貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

シューレンバージャイト(シューレンベルグ石)

2024-06-21 09:14:27 | ややレア

銅もいかん。(やめなさい)
銅の鉱物で安くてきれいそうなのがあるとつい手を出してしまう。
これはたまたまヤフオクで出くわしたもの。

シューレンバージャイト。Schulenbergite。ドイツの地名からで、シューレンベルだろうけど、英語だとそうは行かない。
(Cu,Zn)7(SO4)2(OH)10・3H2O。
初めて聞いた名前。かなりレアではないか。
元素はありきたりで銅と亜鉛の硫酸塩だけど、水がやたらにくっついていて複雑。似た組成の石に箕面石(ミノーライト、Minohlite、(Cu,Zn)7(SO4)2(OH)10 · 8H2O)がある。ありゃほとんど同じじゃん。
産地は Bad Ems, Rhein-Lahn, Rhineland-Palatinate, Germany。
少し暗いけれど、近づいてみるとなかなかいい色。


この深い青は……リナライトとかベゼリアイトに近いか。ベゼリは銅と亜鉛の燐酸塩。銅と亜鉛の炭酸塩にオーリカルサイトがあるけどあれはもう少し明るい青だったような。
銅の硫酸塩はリナライト、シアノトリカイトデヴィリンクロンカイト(クレンケ石)など美しいのがごろごろしているけど、他にもたーくさんあってお話にならない。

レアで美しい石というのは、いいですね。(安くて、が入るだろw)


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