歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

相続と労働争議の執念

2011-03-29 09:21:09 | 日記
 行政書士として相続業務に多く携わっています。社労士としては労働争議に携わることがあります。
 「相続」は「争族(そうぞく)」とも言います。相続人の中には、なるべく多くの相続分を獲得すべく法令や判例などを一生懸命勉強している人がいます。解雇された労働者の中にも、より多くの和解金を引き出すため、労働法や判例等を一生懸命勉強している人がいます。勉強することは悪いことではありません。知識を蓄えるのはいいことです。
 しかしまるでそれが生きがいであるかのような人がいるのです。遺産分割協議書のやり直しを要求するため、たくさんの時間と労力を割いている人や自分にも非があるために解雇された労働者が、同じように勉強している人がいるのです。
 そういった人に言いたいのです。もっと時間や労力を有効に使いませんかと。そういったことに多くの労力を割くくらいなら、仕事や趣味に打ち込んだほうがよっぽど有意義だと思うのです。
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地震で出国パニック?

2011-03-18 16:51:55 | 日記
 在留期限が過ぎてしまった外国人の方も、特例的に認められるというご連絡を、昨日致しました。
 現在、入管は出国手続きをする外国人でごった返しています。入口はものすごい行列で3,4時間待ちという状況です。
 日本は太平洋プレートの境界付近にあり、地震の多い国です。しかしプレートの境界面がない国などは地震がほとんど起きません。そのため今回の地震でびっくりされてしまったのかもしれません。
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東北地方太平洋沖地震と行政書士業務

2011-03-17 17:07:57 | 日記
 今回の大地震、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
 ここ横浜では、地震や津波の被害はさすがにありませんでしたが、電車が止まる、停電、食品・乾電池が買えないといった思わぬ影響が出ています。災害地に比べれば、小さな影響かもしれません。
 この地震では、我々行政書士業務にも影響がでています。入管業務です。外国人ビザの在留期限が過ぎてしまっても、申請を認めるという特例的な措置です。地震の影響で入管に行けなくなった方のために、無理をして期限内に申請をしなくてもいいという措置です。
 最後になりますが災害地の方々の一日も早い復興を心より、願っております。
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無料法務相談会

2011-03-09 16:11:54 | 日記
 明日(3月10日)の18時から21時半まで、JR東神奈川駅徒歩一分のかなっくホールで、社労士・行政書士による無料法務相談会を開催致します。相談内容は、相続・遺言・成年後見・外国人ビザや中小企業の社長さんのための従業員の労務管理における決まりごと、就業規則・助成金などです。
 毎回いろいろな日時、曜日に開催しておりますが、今回は会社員の方が来やすいように夜に開催致します。予約不要ですので、お気軽にお越しいただければと存じます。
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大学受験と訴訟

2011-03-07 10:52:08 | 日記
 大学入試でのカンニングが話題になっています。監督員の方から、次のようなコメントが新聞に載っていました。「カンニングを防ぐために巡視をしているのだが、あまり頻繁に巡視をしていると気が散るというクレームが入ったり、中には訴訟になることもある」という内容です。
 私も毎年、行政書士試験監督員をやっているなかで同じことを感じます。不正行為者には受験資格のはく奪などの不利益が大きいので、監督員は不正行為の摘発ではなく、むしろ未然防止に努めよと指示されています。具体的には教室の巡視です。しかしあまり頻繁にやり過ぎると気が散るなどのクレームになりえます。足音を出さないために運動靴を履く場合もあります。受験生は音に敏感なのです。いろいろなことを犠牲にして一年に一回の試験に臨むからです。クレームのほとんどが音なのです。
 我々監督員も一年に一回しか監督員の業務に携わりません。あまり頻繁に巡視をし過ぎてもダメ、しなくてもダメ、さじ加減が難しいです。
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悩み事その一、~我々は地震と同じ?

2011-03-04 13:18:35 | 日記
 当然のことながら、我々は生業としてこの仕事をしているわけです。無報酬のボランティアをしている慈善団体ではありません。公務員でもありません。聖職者でもありません。ご飯を食べなければ飢え死にしてしまいます。依頼人から報酬を得て、生業として仕事をしているのです。人が動けばお金がかかる、というのは当然のことです。弁護士先生もお医者さんもただでは動いてくれないのです。もっともお医者さんは医療保険制度があるので、自己負担分は払ってもらえなくても保険から報酬を受け取ることができます。
 しかしそういったことが分からない方もいらっしゃいます。特に高齢の女性の方に多いです。今まで社会にでて働いたことがないからかもしれません。人助けのために無料でやってくれると思ってらっしゃるのかもしれません。
 海外で大地震の報道がありました。ただで動くのは地震だけなのです。ただで動いてくれる代わりにその代償は大きいのです。
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行政書士試験と大学入試~不正行為者には・・・

2011-03-03 09:35:39 | 日記
 近頃、携帯を使った大学入試のカンニングが、新聞・テレビをにぎわせています。
 私は毎年、行政書士試験の監督員をさせていただいています。「カンニングなど不可」というのが、監督員からの視点です。行政書士試験監督員の場合、不正行為者には厳正な態度で臨むようにと指導されています。あってはならないことですし発覚した場合、受験資格のはく奪など受験生の不利益が大きいのです。そのため試験監督員は、不正行為の取り締まりではなく、むしろ巡視等により不正行為の未然防止に努めるように指導されるのです。行政書士試験の場合、机の上に筆記具以外の物を置くことは禁止です。たまに卓上時計を置いている受験生がいますが、注意してしまわせます。
 巡視をしていると受験生が思っている以上に、受験生の様子を見ることができます。なので試験中に携帯を使うなど不可能と思うのです。その監督員の目をかいくぐる、ある意味賢い人がいるのですね。
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中小企業の社長さん方へ~社労士の事業所調査?

2011-03-02 16:35:49 | 日記
 社労士として中小企業に飛び込み営業をしていると、役所の人間が調査に来たと勘違いされることがあります。「社会保険労務士です」と名乗ると、聞きなれない方にとっては社保事務所や労基署の関係者と思ってしまうのかもしれません。話を進めると「手続きの代行屋さんね」と分かってくれることがあります。
 私が以前勤めていた職場では、税務署の調査が10年に一度くらいの割合で入りました。理論上、労基署の調査もおそらく同じくらいの割合でありえるのでしょうが、実際は違います。労基署は税務署と違いタレこみの対応に追われ、すべての事業所に回りきれないのです。つまり労働法関係を適切にしないと、労基署の調査が入りえます。怖いことになるので労働法関係は適切に・・・
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いろいろなことが変わる年度末~登記印紙の廃止

2011-03-01 16:05:06 | 日記
 もうすぐ年度末です。年度が変わるといろいろなことが変わります。例えば登記印紙の廃止です。
 登記簿を取り寄せる時に登記印紙が必要です。1通1000円です。登記印紙は法務局か特定の郵便局でしか扱っていません。なので登記印紙を買う場合、法務局に行くか登記印紙を扱っている郵便局に行かなければ手に入らなかったのです。私が以前、法律事務所に勤めていた時、不便さを感じていました。
 来年度から登記簿を取るには、登記印紙ではなく普通の印紙で取れるのです。印紙はどこの郵便局でも扱っているので便利です。なおかつ、手数料が安くなります。今までは登記簿1通1000円でしたが、来年度からは700円で済むのです。
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