飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

雛まつり! 雨の白線流し

2015-03-03 14:57:43 | 俳句日記の部屋

お日様の あとは北風 雛まつり  湧水

童らの 下校ではじまる 雛まつり  湧水

駆けかえる 下校の童等 雛まつり  湧水

菓子もらい 嬉しさゆえに 次の雛  湧水

昼は陽 夕は北風 雛の村  湧水

初雛見 もらうお菓子の うれしさかな  湧水

あまり静かだったので、旧暦の四月に変わったのかと思ったら、そうではなかったようだ。
一番早い低学年がかけて帰って来た。どうやら、これから雛見が始まるらしい、あわてて玄関に鍵をかけた。

白線と 刻みし風雪 流しけり  湧水

よごれども 心には白き 線流し  湧水

早春の えり首蒼き 卒業生  湧水

白線を 流しし山河 今は町  湧水

振り返る 山河の母校 ビルの中  湧水

雪川の 岸に傘並ぶ 別れかな  湧水

雨の3月1日、高山の斐太(ひだ高校の卒業式と「白線流し」が行われた。私の母校でもある。
昨年末、友人の車で、ついでに母校へ!と私のナビで探したところ、2回も通り過ぎてしまった。
友人は、家やビルばかりで学校が見当たらないとの事だった。
風景が変わってしまったようだった。
私の卒業当時は、

白線に かえらぬ春を 流しけり  湧水

ふりかえる 雪山に小さき 母校かな  湧水

と言う、山や川や田に囲まれた二階建の木造校舎だった。

春日暮れ 山路のぼれば 陽当たりかな  湧水

早春の 山路に女性の 笑い声  湧水

和気藹々 春早き山に 笑い声  湧水

朽ち葉路に 風の清しき 早春かな  湧水

笑い過ぎる 女神の声に つくし出で  湧水

頭出し 辺りうかがう つくしかな  湧水

久々や 千里と思う 春遠出  湧水

あいにくの 雨にも感謝の 早春停  湧水

川柳

姉来る前 あわてて探す ふきのとう  湧水

姉来れば 丸ごとあげん 失敗寿司  湧水

美味しいと 言われ惜しくなる 不出来味噌  湧水

捨てぬまま ほったらし味噌の うまきかな  湧水

地元限定の「根寿司」炊いた飯が堅過ぎて発酵が遅れ、今まで食べられなかった。
遠くの姉が来たので、チャンスとばかりに飲むヨーグルトを入れてかき混ぜ、何とか食べられるようにし持ち帰ってもらった。
昨年手作りした金山寺味噌、捨て切れずに冷蔵庫に放置していたところ、予想外に美味しくなっていて、これもお土産として持ち帰ってもらった。
さらに、昨年漬け込んだ赤カブ等の「品漬け」、取り出して食べるのが面倒で放置していたのも、ついでに持ち帰ってもらった。
これで、もう食べないと痛んでしまい、モッタイナイ!と言う全ての気がかりが片付いた。

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