いや~~~、久々の『住宅知識』情報です。
【以前のブログ:住宅の工程について】で、一般住宅の進行工程を説明いたしました。
そこでは、工程を四段階に分けて説明しました。
四段階のうち、実際に職人さんが手をつけるのは、最終段階であることも説明しましたが、今回説明するのは、実際に職人が作業をする第四段階での、最初の工程、『建前』(たてまえ)、又は、『棟上』(むねあげ)の段階を紹介します。
住宅の建築が決まると、一番最初の儀式として、『地鎮祭』が執り行われます。
『地鎮祭』とは、基礎工事着手前に、土地神様に、工事の無事を祈る儀式で、土木、建築に係わる人間にとっては、重要な儀式です。
ちっと余談・・・
これは、意外な事なのかも知れませんが、建築に携わる人間は、迷信や儀式を重要視します。
最近の若い人達には、『地鎮祭』を行わなくても良いのではないか?? と、いう人がいますが、建築に携わるものとして、それは、、勘弁して~。。。と言ってしまいます。。。
地鎮祭は、関係者にとっては、『安全祈願祭』であり、工事を無事に終える心構えを植えつける儀式でもあります。
けが人を出した建物に住みたい人はいないと思います。 ぜひとも・・・
地鎮祭が終わり、基礎工事が始まります。
北海道・十勝の気候を考えた場合、基礎工事は重要な工事になります。
写真の基礎は、約1800cm以上を掘り、砂利を敷き詰め、その上に基礎土台を作ります。その高さは、約1500cm以上にもなります。
全ては、冬の凍上を防ぐ為です。
基礎が出来上がるまで、約一ヶ月。。。重要な基礎に、時間を掛けて作ると、住宅は足元がしっかりします。
基礎が出来ると、いよいよ、建前工事になります。
『建前』とは・・・
木造建築物では、骨組みとなる、『土台据付』、『柱立て』、『桁廻り』、『梁廻り』を組み立てることを、『建前』とか、『棟上』と呼んでいます。
床組が終わった状態の写真ですが、イメージ的には分かってもらえるかな??
では、、もういっちょ
写真でも分かってもらえると思いますが、木造建築物を支える、骨組みが一番分かる工程が、この段階です。
自分が住む住宅の骨組みがこの段階です。。
他の建前の写真でも、柱に字が書いてあるのを分かった方がいるでしょうか・・・・
これは、『絵図板』と呼ばれる板に書いた『伏せ図』の番付です。。。
ん?? 分からない・・・・
で・・・・では、、、、、イメージして下さい
将棋盤を思ってください。。
将棋盤の上に、基礎の形を書きます。
縦に、1,2,3と番号を振ります。
横に、『い・ろ・は・・・』と書いていきます。
その番号と字に交わる場所・・・が、番付となります。
柱の位置が分かりますか~~~
この様にして、大工さんは、建前を行っていくのです。。
さあ、建前が終わりました。
いよいよ、『上棟式』です。
上棟式も、儀式だと思ってください。
棟木を打つとか、そんなことはどうでもいいのです。。
餅蒔きが楽しみなのです!!
ここまで進むと、後は、壁が出来て、屋部が出来て、、、、、と、一気に工事が進みます。
どうでしょう?? 逆に、この工程をしっかり見ておけば、構造問題は無くなりスムーズに進みます。
はぁ、、、分かって・・・・もらえましたか~~~
【以前のブログ:住宅の工程について】で、一般住宅の進行工程を説明いたしました。
そこでは、工程を四段階に分けて説明しました。
四段階のうち、実際に職人さんが手をつけるのは、最終段階であることも説明しましたが、今回説明するのは、実際に職人が作業をする第四段階での、最初の工程、『建前』(たてまえ)、又は、『棟上』(むねあげ)の段階を紹介します。
住宅の建築が決まると、一番最初の儀式として、『地鎮祭』が執り行われます。
『地鎮祭』とは、基礎工事着手前に、土地神様に、工事の無事を祈る儀式で、土木、建築に係わる人間にとっては、重要な儀式です。
ちっと余談・・・
これは、意外な事なのかも知れませんが、建築に携わる人間は、迷信や儀式を重要視します。
最近の若い人達には、『地鎮祭』を行わなくても良いのではないか?? と、いう人がいますが、建築に携わるものとして、それは、、勘弁して~。。。と言ってしまいます。。。
地鎮祭は、関係者にとっては、『安全祈願祭』であり、工事を無事に終える心構えを植えつける儀式でもあります。
けが人を出した建物に住みたい人はいないと思います。 ぜひとも・・・
地鎮祭が終わり、基礎工事が始まります。
北海道・十勝の気候を考えた場合、基礎工事は重要な工事になります。
写真の基礎は、約1800cm以上を掘り、砂利を敷き詰め、その上に基礎土台を作ります。その高さは、約1500cm以上にもなります。
全ては、冬の凍上を防ぐ為です。
基礎が出来上がるまで、約一ヶ月。。。重要な基礎に、時間を掛けて作ると、住宅は足元がしっかりします。
基礎が出来ると、いよいよ、建前工事になります。
『建前』とは・・・
木造建築物では、骨組みとなる、『土台据付』、『柱立て』、『桁廻り』、『梁廻り』を組み立てることを、『建前』とか、『棟上』と呼んでいます。
床組が終わった状態の写真ですが、イメージ的には分かってもらえるかな??
