老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1381;生きたように「老い」、老いたように「死ぬ」

2020-01-31 07:50:24 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
生きたように「老い」、老いたように「死ぬ」

人間、生きたように「老い」
老いたように「死ぬ」
人間、生きたように「死ぬ」

その人の死に様(「死に様」という表現は”きつく”感じますね)は、
どんな生き様をしてきたのか、によって決まるのかもしれない。
死ぬとき、どんなことを想うのか
「後悔」なのか、「感謝」なのか
という言葉は過去のブログでも書いたけれど

自分がいま、死を迎えたとしたら「後悔」の言葉が浮かぶ
「後悔」から「感謝」の言葉に変えていくには
残された「老い」の時間のなかで
自分はどう老いを生きて往くのか

そう思いながらも
惰性に流されてしまいがちな脆弱な我が身

そう思いながらも
路傍に咲く野草や小さな生き物(昆虫)たちから
「生きる」ことの意味を教えられ
小さな幸せを感じれることの大切さ

今年にはいり
自宅でひとりの老女が亡くなり
今日の朝 末期癌と闘っていた同僚の母親が亡くなった
そしていま生死の間を揺れながら生きているひとりの老女

人にはそれぞれの人生があり、人生があった。

人間、生きたように「死ぬ」
今後も、考えていきたい言葉である





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2 コメント

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何を選択するか (kei)
2020-02-01 15:53:25
昨年「洗骨」という映画をみました。
4年間風葬し、柩を取り出しすべての骨を洗い箱に納め直して供養するのです。
そんな風習が残る沖縄の小さな島に暮らす家族の妻(母)が亡くなります。
故人の思い出を語り、仏さまとして拝み直して行く中で、残った者はゆるりと関係を結び直していきます。(そう思えましたのですが)
人間が生きる意味であり、悦びだとは言えないだろうか…、なんてことをひとり考えさせられたのでした。

仏壇に向かって「ごめんね」より「ありがとう」がいい。
 …そう思えますよね。
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家族の絆 (星光輝)
2020-02-02 06:09:28
kei san he

教養不足というか
情報遅れというか
「洗骨」という言葉も映画も知らずにいました。
ユーチューブで「洗骨」の予告編とドキュメンタリーを観ました。

棺から骨を取り出し骨を洗い直しながら
亡骸(亡き人)に感謝の言葉や想いをよせる、
そんな時間を家族、親族と共有する。
人が亡くなることの意味と
そして残された家族が洗骨を通し、
家族の絆を結びなおしながら、生きてゆく。
そんな風に感じました。

仏壇に手を合わせ「ありがとう」「おまもりください」の言葉がいいですね。
素敵な話ありがとうございます。 
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