老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1086;18才

2019-05-01 15:03:57 | 歌は世につれ・・・・


18才 

作詞
作曲 中島光一

18になったら
施設を出て行くと
寂しそうに笑ってた
のぞみ という名は
お母さんが付けたと
うれしそうに話してた
■のぞみちゃんは
■もういない
■もう返ってこない

おじさんに引き取られ
頑張って働くと
元気よく手を振った
施設を出ても
みんなのこと忘れんと
友だちの手を握った
■のぞみちゃんは
■もういない
■もう返ってこない

お前はアホやから
身体を売って稼げと
おじさんに言われた
口紅付けて
いつも笑えと
おじさんにぶたれた
■嫌なお客さんでも
■一緒に寝んと
■おこられる

おじさんも大人も
みんな悪い嘘つきだ
こんなこと もう嫌や
施設に帰りたい
お勉強もしたい
友だちと遊びたい
■もう おじさんの
■顔なんか二度と
■見とうない

うちはアホやったから
泣き虫やったから
死ぬしかでけへんかった
先生にエエ子と
言われたかった
みんな堪忍してや
■今度生まれてくる時は
■絶対強い子になる

18になって
施設を出て行った
のぞみちゃんは帰らない
18になって
行くところ無いなら
どうしたらええの
■18になりとうない
■このままでいたい
●18になりとうない
●どこへも行きたくない

●同名異曲: 中島光一曲 グリシン曲
新おけら歌集(04/07/10/歌集あおい空) / 楽譜:ビーさん(2004/10)

新時代 令和の始まりの日に、“18才”という曲がふさわしくない、と思うのだが、
“18才”という曲に出会ったのは、自分が20才の頃だった。
そのときは福祉を学んでいたときで、当時は養護学校(現在は特別支援学校)も少なく、
重度の障害を持った子どもたちは6才になってもランドセルを背負うことができなかった。

知的障害の軽い18才の女性が、「売られ」、絶望のなかで「18になりとうない」と死を選んだ、
本当に悲しく切なく遣る瀬無い“18才”の曲。
だれもがこの世に生れ、輝き倖せになりたい、と願うのはのぞみちゃんも同じ。

重度の障害を持った子どもたちは、「おむつをしてでも学校へ行きたい」と叫んでいた。
学校へ行けないから、当然働く場もなかった。

出だしの「18になったら 施設を出て行くと 寂しそうに笑ってた」の箇所だけ、忘れずに覚えていた。
長~いあいだ、18才の曲が気になっていて、喉に魚の骨が刺さったままのような感じでもやもやしていた。
今日、何気なく出だしの歌詞と「18才」、知的障害児のワードで検索してみたら、“18才”の彼女に出会え、
本当に嬉しく、40数年ぶりに“18才”をしんみりと聴いた。

障害者の仕事から途中で老人介護に変わった自分。
老人介護の相談や在宅支援だけでなく、障害児、障害者の相談や支援のことも考えていきたい。


雨上がりの早朝散歩のときのこと
阿武隈川上流に沿い、beagle元気と小路を歩いていたら
小さな蝸牛を発見。
濡れたアスファルトに張り付き小休止していた。
自分の小指の半分もない蝸牛も 健気に生きている。
自分は頑張って生きている、と口にすることもなく、
小さな小さな生命の蝸牛は生きていた。





1085;痒くて眠れない

2019-05-01 03:45:22 | 阿呆者
夜明け 新時代“令和” 銚子岬


新時代早々 痒くて眠れない

傷の痛さより、痒い方が我慢ならぬ
拾連休入る前の4月26日に 腹部、背部に赤い湿疹が出現
そのときはたいして痒みはなかったので
かかりつけ医に受診(皮膚科ではなく、腎泌尿器科内科だった)し、ユーメトン軟膏0.3%を処方された

平成最後の日になり、赤い湿疹は胸部、腹部、背部、腋下、上腕と拡がり痒みが増してきた。
これは“やばい”と思い、評判のよい皮膚科に電話するも連休明けの5月9日が診察日、
家にあったムヒソフト 乳液タイプのものを塗布した。
昨日の朝、入浴後に塗布し、夕方までは痒みはチョッと気になる程度であったが、
それ以降痒みが気になりだし、21時30分過ぎに寝た。

深夜1時半過ぎ 目が覚め、猛烈に痒みが襲う
禁断の手とはわかりながらも 胸部、腹部、そして背部を掻いた
掻いたときは“気持ちよいが”、掻くと痒みが余計に増してきた。
痒くないところまで痒くなってくる。

あんまり痒いので、フェイスタオルを熱いお湯で浸し絞り体を拭き
ムヒソフト乳液を塗布を痒いところに塗りまくったが・・・・
痒みはとれず。

隣りの部屋で、wifeもbeagle元気も気持ちよく寝ている。
今日か明日、評判が良くない皮膚科を探し受診しなければ・・・・

痒みがあり 山形の銘酒「鷹山」飲めず
隣りでwifeは白ワインを、beagle元気は苺を味わっていた。

いま一番の悩み 痒みを除去して欲し~い
神様にお願いしても・・・・・