では、、もういっちょ
写真でも分かってもらえると思いますが、木造建築物を支える、骨組みが一番分かる工程が、この段階です。
自分が住む住宅の骨組みがこの段階です。。
他の建前の写真でも、柱に字が書いてあるのを分かった方がいるでしょうか・・・・
これは、『絵図板』と呼ばれる板に書いた『伏せ図』の番付です。。。
ん?? 分からない・・・・
で・・・・では、、、、、イメージして下さい
将棋盤を思ってください。。
将棋盤の上に、基礎の形を書きます。
縦に、1,2,3と番号を振ります。
横に、『い・ろ・は・・・』と書いていきます。
その番号と字に交わる場所・・・が、番付となります。
柱の位置が分かりますか~~~
この様にして、大工さんは、建前を行っていくのです。。
さあ、建前が終わりました。
いよいよ、『上棟式』です。
上棟式も、儀式だと思ってください。
棟木を打つとか、そんなことはどうでもいいのです。。
餅蒔きが楽しみなのです!!
ここまで進むと、後は、壁が出来て、屋部が出来て、、、、、と、一気に工事が進みます。
どうでしょう?? 逆に、この工程をしっかり見ておけば、構造問題は無くなりスムーズに進みます。
はぁ、、、分かって・・・・もらえましたか~~~
多々ある儀式でも、地鎮祭と上棟式は特別に意味があります。
その為、大々的に執り行うのですが、最近は行わない方が多いです。。寂しい・・・(涙)
地下室ですか・・・ありますよ。。
基礎に大きくくぼんでいる所があるでしょ。。
人通口と言うのですが、文字通り、人が通れます。北海道の家の基礎下は、全て地下室さ~(大爆笑)
その為、省略できるところは省略したのだと思っています。
悪く言えば、『合理的』(大笑)
建築儀式も、最近では殆ど行われなくなりました。
ただ、お寺とか伝統を重んじる建築を行うと、儀式が執り行われます。
昔話ですが、棟梁と交わす酒が旨かったな~~、、まだ、小学生だったけど・・・(大笑)
鉋クズに、まみれて遊んだのを、覚えてますよ(大笑)
残念ながら、環境問題(ゴミ)があり、また、作業性を重視しますので、プレカットですね~(苦笑)
さみしい限りです・・・
北海道の基礎は凍結防止の為にかなり深く掘るようですが
素人のMintは地下室を作ってるのかと勘違いしたことがありました。
今は色々な儀式を省く人もいるようですが
昔からの儀式ってちゃんと意味があるのでしょうね。
私はわかりますよ!
餅投げは上棟式の時なんですね!
私大好き!え?もちろん餅!!!
近所にあれば必ず行く!
あ、話違いますがこっちに来てびっくりした事が!
夫が退職した札幌の会社の社長さんのお母様が亡くなられて夫はお葬式に行ってきたらしいのですが、香典をその場で中身を確認して領収書をくれるとか。。
それにお葬式もとても簡素で何から何までびっくりしたらしいのです。
で、建築の儀式とかでも北海道はやらないのかと…
勝手に思ってしまいました。(すみません)
場所が変われば違うものなんですね。
Hikaruさんには、是非宮大工の修行を・・・(^^;
でも、上手な人がやりがんなで見事にひく腕は
ほれぼれしますよ。