足まま気まま目につくままに

綺麗なものを綺麗な写真に撮りたいと頑張っています。

独り言(‘06.8.1)

2006-08-01 20:47:23 | デジカメ写真
この「みたらい渓谷」の奥に、洞川(どろがわ)というところがあります。今は温泉と言っていますが、昔からの「女人禁制」を未だにかたくなに?守っている御山で有名な「大峰山(地図上では“山上が岳”と言っています)」の登山口として開けた町です。電車を降りて小さなバスで1時間半ほど揺られてヤッと着いた山奥の町でした。
大峰山は行者さんが山伏の姿で登って修行する山です。男の子は10歳になったら大峰山に登って一人前になれるんやと言われて、私も小学校3年生になった夏休みに登ったことがあります。朝、2時頃に起こされて、暗い中をフウフウ言いながら御山に登り、日の出(御来光と言います)を拝んだことだけを微かに覚えています。町は殆ど覚えていませんが、もう何十年も前に亡くなった親父さんを思い出して、何となく懐かしい気持ちになりました。
この滝は、その洞川を谷川沿いに約5㌔の渓谷を下って、ヤッと国道に出たというところにあった滝です。こんな滝が名前も付けられずに、ゴロゴロあった渓谷でした。遠くで雷の音を聞き、少し薄暗くなった渓谷を歩きながらも、夕立ガ来て濡れても溶けて無くなりはせん!と写真だけはバッチリ撮りながら降りました。
この晩は、ここからさらに3㌔ほど歩いた宿で止まりましたが、疲れを感じないほど興奮が続いた一日でした。(hero)