yahooの画像より引用 水の中に新しい命を産み落とす雌蜉蝣
蜉蝣(かげろう)はその日だけの命
蝉と並んで短くはかない命を生きるかげろう(蜉蝣)
人の命の一生のはかなさをたとえて「かげろうの命」と言う。
(稲垣栄洋著『生き物の死にざま』草思社 44頁)
かげろうはトンボに似ているが
トンボのように颯爽と風を切りながら飛ぶことができない。
かげろうは、空気が揺らめく、空気に浮くような感じで空を舞う。
陽炎も空気がゆらゆらと揺らめいている
蜉蝣の揺らめきは、陽炎に似ている。
頼りなく空を舞うかげろうは、成虫になって一日で死んでしまうことから
「かげろうの命」と言われ、はかなく短い命に喩えられる。
かげろうも、はかなく短い命であっても、子孫を残すために生きる。
「その日だけの命」のかげろうに比べ、何十年も生きられる自分の命の長さに
自分は、何を遺すために生きているのであろうか
(再掲載)