疲れは毒を産む

連続勤務も、残すところ1週間。
さすがに仕事に慣れているとはいえ、半月も働き通すと
来週の今頃はどうなっているのかと思うと少し怖い。

一昨日、職場の上司に久しぶりにイラっとした。
基本、職場の上司がどういった人間なのかと言うのは
私の中では把握し、納得しているものだから彼に対して怒ったりもない。
周りが彼にイライラしていても、彼はこういう人だからと自分をまるめこめる。
例えば、人がやっている3倍の量を自分に課せられても
彼も頼る所は結局ここしかないんだなと納得してやるのだ。
一昨日も「例え」と同じような事が起きたのだが、
人の3倍が5倍で、やればやるほどやらない人の分が増えていくという作業に
久しぶりに嫌気がさし、自分が疲れている事に気がつく。
プラスに上司は上司で、誠意が見えず…
自分ひとりのことならまだしも、私のチーム全体が疲れているのだから
コレは一言、言ってやらなきゃ気がすまないと思った。

しかし、イラっとしてる時に発する言葉は、言葉自体の刺が相手を傷つける。
突然、上司を傷つけるのではないかと怖くなった。
自分の発する言葉が相手を傷つけるのではないかと思うと何も口に出来ない。
そうやってだんだんと、大切な時も何も言えなくなっていくのか。
これでいいのか？コレじゃだめなのか？
大人は黙って、黙々と…人の何倍も仕事をしてこそ認められる。
されど、自分一人ではない。
一人だけの問題ではない。私が引き受けると同じように何倍もの量を
チームとして引き受けなければいけない。
仲間達を思うと結局は、汚い言葉で罵りたくなるのだ。
どっちが正しいのか。
臨機応変のバランスが大変だ。

疲れてくると、こういう頭の悪い事でバランスが取れなくなりつつある。
自分の上司が、実は割りと懐の大きい人間で（笑）
私の発する毒を、あの大きなお腹で受け止めて消化してくれるだろうが
毒ある言葉を発することが怖くなっているこのごろです。