は『脳幹出血』
医者からは「出血も少なくて運が良かった‥‥」と言われたそうです。
自由にならない身体で
「なんで俺が‥‥」
というのが正直なところで‥‥今でもそんなふうに思っています。
後遺症として、
左半身は感覚麻痺。
(しびれが続き、特に左手、左腕、首、頭が強く感じる。
汗のほとんどは左半身からで、温度感覚はない)
右半身は運動麻痺。
(右利きだが、右手が自由には動かせない。バランス感覚も悪い)
以前の仕事にも復帰できずにリハビリの生活になりました。
でもブログやHPで後遺症に負けないで前向きに努力している方が
たくさんいることに驚くと共にたくさんの勇気をもらいました。
今も後遺症はありますが、
仕事もして何とか家族を支えています。
いや、家族に支えられて生きています。
あまり先のことはわかりませんが
これからも何とか生きていこうと思っています。