歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

防災訓練に見た理想の管理職

2010-10-21 15:36:38 | 日記
先日、とある小学校で地域住人参加の防災訓練が実施されました。私も参加して参りました。
その際、60代手前と思われる作業着姿の男性が、ひときわ腰軽く動き回り、会場の設置などの準備をされていました。
作業着という格好から、学校の用務員さんかなと思いました。
防災訓練が始まり、開会の挨拶の際、その男性は小学校の校長先生ということで紹介され、参加者を前に挨拶をされていました。
「災害時は電気が使えるか分からない」と前置きした上で、とても大きな声で、メガホンなしに挨拶をされていました。さすがは校長先生です。メガホンなしでもよくとおる大きな声でした。
校長先生という身分になられても、作業着姿で自ら動き回り、熱心に活動されている姿を見て、感動しました。
仕事はすべて部下にまかせっきりで、自分は社長室に留まっている「穴熊」のような社長さんもいます。管理職が自ら率先して動く組織は部下の刺激にもなり、今後も発展していくと感じます。
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自営業者の戒め

2010-10-18 23:44:49 | 日記
とある品物が必要となり、いくらで手に入るのか、いろいろなお店に電話して料金を問い合わせてみました。
いくつかのお店に問い合わせたところ、平均的な値段は5000~6000円でした。一番安い店で4000円です。あまり安くても品質に不安だし、高くてもどうかなということで悩みどころです。
とあるお店に問い合わせた時の話です。高齢のおばあさんが対応されました。「お値段はいくらですか」と問い合わせたところ、そのおばあさんは「値段を言うとみんな逃げちゃうんだよね」と前置きしたうえで「うちの料金表では18000円です」とのことでした。
平均よりかなり割高な値段を聞いて「分かりました。ありがとうございます」とすぐに電話を切りました。
おそらくおばあさんが一人でやっているお店でしょう。
私も自営業者です。一人で仕事をしていると、どうしても一人よがりになってしまいます。しかし世間の常識に合わせないといけないのです。自分では正しいと感じても、世間からずれていることもありえます。そんなときでも、注意・助言をしてくれる上司はいないのです。
そのおばあさんは、他のお店の標準適正価格を調査せず、一人よがりで値段を設定しているのかもしれません。
私も戒めなければなりません。いい教訓を与えてくれた出来事でした。
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