足まま気まま目につくままに

綺麗なものを綺麗な写真に撮りたいと頑張っています。

独り言(‘05.10.10)

2005-10-10 06:07:48 | デジカメ写真
「熊野古道」を歩きました。ほんのさわりの2km足らずを歩きました。雨が降ったり止んだりの中、傘を差して歩きました。
案内と説明をして下さった“おじさん”が今日歩くのは「お姫様コース」というほどの楽なコースだといわれる、また、新しく人の手の入ったところは「世界遺産」には入っておらず、だから今日のコースは入っていないといわれたのが少々気に入りませんでした。この杉の木立も昭和40年代に植えられたものだからその理由の一つだそうです。しかし、私には昔、多くの人達が歩いた道を何百年も経った今、私が同じ土を、同じ小石を踏んで歩いているんやと言う気持ちが、妙に高ぶりを覚え興奮をしていたようでした。
グループの最後尾を写真撮りながら歩いていました。それをバスの添乗員のお姉さんが心配して後ろからついてきてくれています。心配ないから先に行ってと声をかけると前に出てくれますが、時々後ろを振り返って気使いをしてくれていました。また、場所々々で説明をするのに私が追いつくのを待っていてくれた“おじさん”の親切な気持ち、そんな人達の優しさが嬉しいウォーキングでした。
結構、登り降りもありましたが、僅か1時間前後の歩きで「熊野古道を歩いた」なんて,おこがましい気がします。しかし、誰が何と言おうと「ここは紀州の山なんや」「これが熊野古道なんや」という実感と“おじさん”の言う自然界の「マイナスイオン」をいっぱいに浴びて、少々雨に濡れたのも気にならず、本当に気持ちのよい歩きでした。(hero)