ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

iPhone 3Gに電話がかかってきた

2008年09月08日 11時07分53秒 | Weblog
 3Gというくらいだから、これはデータ通信端末だ。言ってみればインターネットに常時接続のパソコンをポケットにねじ込んで歩いているようなもので、iPodと通話はおまけ。

 アタシはインターネットがあれば取り合えず生きていける人種だ。会社でも自宅でも目の前にはいつも、稼働中のパソコンの液晶画面とキーボードとマウスがある。それがまとめてポケットに入ってしまうのだから、これは嬉しい。意味もなく外出して、公園のベンチでインターネットしてみたりもする。アホかいな。

 そんな具合だから、荷物が増えなくてすむという理由でiPodのおまけは嬉しいが、正直iPhone 3Gに電話機能があってもさほど嬉しくない。そもそもふだんから電話を使わない方で、連絡はほぼすべてメールだ。急ぐとき? 急ぐときは急いでメールを出す。だから電話機能はストラップ以下の重要度だ。3Gだからといって超高速で話ができるわけでもないし。^^;

 とはいえ最近は、iPhone 3Gで通話をすることが多くなってきた。おまけとはいえ、機能は試してみたいから知り合いに連絡を取るとき、メールでいいのにわざわざ(笑)電話をかけてみたりする。そうすると向こうからもかかってきたりする。知り合いがiPhone 3Gを持っているとわかると、無理矢理電話番号を聞き出して連絡先に登録してみたりする。「携帯」とか「勤務先」じゃなく、わざわざ「iPhone」という項目をカスタムで作って登録していたりする。子供かぃ。

    *

 今朝はとうとう、iPodで音楽を聴いているときに(おまけじゃなかったのか)電話がかかってきた。

 iPhone 3Gにはイヤホンのコードに小型マイクを仕込んだヘッドセットが標準で添付されている。

 説明書にも書かれているので、これならiPodが稼働中でも通話ができることは知っている。しかしイヤホン部分の音質がどうも気に入らない。しかもアタシの耳の形状が悪いのだろうが、耳にフィットしない。無理矢理押し込んでもすぐに外れてしまうので使っていない。

 そこでSHUREの安め(といっても10K円以上はする)のカナル型のイヤホンを使っているのだが、それで音楽を聴いているときに嫁さんから電話がかかってきたのだ。ちょうど札幌駅の改札を出たところで、周囲は通勤客や観光客でかなり賑やかだった。

 まず着信音「ソナー」がイヤホンから聞こえた。専用ヘッドセットじゃない場合に本体のスピーカーが鳴るのではないかという不安があったが、そこはちゃんとできている。おもむろにポケットからiPhone 3Gを出してタッチパネルで応答し、イヤホンジャックを抜こうかと思ったが思い直してそのまま本体に「もしもし」とやってみた。ありがたいことにこの状態でこちらの声がちゃんと通じている。

 嫁さんの声はイヤホンから聞こえてくる。カナル型のイヤホンなので周囲の雑音がまったく入らないから、聞き取りやすく実に話しやすい。残念なことに側音【Side Tone】が入らないので、そこだけちょっと違和感があるかな。

 行き交う人の中には、SHURE巻きのイヤホンをしたままでiPodのデカいのを耳に押しつけて独り言を言っているオヤジを見て不審そうな顔をしている人もいた。お騒がせしてすんません。考えてみたら向こうの音声はイヤホンから聞こえているので、本体を耳に押し当てる必要はなかったのだ。しかし、かといって耳に押し当てないで通話をしていると、余計に怪しく見えるかも知れない。

 通話が終わってiPhone 3Gを耳から離すと、それまで近接センサの働きでロックされていたタッチスクリーンの機能が復活する。終話ボタンをタッチして通話を終了するとiPodが生き返り、さっきの続きを鳴らし始めた。あぁ、いいじゃないかこれ。最近はiPhone 3G用にマイク付きのカナル型イヤホンも発売されているが、わざわざそういうものを買わなくても良さそうだ。