貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

レッド・ベリル

2023-11-12 09:03:52 | 単品

レッド・ベリル。ユタ産。ヤフオクでお安くゲット。「slightly enhanced」つまり若干加熱処理がしてあるらしい。

小さいけどなかなか愛らしいピンクレッドで、結晶面もかっきりしている。お安い割りにはいいのではないかな。


レッド・ベリルは発見・採掘者から「ビクスバイト」という名前にしようという主張があったけれど、「ビクスビアイト」とまぎらわしいと却下されたらしい。じゃあ「レッド・エメラルド」にしようとしたけど、「ちょ、おめ、エメラルドが赤くてたまるか」とこれも却下された。で、「レッド・ベリル」。いいじゃん、別に。
オレンジ色の石で「ラズベリル」というのがあって、こちらは新発見鉱物ペツォッタイトの別名。ペツォ君はベリルの変種だとか。紛らわしくてかなわん。
まあベリルってのはアクアマリン、エメラルド、モルガナイト、ヘリオドール、ゴシェナイトとあって、どれも正式鉱物名ではない。さらにアルカリ・ベリルあるいはポロヴィエバイト、レッド・ベリルまで加わって、カオス。まあベリルというのは汎産の石だからいろいろあってもおかしくはない。

レッド・ベリルは、確かに赤いベリルとして珍しい。けど、ものすごく美しいかというと、ううむとなる。赤の石はロードクロサイトという巨匠がいるし。まあ物好き向きということですな。(君もか)
しかしなかなかいい色です。


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