歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

経営者の決断力の件

2020-07-27 17:40:57 | 歴史に学ぶ人事経営論
豊臣秀吉が20万の大軍を動員して、小田原城に攻めてきた(小田原征伐)。

小田原城では、大敵の攻撃が目前に迫っているというのに、軍議は一向にまとまらなかった。
城主北条氏直の叔父北条氏邦は、
「開城し、攻勢に出るべし」
と主張した。
一方、重臣松田憲秀は、箱根の山と小田原城の難攻不落さを主張、籠城策を固守した。

敵は長期戦に耐えられないなど、議論百出して紛糾。
城主氏直は、決断力に乏しかったため、なかなか意見がまとまらなかった。

そしてついに、秀吉に楽々を城を取り囲まれてしまう。
六万の大軍を擁していたにも関わらず、何ら、手を打つことなく、自滅してしまった。

かくして、後世の笑いものとなった小田原評定となってしまったのだ。

私関口は、籠城が開城決戦かのいずれかは、大した問題ではないと考えているのです。
速い段階から、どちらにするのか決め、それに向けて準備を整えておくことで、歴史は大きく変わっていたと思うのです。

決断力が重要なのは、現代のビジネスでも同じではなかろうか?
皆さんのお考え、お聞かせ下さい。



~中小企業の人事・法務担当~
〒221-0005
神奈川県横浜市神奈川区松見町1-12-12-3F
関口総合法務事務所
社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★社会保険・就業規則等の人事労務手続
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★建設・産廃・宅建・運輸等の許認可
★請負契約書・合意書等の企業法務書類
<労使一体・攻防一体の経営をサポート> 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雇用維持のためにできること

2020-07-17 17:48:32 | 歴史に学ぶ人事経営論
雇用維持のためにできること

大手居酒屋チェーン「塚田農場」
休業中は、小型スーパー「まいばすけっと」に、社員を出向させる。
「レジ打ちや品出しは戸惑ったが、慣れると負担は感じなかった」
とのこと。

レジャー施設予約サイト運営会社
予約件数も収入も激減。
そこで、オンライン診療システムを手掛けるIT企業に社員を出向させる。
「学ぶことも多く、来てよかった」とのこと。

人手不足の業界に、人夫出しのごとく在籍出向させることで、雇用維持を図っているのだ。
社員にとっては、新たな学びになる上、雇用も守られる。

コロナによる打撃の中、何の手も打たず、
国の支援、助成金申請に力を入れている会社もあります。
そういったことに労力を割くよりも、
もっともっと、経営努力をすべきと思うのです。


~中小企業の人事・法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★社会保険・就業規則等の人事労務手続
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★建設・産廃・宅建・運輸等の許認可
★請負契約書・合意書等の企業法務書類
<労使一体・攻防一体の経営をサポート> 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一生懸命の努力と人材管理の件

2020-07-15 08:35:38 | 歴史に学ぶ人事経営論
足利将軍の権威が失墜した室町時代の終盤は、各地で戦国大名が割拠した。
この頃、武士が鎌倉時代から持っていた価値観は、「一所懸命」という「土地至上主義」だ。
「一生懸命」という言葉の由来だ。

「一所」というのは土地のことである。
たった一坪の土地でも、これを侵す者とは、命を懸けて戦うという意味だ。
なぜか?当時の税金(年貢米)はもちろん、特産品のほとんどが、土地から生産されていたから。

しかし狭い日本では、やがて土地に限界がくる。
天下統一を進めていた織田信長は、いたのだ。
そういった折、千利休と出会った信長は、土地に変わる価値観として「茶の湯」を利用しようと考えていた。

急速に勢力を拡大し、多くの家臣を抱えた信長。
武功を挙げた家臣に対し、一級品の茶道具を与え、信長に認められた者だけが、茶会を開くことを許された。
当時の茶道具の中には、城が1つ買えるほどの価値があった高級品もあり、
自身の勢力を誇示するためのものであった。
つまり、信長は、家臣の統制に、「茶の湯」を利用したのだ。

皆さんの会社では、
どのように社員のモチベーションアップをされてますか?
今度、関口に教えて下さい。


~中小企業の人事・法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★社会保険・就業規則等の人事労務手続
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★建設・産廃・宅建・運輸等の許認可
★請負契約書・合意書等の企業法務書類
<労使一体・攻防一体の経営をサポート> 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする