老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

いまを楽しむ老夫婦

2022-05-24 20:47:22 | 老いの光影 第9章 捨石拾遺残日録

田圃、植えられたばかりの苗
畦道には貧乏草と呼ばれているハルジョン、ヒメジョンが好き

1883 夜更かし

仲の良い老夫婦がいた
夫は要支援1の認定を受け介護用ベッドと手すりを借りていた
妻は大腸癌の手術を受け退院した
台所に立つのもやっと
病弱な躰で軽自動車を運転し
夫の通院付き添いや買い物をしていた

老夫婦は月1回の外食とパチンコを楽しんでいた
最近、夫の部屋の照明器具が故障した
大家に頼み照明器具の電球を取り替え夫の部屋は明るくなった

BSが映らないテレビだったので、ついでに修理してもらった
BSは映画、韓国ドラマなど観たい番組が多く
老夫婦して夜更かしをしているので
お天道様が明るくなってから起きている

不健康な生活をしていては、と・・・・
話すこともできず
逆にBSが観られ、いま楽しく夜更かしをしているのですね

妻は夕暮れから段々暗くなると
縁石に気がつかずタイヤをぶつけたりしている
縁石で良かったよ、人だったら大変なことになる

後期高齢者保険であれば白内障の治療費は大きな負担にはならない
白内障を手術すると、部屋のゴミがよく見えるほど良くなる
夫の顔もよく見えるようになるよ

そんな話をして訪問を終えた
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