歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

大学受験と訴訟

2011-03-07 10:52:08 | 日記
 大学入試でのカンニングが話題になっています。監督員の方から、次のようなコメントが新聞に載っていました。「カンニングを防ぐために巡視をしているのだが、あまり頻繁に巡視をしていると気が散るというクレームが入ったり、中には訴訟になることもある」という内容です。
 私も毎年、行政書士試験監督員をやっているなかで同じことを感じます。不正行為者には受験資格のはく奪などの不利益が大きいので、監督員は不正行為の摘発ではなく、むしろ未然防止に努めよと指示されています。具体的には教室の巡視です。しかしあまり頻繁にやり過ぎると気が散るなどのクレームになりえます。足音を出さないために運動靴を履く場合もあります。受験生は音に敏感なのです。いろいろなことを犠牲にして一年に一回の試験に臨むからです。クレームのほとんどが音なのです。
 我々監督員も一年に一回しか監督員の業務に携わりません。あまり頻繁に巡視をし過ぎてもダメ、しなくてもダメ、さじ加減が難しいです。
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