ヒデマル的日常生活

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FZSの再評価

2007年04月23日 | バイク
 最近FZS1000つながりでブックマークをしていたブログに再訪問してみると、FZSをドナドナしたという記事にあたった。新型も出たし、機械なのだから何時かは乗り換えの記事があってもしかるべきなのだが、同じバイクでシンパシーを感じていただけに、一抹の寂しさは感じる。

 FZSは自分にとっては救いの神だったのだ。バイクに乗り始めて半年、会社のバイク仲間のツーリングについて行くために、ホンダのモーターサイクリスト・スクールに月一で通い始めてた。このスクールではバイクをレンタルしてくれるので、選択したのはCB750だった。CB750は扱い易く、スラロームやオフセットスラローム、コーススラロームをこなし、アクセルもローギア、セカンドでそれなりに開けて走れていたのだ。帰り道、その当時自分の乗っていたZX-9Rでは、同じように乗れない自分に気付いていた。

 今にしてみれば、バイクの運転経験が少なく、体の使い方も知識も足らなかったのだ。ポジションも前傾で、SS系は積極的に体を使って曲がってやる必要があるが、それができてなかった。峠の下りなどは最悪で、ブレーキで体重が前に掛かり、それを支えるために腕が突っ張り、力が入り、ブレーキ・アクセル・クラッチ操作などを難しくし、悪循環を起こしていた。

 実は9Rも買ってからそんなに経っていなかったのだが、余りに乗りこなせない、身の危険も感じるので、思い切って買い換えたのが2005年12月。翌年の正月に走った十国街道でサスのセッティングをしながら、いきなり9R以上に乗れてしまったことに驚いた。

 FZSを選んだポイントは、まずはポジション。アップライトであること。エンジンがR1の改良版で、車重がそこそこ軽いこと。ハーフカウルを装備すること。デザインは正直余り気に入ってなかった。尖がったカウル形状が余り好きでなく、今でもモトグッティ・ルマンやドゥカティ・ポールスマートなどの丸っこいカウルデザインが好きだが、9Rを購入したレッドバロンで探してもらうと、走行距離が3,000Km弱、出物のFZSあったものだから、思い切って即決してしまった。なので格好から入ったバイクでなく、条件から選択したバイクだった。

 走行距離は1年4ヶ月で15,000Km、サスをセッティングしたり、リアサスをオーリンズにしたり、細々部品を換えたり、自分好みにしていったが、実際にはFZSは間違いなく自分を育ててくれたバイクだ。操作の連携やニーグリップ、上体のリラックス、腰の移動など、随分練習したものだ。そうした要求にも応えられるし、ツーリングにも使える、気分の乗らない時には流して走れるし、街中の取り回しも苦労しない。サーキットは行かないけれど、スポーツツーリングには十分、そういう中庸、バランスが最大の特徴なのでは。

 エンジン特製はちょっと悩んでいる。FZSのエンジンは全般にトルクが薄い感じで、回転に応じてリニアにパワーが着いて来る感じ。積極的に乗るときは5,000~8,000回転くらいを使用していた。最近はCB1300の国産ネイキッド、5速シフトのマシンの方が、自分が行くような峠にはあっているかな? とも考えている。ただそういうバイクは車重が重いので、実際に乗ってみると違うかもしれない。

 CB1300SB、FZ-1やBMの新しいKシリーズも興味があるが、何れもすぐに乗り換えるほどの決定打ではない。最近もサス・セッティングを変えたり、久々腰をづらして走って新発見したりと、まだまだ奥深さを感じている。だから当分はFZSとの蜜月は続くと思う・・・のだが。
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