貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ピーコック・オア

2022-12-23 09:43:51 | 単品

昨日、ちょっと肉体労働をして疲れたので久しぶりに銭湯へ行ったら、「ゆず湯」だった。ああ、冬至だったのね、と。いい香りで嬉しかったですねえ。
というくらいで、日本ではあまり冬至のお祭りというのはない。ゆず湯に入るというのはお祭りではないですな。太陽様が「復活」する日なのに、なぜだろうとちょっと不思議。地方へ行くと「里神楽」というのがあってなかなか素晴らしいのだけど、あれは冬至のお祭りじゃないしね。

そういう意味では、クリスマスはありがたいものかも。あれがなかったら冬はひどく地味になりそう。
去年もクリスマスにかこつけて「クリスマスツリーの石」と題してビスマスを取り上げましたけど、今年も悪乗りで。

ピーコック・オア。孔雀の鉱石。ちょっとド派手だけどきれい。







動画はこちら

ピーコック・オアというのは通称で、鉱物は
 斑銅鉱 ボーナイト Bornite Cu5FeS4
 黄銅鉱 キャルコパイライト Chalcopyrite CuFeS2
のいずれか。なんかほとんど同じに見えるけど。
本来は斑銅鉱で表面に自然に虹色光沢を見せるものを指したけれど、今は黄銅鉱の表面を酸で処理して同様の輝きを出したものが多いという。これも石屋さんのラベルでは「黄銅鉱(斑銅鉱)」と日和っていたけど、たぶん黄銅鉱の酸処理でしょう。まあ何かを蒸着させたものではないからいいでしょう。水晶だって酸で洗うしね。(ちょっと違くね?)

Chalcopyrite は「カルコパイライト」ないし「キャルコパイライト」と読むらしい。めんどい。
ちなみに Aurichalcite(水亜鉛銅鉱)も「オーリカルサイト」だと mindat には録音付きである。なんかカルサイトとまじゃっちゃいそう。過去記事直さなきゃ。
「カ」なのか「キャ」なのかも悩ましい。「カルカンサイト」を「キャルキャンサイト」と書くのはなんかうざい。カルサイトをキャルサイトと書く人はいない。しかし猫はキャットであってカットではない。(こまけえこたあAA略)

銅を主要成分とする鉱物はたくさんある。こちら。青が美しいものが多いけど、この二つはきんきらきんですね。

まあとにかく、この絢爛豪華はすごいものです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