貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

迎春石(サンストーン)

2022-01-01 08:43:44 | 単品

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

初春にふさわしい石。かどうか。

インド産サンストーン。和名は日長石。いい名前ですね。
長石のオリゴクレース(灰曹長石)に銅や鉄鉱物の鱗片ないし微結晶が散りばめられたもの。
しかしこのキラキラは写真には写らんな。(へたなんでしょう)

日本人は太陽の子。昔は日の出・日没にお天道様に手を合わせたものだった。
すべての地球存在の根源は太陽。現代人はそのことを忘れていないか。

ところでサンストーン、このところあまり見ないような気がする。
某安売り店でもブレスレットはさざれ石ばかり。
枯渇したか、インドの採掘業者がコロナで倒れているか。
初めて買った時は、赤くてきらきらしているから何となく、という感じ。でも、当初はあまりお気に入りではなかった。
その後じっくり眺めてみると、ただ赤いだけではなくて表情がある。そして単に金属鱗片が光を反射させているだけではなく、構造的なプリズム現象のようになっていて、予想もしない方向からの光を奥で拾って、予想もしない方向に発射して乱舞させる。って、訳の分からない表現だけど、そんな複雑な、揺れ動く燦光を見せる。ラブラドライトの層構造が作り出す煌めきともまた違う。何が違うのかはよくわからないけど、違う。いい石だなあと思った。
何より、元気が出そう。ジジイが元気を出してもあまり意味はないし、へたに元気を出すと周りにとんだ迷惑が掛かるかもしれないけれど、辛気くさくよれよれしているのはいい図ではない。サンストーンのブレスレットでも買ってパワーをもらおうか、と思った。(赤いのつけるのかよ)
けど、あんまり出物がない。うむむ。とげぬき地蔵へ行って赤パンツでも買うか。(どういう展開だよ)

 


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